間違いだらけのネットワーク作り(381)2005/05/07
「無線LAN携帯とSIPベースの構内PHS」

長いゴールデンウィークもやっと終りに近づき、来週からはふつうの生活が始まるかと思うとホッとする気もします。 それにしても日本は休暇大国になったと思うのですがどうでしょう。 新しい年度が始まったばかりの時期に10日間もの休暇を取る国というのはないんじゃないでしょうか。 GWが明けると5月も3分の1は終わっているので、7月からの夏休みのプランを考える人も多いでしょう。 9月まで分散化している夏休みが終わると正月休みが3ヶ月後にせまっている。  年中、休みのことばかり考えて過ごすことも出来そうです。

かく言う私も5月は毎年7月末に行っている研究会旅行のプランを主要メンバーと相談して決める時期です。 今年は久しぶりに松山でと考えています。 ここは正岡子規以来の俳句の町で、研究会旅行でも毎回句会を開いています。 先生を呼んでやるのですが、先生が各人の詠んだ句を誰の句か分からないように書き写し、それを回覧して各人が良いと思う句を2つなら2つ選ぶのです。 選ぶことを「取る」といいます。 自分で自分の句を取ることは出来ません。 そして各人が取った句を先生が披露し、コメントしていくのです。 多くの人から取られた句が秀句、ということになります。 句を作る人、取る人の個性が表れて面白いものです。

「無線LAN携帯とSIPベースの構内PHS」
 

昨日、某誌の記者が来てIP電話関係の取材を受けました。 取材を受けるメリットはこちらからの情報提供だけでなく、広く取材している記者から色んな情報を聞けることです。 2時間余り話したので、中身はかなり多岐にわたるのですが話題として面白かったのは無線LAN携帯の行方です。

一つは無線LAN携帯を選ばす、構内PHSを千台単位で導入する大企業が相次いでいるという話題。 PHSは私のやっているIPセントレックスでも当初から端末として使っています。 構内PHSのインタフェースは「自営標準」と呼ばれるスタンダードがあるので、そのインタフェースをSIPに変換するサーバを開発するのは難しいことではありません。 私の知っている範囲でも4社がPHS用のSIP−GWを販売しています。 無線LANと比べるとセキュリティが高いですし、置局設計もしやすい。 端末の機能が遜色なく、外出した時もPHSとして通話に使えるなら無線LAN携帯の強力なライバルになるのはもっともなことです。

二つめは無線LAN携帯の独自性の強いSIPがこのままなのか、スタンダードなものが出るのかという話題。 これはこのHPに何度も書いたように、スタンダードなものの登場を期待している、ということを言いました。 理想的なのは構内PHSのように公的な機関が標準を策定することだと思うのですが、早いのは新規に無線LAN携帯に参入する業者がオープンな戦略をとることだと思います。

三つめは2010年から始まるとされる第四世代携帯電話と無線LAN携帯の関係。  第四世代では携帯電話網自体がIP化されSIPで制御されるのですから、携帯電話とSIPの2つのモードを持った無線LAN携帯は、今のままの形態で残ることはないでしょう。 すると、無線LAN携帯の時代は長くて5、6年。 この短い期間、独自性の強いSIPを使った端末を使うのか、PHSを使うのか、新しい無線LAN端末を待つのか。 そんなところが企業にとっての選択肢になりそうです。 
 
 
 

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