間違いだらけのネットワーク作り(391)2005/07/16
「FOMA M1000」

神戸での講演まで、10日ほどになりました。 大阪にはしょっちゅう出張しているのですが、神戸は10数年ぶりです。 震災以後は訪問したことがありません。 主催者の兵庫ニューメディア協議会は20年ほど前から続いている県の情報振興のための団体です。 「ニューメディア」という言葉は80年代半ばに流行したものです。 今の若い世代は聞いたこともないビデオテックス(モザイクのような絵をパソコンの画面に表示したキャプテン)や、出始めのINSがもてはやされたのです。 その頃からテーマはどんどん新しくなっても、「ニューメディア」という名前だけは残ったのですね。

関西在住の研究会の方も来てくれますが、地元神戸の企業の方と会うのを楽しみにしています。 

「FOMA M1000」

1週間ほど前にドコモの新しい端末、M1000が手元に届きました。 しかし、バタバタしていたので引き出しの中に入れっぱなしで放っていました。 今週、やっと引っ張り出してさわりはじめました。 それにしても、M1000に限りませんが、600ページを超えるマニュアルというのは読む気をくじきます。 

M1000の主な特徴は@フルブラウザを搭載しており通常のHPを閲覧できる、A無線LAN、Bluetooth対応、Bタッチスクリーン(操作のしやすさ+手書き文字入力、描画)といったところでしょうか。 あまたある機能を使いこなすことは出来ませんが、とりあえずインターネットに接続できるように設定しカバンに入れました。 お客様との会話で話題にするためです。  YシャツのポケットにはFOMA901iを入れているのですが、M1000の大きさ、重さではYシャツのポケットはちょっと無理です。

さてユーザの方の反応ですが、予想より好評です。 企業での一番早い用途は業務システムの端末のようです。 オンラインシステムの多くはWebインタフェース化が進んでいるため、M1000はそのままオンライン端末として使えます。 これまでパソコンで使っていた業務システムも、M1000なら営業マンやフィールドエンジニアに手軽に持たせられるため、発注その他を現場でやらせることが出来ます。 ただし、ディスプレイはパソコンとは比べものにならないくらい小さい(2.7インチ)ですし、入力もPCのキーボードほど簡単に出来るわけではないので、本格的に使うには表示や入力方法をM1000を意識したものに改良した方がいいでしょう。

企業ネットワークへの取り込みという点では無線LANが使えるので楽です。 900iLのように音声通信に使うわけではなく、オンライン端末として使うのですから簡単です。 これにSkypeが載ると音声通信も出来てしまうのですが、その可能性はどうなのでしょう。 

これについてはスカイプ・テクノロジーズCEO二クラス・センストローム 氏のインタビュー記事がありました。 
「特にSymbian OS対応は開発の最優先事項。Symbian OSを搭載した端末であれば,ダウンロードして自由に使えるようになる。ただし,携帯電話は音声の入出力に独自のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を利用している場合もある。Skypeが動作したとしても,うまく通話できないことがあるかもしれない。」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/denwa/20050516/1/

ノキアは携帯にSkypeを載せてはいませんがPCとノキアの携帯端末をBluetoothで接続すると、その端末がPC上のSkypeの電話機として使える、というソフトは提供しているようです。 こんな使い方が出来るとSkypeの企業利用も広がるかも知れません。 

M1000で気になるのは料金体系です。 「64Kデータ通信で長時間わたる接続を行った場合や、パケット通信で画像などを多く含むホームページの閲覧などデータ量の多い通信を行うと、通信料金が高額になりますのでご注意ください。」  やはり、営業マンなどに外でどんどん使わせるには定額制がいいですね。 
 

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