間違いだらけのネットワーク作り(353) 2004/10/23
「情報化研究会20周年記念大会予告」

この週末はInternetWeek2004の講演原稿締め切りを25日に控え、毎月の日経バイトの連載原稿もこの週末が期限と、2つの締め切りが重なってどうしようという状況です。 日経バイトの方はテーマとストーリーを決めたので、あとは4000字どんどん書くだけです。 InternetWeekの方は昨年のスライドをベースに半分近くを修正・追加するつもりですが、時間が間に合うかどうかです。 

そんな状況ではあるのですが、さらに情報化研究会20周年記念大会を開催することにしました。 情報化研究会は1984年に電気通信事業法の勉強を目的に当時の郵政省、現在の総務省の方や銀行の人と始めたものです。 4人で始めた会も、現在では約1000人になっています。  ここ4、5年、春は京都で冬に東京で研究会をするのがパターンになっています。

「情報化研究会20周年記念大会予告」

@日時  平成16年12月18日(土) 13時−17時
A場所  日本未来科学館
      東京都江東区青海2−41
      TEL03−3570−9151 http://www.miraikan.jst.go.jp

B講師とテーマ
13:20−14:20 基調講演  CSK代表取締役 有賀 貞一氏 テーマ「未定」
講師プロフィール:85年から研究会に参加していただいているもっとも古いメンバーの一人。 IT業界で著名な論客で、最近では基幹システムの肥大化・老朽化とIT部門で働く団塊の世代の多くが2007年に定年を迎えるのに、その後継者が育っていないという「2007年問題」という言葉を作り出して話題になりました。

平成13年10月の情報化研究会大会では「ドットコムバブル、クラッシュからの脱出」、平成15年12月の大会では「高品質、高信頼性ソフトウェアを生産性高く開発する−情報サービス業界の変革とエンジニアリング化」というテーマで講演いただいた。 

14:30−15:30 国立国際医療センター情報システム部長  秋山 昌範氏 テーマ「未定」
講師プロフィール:97年から研究会に参加。  優秀な医師であると同時に、医療情報システムの権威。 ネットワークから、オブジェクト指向のプログラム開発まで広く深く精通している。 自らコードを書くことも出来る。 2001年夏の研究会旅行で高知に行った際、同じクルマに乗って長時間秋山さんの話を聞いたが、天才というのはこんな人のことを言うのかなと初めて思った方。 今回は医療分野の人以外も対象となるテーマで講演をお願いしています。

15:40−16:40 情報化研究会主宰 松田 次博 テーマ「企業ネットワークの目指す先」(仮題)
私のプロフィールは省略します。 企業ネットワークがこれからどう変貌するのか、ユーザーとしてどんなネットワーク像を目指せばいいのか、という私も目下思案中のことを話したいと思います。 具体的話題としてIPセントレックスや無線SIP端末のこともちりばめます。 

C対象  情報化研究会会員および一般の方

D会費  情報化研究会会員 5000円、一般10000円

E申込み HPのメールアドレスまで氏名、所属、連絡先電話番号、会員・非会員の別を書いて申し込んでください。 会員の方はメーリングリストに登録されているアドレスから送信してください。 会員であることのチェックはメールアドレスで行います。

「無線SIP端末の同時通話数」

日経コミュニケーション10月15日号に無線LAN上でのIP電話端末の実験記事が載っていました。 ローミング時間と同時通話数を評価していましたが、ちょっと経験値と比較して違和感があったのが同時通話数です。 評価対象となっている機器での経験値はせいぜい、10端末程度と思っていたのですが、16とか18という結果でした。

実験の条件としてポイントとなる情報が書いてないので、そこがはっきりするといいのですが。 この実験では8通話分のトラヒックをスマートビットで発生させ、それを超える部分で実端末を使っています。 問題はスマートビットの使い方です。 送受信に使うMACアドレスが1対、つまり2つのMACアドレス間に8通話分のトラヒック負荷をかけても無線LANの本当の負荷にはなりません。 送信するMACアドレスが多くなればなるほど送信権の競合が起こり、オーバーヘッドが大きくなります。 この記事の実験ではスマートビットで8通話、16端末分のMACアドレスを使ってランダムな音声送信を発生させたのか、それとも単純に1対のMACアドレス間でトラヒックだけ8通話分負荷をかけたのかが明記されていません。

もし、1対だけで負荷をかけたのなら、同時通話数が経験値よりかなり多いことにも納得が行くのですが。 

ちなみに、実ユーザでもSIPサーバに300台以上の無線SIP端末を接続した事例が出ています。 そこでの実績値も同時通話数は10通話程度です。 同時通話数はともかく、色々な問題も出ているようで、現時点、無線SIP端末を使ったIP電話の設計やインストールのノウハウ蓄積はまだ進行中という状況です。
 
 

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