間違いだらけのネットワーク作り(364)2005/01/08
「Making NET&COM Slides(1)」

新しい本が出来上がるのを待つのは何度経験しても楽しみなものです。 私の新著、「ネットワークエンジニアの心得帳」(日経BP社刊、税込予定価格2310円、A5版344ページ)の発行日が1月26日に決まりました。 1月末には書店に並び、2月にはAmazonなどネット書店でも購入できるようになると思います。 これで5冊目の出版ですが、おそらくこの本が今までで自分としては一番好きな本になるだろうと思っています。 理由は技術解説主体ではなく技術が変わっても不易なものを書いていること、そして本の見た目が従来のネットワーク技術解説本やパソコン解説本とはイメージが違うことです。 

どう違うか書いてしまうと実際に見る楽しみがなくなるので、書きません。 まだ、自分自身表紙デザインを見ていないのですが「こんなイメージにしてください」ということを編集の方にお願いし、その通りに紙の素材、その他を考えて頂きました。 書店に出たら手に取って頂けたらと思います。

「Making NET&COM Slides(1)」

NET&COMの講演「『逆転の発想』が企業ネットワークを変える−IP電話を超えて」の原稿締め切りまで1週間になりました。 言いたいことと、大まかな内容はNET&COMのHPのとおり決まっているのですが、スライドの原稿を作り始めたのは正月2日からです。 昨日までで、ちょうど半分くらいでしょうか。 私の講演は製品紹介のスライドで枚数をかせぐことは出来ず、図が多いためけっこう手間がかかります。 今週と来週で講演の予告として、スライドの並びをご紹介します。

「『逆転の発想』が企業ネットワークを変える−IP電話を超えて」スライド構成

−−−NET&COMのHPより
講師は広域イーサネットを使ったルータを一切使わない「ルータレス・ネットワーク」、東京ガス・ショックで有名になったIPセントレックスによる「PBXレス・ネットワーク」など、企業ネットワークの革新に取り組んできた。 本講演では2年間のブームが終わったIP電話について総括するとともに、この10年間の企業ネットワークの変遷と、これからのあるべき姿を展望する。
さらに、企業ネットワークを再定義し、これまでの常識を破る「逆転の発想」に基づく企業ネットワーク設計の考え方と事例を提示する。

□プロローグ−あなたの○○には何が書いてありますか?

1.企業ネットワークの動向−ニーズ、回線サービス、技術
□企業ネットワークの動向  大きく変容する企業ネットワーク
□NTT中期経営戦略について@〜B
□Skypeについて@〜A

−−1章についてのコメント
企業ネットワークの動向はキャリア・サービスの動向に大きく影響を受ける、と思っていました。 たしかに受けます。 しかし、その影響力は大きく損なわれたなとSkypeを調べれば調べるほど感じました。 Peer−to−Peerはキャリアの通信サービスを破壊しかねない増殖力を持っています。 先週の記事で触れたとおり、NTTの中期経営戦略とSkypeは好対照であり、キャリアサービスのトレンドのポイントとして比較したいと思います。

企業ユーザはNTTやSkypeがどう動こうが心配は不要です。 何故、心配不要か。 理由は講演の中で述べます。

2.IP電話を総括する−2年間のブームが終わって
□IP電話の成功と失敗
□先行大規模IPセントレックスの状況
□IPセントレックスの仕組みと機能@〜I
□IPセントレックスと「自営」IPセントレックスは全く違う@〜A
□大規模IPセントレックス・プロジェクトを通じて分かったこと@
□同上A 実績データに基づくIPセントレックスvs自営IPセントレックス コストシミュレーション
□同上B 技術的留意点、設計上の留意点
□IP電話で「ワークスタイルの変革」、「生産性の向上」は可能か? 「音声通信の変革と生産性の向上@〜C」
□IP電話の4種の神器は錬金術か
□これからのIP電話への取り組み方 「モバイルセントレックス@〜B」
□これからのIP電話への取り組み方 「ソフトフォン@〜B」
□これからのIP電話への取り組み方 「4つのポリシー」

−−2章についてのコメント
NTTの中期経営戦略を読むまでもなく、キャリア網も企業ネットワークでも、IP電話化への流れは必然であり、着実に進みます。 しかし、企業にとって本当にメリットのあるIP電話導入をするには明確なポリシーが必要です。 音声通信の変革と生産性向上の中身を見た上で、ポリシーを提示します。

以下、後半のスライドは来週紹介します。 エピローグは既に決まっています。
3.今、「企業ネットワーク」とは何か?
 ▼この10年間の企業ネットワークの大きな変化
 それぞれのフェーズの目的と適用技術、構成の変化
  ■主役の座から降りた企業ネットワーク
  ■企業ネットワークの再定義?概念モデル、機能モデル、構成モデル
4.『逆転の発想』による企業ネットワーク
 ▼三つの逆転
 ▼企業ネットワーク設計の考え方
 ▼事例

□エピローグ−ユーザにとって最も大切なこととは
 

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