間違いだらけのネットワーク作り(356) 2004/11/13
「050番号と4GPP」

情報化研究会20周年記念大会まであと1ヶ月余りですが、常連の方たちからの申込みが来ています。 京都研究会を1回欠席しただけであとは皆勤賞のYさんや毎年東京の大会に遠くから参加してくれる京都組のKさん、1年に一回冬の大会でしか顔を合わせないが来れば必ず二次会まで付き合ってくれるIさんなど、毎日申込みメールを貰う度になつかしかったり嬉しかったりしています。

毎年12月から2月にかけては恒例になっている講演が多く、来年取り組む新しいことを企画しつつ、講演内容を考えるのがここ5、6年の習慣になっています。  ノートをいつも持っていて、思いついたことや役立ちそうな情報を次々書き込んで行きます。 やはりノートとペンが最高のツールですね。 
 

「050番号と4GPP」

無線SIP端末に050番号を付与してIPセントレックスの端末として使い始めて約1ヶ月が経ちました。 既に面識がある方にも、050番号を印刷した名刺を渡して話題にしています。 興味を持って050番号に電話をかけてくれる人も多いです。 

今月からは新しい機種の無線SIP端末にも050を付与して接続試験を始めています。 RFC3261に準拠はしているのですが、やはり方言があるようで先行して使っている無線SIP端末から新端末に発信すると呼設定がうまく行くのですが、逆がNGという困ったことになっています。 まあ、何が合わないかはハッキリしているので直すのは時間だけの問題です。

それにしても思うのはSIPをビジネス用途に使う場合の仕様はTTCなりで標準を作成するなり、影響力のあるキャリアが作った仕様を開示してレファレンスが確立するといいですね。 それによってSIPサーバのベンダーも端末ベンダーも、開発がしやすくなり、ユーザーは多様なサーバや端末から選択できる可能性が高まります。

アメリカでは先日訪問したSylantro社がSIP−B(BはBusinessのB)というのを提唱していますが、アメリカと日本では電話の使い方はけっこう差があるので日本に合ったものが欲しいところです。 

話は変わります。 先週3GPP(第3世代携帯)がどうのこうのと言う人がいたので3GPPや4GPPをGoogleで調べると、何のことはない私が2月のNET&COMで話したシームレスの考え方=050番号は端末も、回線も、アプリケーションも、場所も選ばす自由に使える、というのと4GPPのコンセプトは同じなんですね。 

制度的に固定電話事業者と携帯電話事業者がどう区分されているのか、されてないのか知りませんが、4GPPになると区分は無意味になるし、既に050番号を付与した無線SIP端末はそれを先取りしています。 同じ番号をノートPCやPDA、あるいは固定IP−Phoneに付与して使っても平気で使える訳ですから。 050番号は固定電話事業者に割り当てられているのですが、回線として携帯電話網を使えばそのまま4GPPです。 

制度が技術の進化に伴ってどう変わっていくかは分かりませんが、現実は制度とかかわりなく許された枠組みの中で実質的に4GPP化が加速度的に進んで行くでしょう。 ネットワークの世界はますます楽しくなりそうです。
 

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