間違いだらけのネットワーク作り(277) 2003/04/26
「アラカルト」(日経コミュニケーション、入会メールより)

ゴールデンウィークが始まりましたが、カレンダーどおりに出勤するので連休のありがたみはさほどありません。 さきほど日経コミュニケーション4月28日号が届きました。 なんだか、IP電話、IPセントレックスのことばかり毎号書いている、という感じですね。 IP−VPNと広域イーサネットとどちらがVoIPに適しているか、などという記事もあります。 長々書かなくても音質を良くするポイントは遅延やJitterが少ないことですから、低遅延な広域イーサネットが基本的にはおすすめです。 

面白いのはVoIP利用でチェックすべきポイントとして、@高速品目の安さ、A網側でのQoSサービスの有無、B網の管理を事業者に委託できるか、Cマルチキャストが使えるか、DIPセントレクス・サービスとの組み合わせが可能か、をあげていますが、肝心な網内遅延の少なさが入ってない。 IP−VPNと広域イーサネットの網内遅延の比較値でも入っていればいいのですが。

Cのマルチキャストなんて、保留音をサーバから流す、などという特殊な仕様のIP-Phoneを使わなければ関係ないこと。 それともこの記事はデフォルトがこのIP−Phoneなのでしょうか? 網の管理などキャリアに任せなくても、アウトソースできるSIerは世に多い。 通信業者に身をまかせて回線もIPセントレックス・サービスも、端末もがちがちに縛られるなどユーザにとって愚の骨頂です。 繰り返し、巻き返し書きますが、「オープン」で「コンポーネント化」されていることがユーザが常に主導権を持つためのポイントです。

「アラカルト」(日経コミュニケーション、入会メールより)

さて、情報化研究会の会員は1000人を突破し、今も毎週のように入会申込みが来ます。 このメールの中に面白いのが時々あるのです。 今週は金曜日に4人から入会メールが届きました。 1日4人というのはめずらしいことです。 しかも、そのうち3人がかなり長いメールを書いてありました。 一部を引用させていただきます。

Aさん(大手電機メーカー勤務)
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私自身は、WAN(TDM、FR、ATM、IPルータ)、LANなどの構築を長年やっていまし
た。最近はセンターLANをメインにし、ファイアウォール、負荷分散装置やサーバ
OS周りまで含めた、広い意味でのネットワーク(およびセキュリティ)を守備範
囲としています。

ネットワーク、サーバトータルで信頼性やセキュリティを保つというのは、なか
なか面白いものです。また仕事柄、お客様のインターネットビジネスに触れるこ
とができ、やりがいもあります。範囲が広いので、「文学的」な理解で通してい
る部分も多いのですが。

ITPROで松田様が毎月言われている金言がとても気に入っており、それが入会の
動機です。

前著「フレームリレー/セルリレーによる企業ネットワークの新構築技法」に続
き、「企業ネットワークの設計・構築技法−広域イーサネット/IP電話の高度
利用」 も購入させていただきました。後者はまだ読み始めたばかりです。
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*ITPROの「間違いだらけのネットワーク作り」を読んで入会する方もけっこういます。
次のBさんもそうですね。 
*高価な新著まで購読していただき、うれしい限りです。
 

Bさん(大手電機メーカー勤務)
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入社以来、ATM関連のLSI, ハード、ファーム開発に携わってま
いりましたが、ここ3−4年はずっとIP関連の開発をしております。

研究会ホームページは毎週見ておりましたが、
「勝利の黄金比=論理30%:非論理70%」という記事が深く
印象に残っており、入会を考えるきっかけになりました。
私の好きだったATMは、この非論理に負けたところが多いような
気がしております。

現場の開発センスだけでなく、営業的かつ文学的なセンス
(含、非論理のセンス)をもっと磨かねばと思い、入会を決意しました。
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*ATMは負けたのでしょうか? たしかにユーザの眼に触れるところからは消えてしまいましたが、
ADSLやメガデータネッツはATMが支えています。 縁の下の力もち、というところでしょうか。

*ユーザインタフェースとしてATMがIPやEthernetに負けたのは非論理ではなく、論理だと思います。
営業では非論理の世界が70%ですが、技術が生き残るかどうかはユーザにとっての「実利」という
論理の世界で決まることだと思います。

*私もATMを一生懸命やったのですが、使いやすさや安さという面でIPやEthernetにおよばなかったですね。

Cさん(大手電機メーカー勤務)
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この会を知ったきっかけ

あるお客様に、数年先を見据えた情報システム(ネットワーク含めて)を提案
して欲しいと言われ、色々と考えているところです。
その中で、拠点間を結ぶネットワークとして、広域イーサネットを提案しようか
と思い、検索エンジンで「広域イーサネット IP電話」と検索したところ、
情報化研究会のホームページに行き着きました。

内容を見ると、私が行っている業務に、非常に参考になるところ(考え方、ノウ
ハウなど)が多く、是非入会したいと思った次第です。
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*考え方≒Opinionを役立ててくれる方が増えれば、そのOpinionが広がり、私も仕事がしやすくなります。
*検索エンジンと言えば、GoogleでIPセントレックスを検索するとこのホームページや私の新著がヒットします。
IPセントレックスの盛り上がりにも少しは貢献しているようです。
 
 

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