間違いだらけのネットワーク作り(324) 2004/04/03
「京都研究会予告」

年度末、年度始めで人の転出・転入、会計の締め、などばたばたと落ち着かない1週間でした。 まだ、この雰囲気は1、2週間続くでしょう。 決算の締めもあり、キックオフと称する年度始めの方針説明会のようなものも組織階層ごとにあったりするからです。 新年度の目玉はWirelessIP−Phoneにしようと思っているのですが、さあ、どうなるか楽しみです。

さて、そのWIPを含む京都研究会まで1週間になりました。 昨年は4月12日に開催したのですが、ちょうどしだれ桜が満開でした。 今年は10日なのですがどうでしょう、花が残っているといいのですが。 

「京都研究会予告」

京都研究会のプログラムは次のとおりです。
@「IPセントレックス設計のポイントと留意点」(50分、松田)
ACallManager設計のポイントと留意点」(50分、キャリア勤務A氏)
B「無線SIP端末の可能性と課題」(50分、メーカー勤務B氏)
C最近の企業ネットワークの話題(モデレータ、松田)

IPセントレックスは私だけでなく、キャリアの方で実際に動かしている方が何人か参加します。 それぞれに現場でどんなところに苦労した(している?)のか、どう解決したのか、現場のノウハウについて情報交換できればと思っています。 CallManagerも同様です。 これは手がけたことがないので、経験豊富な方に教えていただけるのを楽しみにしています。 そういえば今週初めて訪問したメーカーの方は本社にIP電話のために高価な給電スイッチを入れたのですが、この先どうしようかと迷ってしまいIP-Phoneはまだ導入していませんでした。 めずらしくIPネットワークと電話の両方に詳しい方で、「基本的に鳴り分けを含めて電話としての機能がちゃんとしていることが大事。」ともっともな意見を言っておられました。

WindowsベースのCallManagerに対して、Linuxベースの自営向けSIPサーバも使えそうなものが出始めました。 IPセントレックスと自営向けのSIPサーバをどう使い分けていけばいいか、というのも面白い議論のテーマだと思います。 Linuxに詳しいわけではないのですが、衛星を使ったBGM配信システムで使っているLinuxサーバは2年連続で運転してもメモリーリークなど起きず安定して稼動しています。  ストリームの配信や呼制御のような長時間運転にLinuxは適しているのかも知れません。

現在のIPセントレックスでは構内PHSを端末として使っています。 PHSのインタフェースをSIPに変換するサーバを介してIPセントレックスに接続しているのです。 それが無線SIP端末に変わると端末自体がSIPをしゃべりますし、無線LANを足回りに使うので必要な設備(サーバ)がPHSより大幅に削減できます。  無線LANの課題はセキュリティとQoSですが、無線LAN上でのVoIP特有の問題について議論したいと思います。 

「最近の企業ネットワークの話題」ではコンサルティング事務所をやっているKさんがパネラーとしてプレゼンをしてくれます。 次のようなレジュメをいただいています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.情報処理部門で起こっていること
1)システムの複雑化に伴い増大し続けるTCOの削減、
2)ブロードバンド普及によるネットワークとアプリケーション応答時間の遅延
3)アウトソーシングと ブラックボックス化
4)セキュリティとデータ漏洩への対策
5)システム運用管理の工数増大
2.対応
1) 会社全体としての能力計画(Capacity Planing)とそのシュミレーション
・コンピューター処理能力(CPU速度、メモリー容量、ディスクのアクセス速度、OS オーバーヘッド )
・ネットワーク処理能力(転送能力:帯域、プロトコール、中継装置(ルータ、スイッチ):処理速度( スループット)、バッファ・サイズ)
・プロセスの特性(リソースの独占と競合)リソース;CPU,メモリー、ディスクI/O,ネットワークI/O
・アプリケーションによるシステム負荷(クライアントのアクセス頻度、プロセス実行頻度)
3.その他
・世界全体としてのインターネット網の能力不足(最近、施設や増設ないので)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Kさんはネットワークだけでなく、システムも手がけているので話題が広くていいですね。 どんな話が聞けるか楽しみです。
 

ホームページへ