間違いだらけのネットワーク作り(295) 2003/09/06
「IP電話裏話」

今週は久しぶりで関西へ出張。 木曜日の夜、情報化研究会京都組の3人と会いました。 場所は私の夏の定番、出雲屋。 四条大橋西詰の先斗町(ぽんとちょう)入り口にある店です。 鴨川に川床と呼ばれる縁台を張り出しており、オープンエアーで食事が出来ます。 ここがいいのは四条大橋や南座のにぎわいのある風景と、暗い川面の静かな風景の両方が楽しめること。 予約をしていませんでしたが、角のいい席が空いていました。 午後7時をすぎ、涼しい川風が吹いていい息抜きが出来ました。 ちなみに川床は9月28日の日曜日まで営業するとのこと。 機会があれば行ってみてください。 値段も高くありません。

IP電話裏話

今日の話題は川床で出た話の一部です。 3人ともNTTグループの人なんですが、本当にIP電話というか、IPセントレックスを頑張って売ろうとしていますね。 PBXがあることを前提としたIPセントレックスを売っているAさん。 近々にNTインタフェースを持ったゲートウェイを某社が出すとのこと。 NTというのはNetworkSideの略だそうです。 それがどんな効果があるのか私にはピンと来ませんでしたが、あとの2人はしきりにへーという感じで感心していました。 そもそもPBXを残すことを前提にしたIPセントレックスなんて、セントレックスとは呼べないと思っている私には興味もありません。 ゲートウェイの分だけ設備コストが高くなり、もともとマイラインのダンピングで通話料は安いので経済効果が出ません。 これは以前触れた日経コミュニケーションの記事にある大手建設会社がIPセントレックスの採用を見送った理由です。 ただ、Aさんの扱っているIPセントレックスにはゲートウェイ経由の内線の収容の仕方で「これはいいな」と思える機能がありました。 さっそく、マネをしなくては。

2つめは音質評価の話題。 レベルを高くした方が評価が高くなる、というそれだけのことなのですが、これは悪用の恐れがあります。 ユーザの評価を高くしたい装置はレベルを高く設定し、評価を低くしたい機器は低く設定すると評価をコントロールできるからです。 そんな裏技があるのか、と感心。 製品の評価をコントロールするのは悪用ですがIP電話のインストールをする際にできるだけいい音質にするにはレベルを高くしたほうがいい、というのは良いセオリーになるかも知れません。 ただ、「レベルを高くする(ボリュームを大きくする)と音質が良く聞こえる」というのは「雑音やエコーがなければ」というただし書きがつきます。 これまでVoIPの世界ではノイズやエコーがありがちでした。 そのためレベルは低めにしてノイズやエコーが目立たなくするのがセオリーでした。 現在でもそういう設定をした方がいい、IPセントレックス・サービスやIP電話サービスはあるでしょう。 しかし、基本的に雑音やエコーがほとんどないIP電話なら、レベルを高めにすることでよりいい音質に聞こえるということです。 私が手がけているIP電話では「高め」設定がいい、と確信しました。

他にも面白い話題がいくつもありました。 某大手企業が導入しようとしているIPセントレックスの実態は単にVoIPサ−バを社内に設置するだけだ、とか。 まあ、「IP電話」とか、「IPセントレックス」とか、名前は同じでも中身がまったく違うものがいくつも存在しているのが現状です。 ユーザの方には「名前が同じだから内容も同じだろう」と大きな間違いをしないでいただきたいものです。


 

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