間違いだらけのネットワーク作り(371)2005/02/26
「オープンさが求められるデュアルモード携帯端末/研究会onSkypeより」
 

昨日は久しぶりに大阪へ出張。 商談が終わったあと、大阪在住の二人の方と別々に会い、情報交換しました。 デュアルモード携帯端末(携帯+無線LAN)やIPセントレックスの他社の動きについて、貴重な情報が得られました。 情報というのは必ずしも東京でなきゃということではないですね。 大いに刺激になりました。

私の新著「ネットワークエンジニアの心得帳」はなかなか好調のようです。 26日時点でAmazonのコンピュータ・インターネット/ネットワークのジャンルで1位になっています。 Amazonの書評は既に3つ書かれており、雑誌の書評にも取り上げられ始めたようです。 

N+I NETWORK 4月号 SOFTBANK、P.108 「この本を読まずにネットワークを語るな」第4回、伊東礼二氏の署名書評コラム
最初のパラグラフのみ引用します。 「著者の講演を聴講した人やそのWebサイトにアクセスしたことのある人ならば、松田氏が歯に衣を着せずに本音で語る、型破りな技術者であることをご存じだろう。 本書には、そうした松田氏の魅力が随所にあふれている。」 1000字を超える書評ですが、お褒めいただいて有り難い限りです。 伊東さんとは面識がありませんが、きっとNET&COM等の講演を聞いていただいているのでしょう。

NETWORK MAGAZINE 4月号 アスキー、P.190 書庫の杜
部分的に引用します。 「エンジニアとして企画や提案をする際にも、ネットワークを設計したりトラブルに対応するときにも、技術が変革しても変わらない何かしらの「心得」が必要である。 本書は(中略)筆者が業務から得た心得を、前半はコラム(読み物)を中心に、後半は企業ネットワークの動向に触れつつより具体的に紹介している。 「目的と手段を取り違えないこと」「提案書で大事なのはコンパクトとインパクト」など名言満載の本書。 ビギナーからベテランまでお薦めできる一冊である。」
 

オープンさが求められるデュアルモード端末

デュアルモード携帯について思うのはSIPと言いつつ独自性が極めて強く、プロトコルも端末仕様もなかなか開示しないクローズドなやり方は結局、普及しないのではないかということです。 携帯端末を1社しか使っていない大企業なんてありませんし。 昔のビデオにおけるSONYのベータと松下等のVHSの戦い、最近では同じくSONYのメモリースティックと松下等のSDカードの戦い。 SONYは先行していましたが、いずれもみごとに敗れ去りました。 ユーザの利便を考えず、一人勝ちしようとクローズドな戦略を取ったばかりに大失敗をしたのです。

デュアルモード携帯端末でも、同様の図式が繰り返されるかもしれません。 先行する独自方式と後に続く方式の戦い。 後に続くところが賢明なオープン戦略を取ればマーケットでの勝敗は誰でも想像がつく結果になるでしょう。 後に続くところも賢明でないなら話は別ですが。

ユーザの利便を考えればどこの会社のデュアルモード端末だろうが、無線LANで使う時はプロトコルが同じで、携帯会社の違いを気にせずに内線端末として使える方がいいに決まっています。 無駄なシェア争いなど止めて、さっさと標準仕様を確立させて欲しいものです。

研究会onSkypeより

先週行った情報化研究会onSkypeから、面白い部分を抜粋します。 

〇開始早々のやりとり(チャット会議の雰囲気を感じてください)
[10:08:47] matsudatsの発言〇〇さんおはようございます
[10:09:15] 〇〇の発言:おはようございます。
[10:09:56] 〇〇さんの発言:おはようございます。
* 〇〇 は、グループチャットの議題を"050219_研究会"に変更しました
* matsudatsは、〇〇さんをこのグループチャットに招待しました
* matsudatsは、〇〇をこのグループチャットに招待しました
* matsudatsは、〇〇をこのグループチャットに招待しました

〇Skypeについての関心(複数の人の発言を羅列)
・Skypeの公開APIを使って何ができそうか?
・Skyopeをモバイルで簡単に使えそうか?
・多人数でのチャットはどんなものか
・Skype対応の周辺機器がどうなるか
・SkypeはPCが必須なのがデメリットになるとも感じています
・会社ではSkypeは使えませんが、いずれ浸透するのは間違いないと感じています。ただし業務で使用するには、セキュリティ(内線機能)向上などが必要と感じています。携帯の上でSkypeが動くと面白いですね。
・当社は、Skypeのセキュリティホールが発覚しない限りは、海外関係会社との内線のみで利用を許可しました。ただ、チャットはダメ。
matsudatsの発言:どうやって、チャットだけを止めるんですか
[10:29:50] 〇〇の発言:紳士協定です・・・

〇Skypeを禁止している理由
[10:32:35] matsudatsの発言:禁止する理由、どなたでも結構ですから教えてください。
・身元不明のPCと多数のセッションを作るP2P自体が信用しにくいのでは?
・いわゆる「私用」による生産性の低下?
・情報漏えいの可能性があるのでは。メールと電話はログが取れますが。
・禁止する理由の1つに、「いわゆるチャットソフトを禁止している」というのもあるのではないでしょうか?
・認証の部分でインターネットに抜けているようですが、それがまずい?
・企業でP2Pの利用は、何をやっているのかわからない点で制限したいと考える流れが多いと思います。
 [10:54:47] matsudatsの発言:Skypeをセキュリティを保って使うにはどうすればいいのでしょう? Skypeに必要な機能、企業で用意すべき仕組み?
[10:55:37] 〇〇の発言:管理者が通信先(?)を把握できればいいんでしょうかね。
[10:56:08] 〇〇の発言:SoftEtherも無償で専用FWを出しましたが、暗号化と通信内容のチェックが両立できる仕組みがあればOKだとおもいます。

*ここまでが前半1時間までの抜粋です。 後半1時間の内容は公開しません。 研究会に参加した方には全ログを配布済みです。
 

ホームページへ