間違いだらけのネットワーク作り(285) 2003/06/21
「0AB−J番号で動き始めるIPセントレックス」(INTEROPプレゼン中止)

今週は設計中のネットワークの進捗会議で3週間ぶりに博多へ行きました。 このお客様は東京と博多に本社があるのですが、情報システム部門が博多にあるため設計はこちらが中心になります。 毎回思うのですが、このお客様の情報システム部門の方はしっかり仕切りが出来るというのか、プロジェクト管理ができるというのか、ネットワークとシステムと両方のベンダーの間をうまく取り持ちつつ、進捗会議をてきぱきと進めてくれます。 安心感があるし、こちらの負担が少なく、感謝しています。 私はこちらのメンバーのやっていることを注意しておけばいいのです。 季節はずれの大型台風接近で帰りの飛行機が飛ばないんじゃないかと心配しましたが、大丈夫でした。
 

「0AB−J番号で動き始めるIPセントレックス」(INTEROPプレゼン中止)

先週の記事でも触れましたが、下記のテーマ、日時でプレゼンを行う予定でしたが、非技術的理由により中止になりました。
聞く予定でいた方には申し訳ありません。 アウトソーシング2003(HPにリンクあり)でより時間を割いて話します。

テーマ:「企業向けIP電話の革新が始まる:0AB−J番号で動き始めるIPセントレックス」(中止)
日時:7月2日午後2時−2時30分
場所:INTEROP2003 幕張メッセ Hall5 フュージョン・コミュニケーションズのブース
 

昨年春から検討を始め、安いIP−Phoneを作ってもらったり、安価な広域イーサネット・サービスを探したり、IPセントレックスに盛り込むPBX機能を検討したりと、1年余り複数のパートナーと提携して進めてきたことがやっと結実しました。

私の近著「企業ネットワークの設計・構築技法−広域イーサネット/IP電話の高度利用」P.450から451にかけて、「IPセントレックスは、企業がIPセントレックス導入以前から使っている電話番号を変更せずに使うのが原則である。(中略)この同番号移行は番号ポータビリティという仕組みで実現される。」

と書いてあります。 これを実現するには技術的な機能を満たすだけでなく、総務省が定めた制度的条件を満たす必要があります。 某社のコンピュータ専門誌では憶測で面白おかしく同番号移行が出来ないなどと書かれていました。 我々のプロジェクト関係者の努力が実り、事実でこの記事を否定できることに大きな喜びを感じます。 言い訳や議論より、事実が大切です。

とはいうものの、INTEROPという場で難しい制度の話をするつもりはなく(というより私には難しくて出来ません)、事実として可能になったことを多くのユーザの方々に知ってもらい、オープンで、ベンダーやキャリアに縛られないIPセントレックスの普及にはずみがつけばと思っています。

この記事を読んでいる方のほとんどに解説は必要ないと思いますが、0AB−J(ゼロ・エー・ビー・ジェー)番号とは03−1234−56××のような固定電話の電話番号です。 これに対して携帯電話の090やIP電話の050は0A0(ゼロ・エー・ゼロ)番号といいます。
 
 

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