間違いだらけのネットワーク作り(323) 2004/03/27
「テレビに050」

今週も火曜日に電子情報通信学会でのパネルへの参加、水、木は出張とあわただしく過ごしました。 残念だったのはニュースステーションの最終回を見られなかったこと。 送別会があり帰宅が遅かったためです。 0時過ぎに帰宅したのですが、日経バイトのコラム「間違いだらけのネットワーク作り」の原稿締め切りが迫っていたので4000字の原稿を書き、編集部に送信してから寝ました。 書くテーマさえ決まっていれば時間はさほどかからないものです。 今回のテーマは「逆転」の時代、としました。 プロローグとエピローグでは2月の終りに研究会の仲間8人で行った城崎、竹野町への旅行「カニカニ大作戦」のことが書いてあります。 「逆転」の時代の内容もけっこう、面白いと思います。 3つの逆転(余計なのを入れると4つ)について書いています。 

4月10日の京都研究会は現時点で15人が参加予定です。 あと2週間で例年なみの30人になるかどうかですが、人数が少ないのも話やすいし、後の懇親会もまとまりが良くなるので、それはそれでいいと思っています。 15人の名簿は会員ページに掲載しますので、申し込んだ方は受付を確認してください。 15人の中で、誰がCallManerや無線LANの講師をするのか、推測するのも面白いかも知れません。 
 

「テレビに050」

電子情報通信学会のパネルではたったの20分しか持ち時間がなかったのですが、オーバーランして30分ほど話しました。 学会の雰囲気というのを初めて知りましたが、皆さん「ここで話すことは名誉です」といった感じの挨拶から始まり、真面目な話ぶりでした。 私の話は開口一番、「今日は大変場違いな所へ来ています。 場違いな理由は技術や製品を開発する皆さんと、ユーザーである私の立場は180度違うからです。 もう一つは皆さんは理系、私は純粋な文系人間だというのが場違いな理由です。」 というと、かなり年を取られた方たちがドキッとした顔や、ムッとした顔になるのがよく分かりました。 他のパネラーはスクリーンに写したパワーポイントのスライドの方ばかり見ている人が多かったですが、私は終始聞いている人たちの表情を見ながら話ました。 このあたりも、ネットワーク研究者や技術者とネットワーク話術者の違いかも知れません。 良きにつけ、悪しきにつけ異質な私の話が皆さんを刺激したことは間違いないと思います。

さて、その中でポイントとして話したのが「050」革命。 企業が代表番号やダイヤルインで使っている0AB−J番号(固定電話用番号)は、私のやっているIPセントレックスでは「番号ポータビリティ」でIP電話に持っていくのが原則です。 しかし、これからの携帯と無線LANで使えるデュアルモードの端末やノートPC、あるいはテレビには「050」番号を付与して使うべきです。 下図にあるように、050は固定電話番号のように位置が変わってはいけない、とか、通話品質がクラスAでなければならない、といった制約がないからです。 

端末やアプリケーションも選ばず、さまざまな用途で使うことができます。 そこでこれを「050」革命と呼んでいます。 NET&COM2004以来、ことあるごとに講演や個々のお客様とのミーティングで説明しています。 中でもテレビに050を付与すれば、簡単におじいちゃん宅のテレビと孫の家のテレビでテレビ電話が出来ます、と言ってきました。 これはかなり早い時期に実現されそうです。

IP電話用の制約の少ない電気通信番号を規定しているのは世界中で日本だけです。 なので、私は「050番号は総務省の偉大な発明」だと言っています。 この柔軟性を生かした使い方をどんどん提案したいと思っています。

話は変わります。 先週行ったセミナーのアンケートを見ました。 コメントまで書いている方はごく少ないのですが、「IP電話について間違えるところだった。 助かった。」というコメントを書いた方がいました。 「IP電話の目的は通話コストの削減ではなく、PBXや高いルータ、高価なIP−Phoneといった不要な設備をなくし、設備コストを削減することだ」ということを理解して頂けたということだと思います。 


 
 

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