間違いだらけのネットワーク作り(406)2005/10/29
「無線LAN端末の苦戦、PHSの善戦」

水曜日にIT関係の雑誌を編集している方お二人と会いました。 二人とも私と変わらない年齢なのですが、iPodを愛用しているのに驚きました。 音楽を聴くよりもPodCastingでニュースや英会話のコンテンツを聞いたり、フラッシュメモリ代わりにパソコンのデータを保存するなどの目的で使っているそうです。 とにかくPodCastingを面白がっていました。 うちでも息子たちはiPodを使っていますが、中年でもけっこう楽しめるのですね。 自分も買いたくなりました。 

情報化研究会大会「2010年のネットワークを展望する」 は12月17日(土)の開催まで時間はまだまだあるのですが、昨日までで19名の参加が決まっています。 情報化研究会の会員でない方からもかなり申込みが来ています。 
 

「無線LAN端末の苦戦、PHSの善戦」

2003年にWIP5000が発売され、2004年11月にはN900iL、2005年6月にはM1000と、無線LAN端末が出てきました。  モバイルセントレックスがどうのこうのと一時的な盛り上がりはあったものの、ブレークするまでになっていません。 私もこれらの端末を一通り使ってはみましたが、あまり感心は出来ませんでした。  M1000はフルブラウザ搭載ということでWeb化された業務システムの端末として使えるため、企業のニーズがあるかと思ったのですが画面サイズが小さすぎて今ひとつ引きが強くありません。

もっとがっかりしたのはM1000にIPセントレックス用のSIPフォンを載せると面白いと思っていたのですが、断念せざるを得なくなったことです。 ユーザが自由にアプリを作れるのはいいのですが、ソフトフォンを作るのは困難そうです。 

一方でPHSはウィルコム1社しか残ってないのですが、善戦していますね。 定額料金と音質の良さを武器に、大手企業でIPセントレックスの端末として使われる例が増えています。 無線LANは音質でPHSに対抗するのは大変です。  そもそもPHSは時分割多重でチャネルごとに帯域がしっかり保証されていますが、無線LANはどこまでいっても統計多重。 端末同士が送信で競合するため、色々工夫をしても限界があります。 無線LAN特有の音質の不安定性も現場では問題になります。

10月20日に発表されたウィルコムのW−ZERO3はPHS音声/データ、無線LANの3つの通信機能、3.7型ASV液晶、キーボードを備えており、ビジネスマンの興味をそそる仕様です。 PHS通信機能を持つW−CIMカ−ドが着脱できる形で使えます。 

固定電話の端末がかなり前に開放されたのに対し、日本の携帯、PHS端末は携帯/PHS事業者の独占で開放されていません。 しかし、W−ZERO3はケイタイの世界での端末開放に道を作ったように思えます。 SIMカ−ドさえ入れば、端末自体はオープンな形で自由に作れるようになれば、さまざまなアイデアを持ったメーカーが多様な端末を作るようになるのではないでしょうか。 

コンシューマー向けの端末やサービスさえ考えていれば巨額な利益が得られるケイタイの世界では、企業ユーザが満足する端末は期待薄でしたがW−ZERO3はそれを変えるきっかけになるかも知れません。 

W−ZERO3なら、私は無線LANの使い方をこれまでの無線LAN端末とはまったく変えます。 いずれにしても、12月に発売されたら使い勝手を試してみたいものです。
 

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