間違いだらけのネットワーク作り(325) 2004/04/10
「京都研究会模様(その1)」

4月10日土曜日、NTTコミュニケーションズ京都支店の会議室を借り、第22回情報化研究会を行いました。  東京、名古屋、新潟といった遠くからの参加者を含む27人が参加。  IPセントレックス、無線LAN+VoIP、CallManagerについて、講演と質疑をしました。 最近の企業ネットワークの話題というテーマでのディスカッションを予定していましたが、時間不足で出来ませんでした。 午後1時開始、午後4時30分終了予定だったのですが、終わったのは午後5時30分。 4時間30分の間に休憩は10分だけでしたが、質疑も活発で楽しく勉強させてもらいました。

打ち上げを午後9時すぎまで、2次会は祇園で12時30分まで。 翌日曜日は醍醐寺と平安神宮で花見をしました。 醍醐寺のしだれ桜は白、平安神宮のは紅しだれです。 白しだれは開花が早く、醍醐寺の桜はほとんど葉桜になっていました。 平安神宮の紅しだれはちょうど満開で、見事でした。 
 

「京都研究会模様(その1)」

今日のところは簡単に感想を書きます。 次回の記事で少しまとまった形にします。

CallManagerについて

・IDとパスワードがあれば本社の人が支社に行っても、そこのIP−Phoneを自分の電話として使える(Extension Mobolity)
この話を聞くと電話の移設が簡単、と勘違いしますが、代表やピックアップなどのグループ設定がある以上、電話の移設をユーザが簡単に出来る、ということはありえません。 

・「代表」(コールハンティング)と言う機能は明示的にはありません。 受付代台機能の中で定義できるがMAX32グループまでなので、大企業では使えないとのこと。 代表的に使いたい電話に話中転送を設定してサーキュラー方式の代表に組むしかない。 1番を代表のパイロットにし、1番が話中なら2番に転送、2番が話中なら3番へ、3番が話中なら1番へ転送、という具合。 私の扱っているIPセントレックスと比べると代表の機能が弱いですね。 IPセントレックスではサーキュラー、スイッチバック、ラウンドロビンという3方式からエンドユーザのニーズに合わせて選択できます。 

・意外なのはスケーラビリティ。 1クラスタ(CM10台)で最大30000IP−Phone。 3万台を超えると複数クラスタとなるが、クラスタをまたがる通話では保留音をユニキャストで流すなど使い方が複雑になるようです。 さらに、バックアップのことなど考えると3万台を超える規模ではかなり大変そうだと感じました。

・講師が構築したCMネットワークではプロセスの一部が停止することがあるため、3ヶ月に一度リブートしているとのこと。 Windowsらしいですね。

・アプリケーション連携の話は講師の作ったネットワークでは使ってないので聞けませんでした。 

無線LANについて

無線LANでスループットがどこまで出るかは興味のあるところです。 講師のIさんは細かな数式で説明してくれました。 ここには結果だけ書きます。

・802.11b−−−6.37Mbps

・802.11bVoIPスループット−−−MAX12ch(G.729。 ただし、CH間独立送信で競合するため実際はもっと減る)

・802.11a−−−30.8Mbps

・802.11g−−−31.7Mbps(すべてOFDMの場合)

VoIPのチャネル数は興味のあるところですが、ベンダーの中には同時通話7端末までOKと言っているところもあるようです。 それにしても少ないですね。
どこまでVoIPのスループットをあげられるかはワイヤレス製品のQoSやchのスケジューリング方式で大きく左右されるため、製品ごとに評価する必要があります。
 

打ち上げの席で無線SIP端末をかなりな台数で導入しようとしている人の話を聞きましたが、大変そうでした。
無線LANを知り、製品の特性を知り、的確な置局設計をする。 WirelessIP−Phoneはけっこう勉強することが多そうです。
 

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