間違いだらけのネットワーク作り(275) 2003/04/12
「工業製品か、芸術か?」

今はまだ4月11日なのですが、12日付けの記事を書いています。 明日、12日は京都研究会、9時ののぞみで京都に向かうので前日に書いておこうということです。
今年の京都研究会は最終的に30人が参加することになりました。 東京から11人、名古屋から1人、とおく福岡から1人。 あとは関西の方です。 あいかわらず東京からの参加が多いですね。 

勉強もしますが、とにかくノンビリ京都の春を楽しみたいと思います。 ちょっとぜいたくをして往復ともグリーンにしました。 のぞみに乗車した瞬間からリラックス・モードに入ろうということです。 ゆったりと本でも読みながら行こうと思います。 本は久しぶりの椎名誠。 この2、3年はあの軽薄体の文章に飽きてしまい、「いつまで同じようなことやって、小学生の日記みたいなこと書いてるんだ」と読んでいませんでした。 ところが最近出た私小説集「帰っていく所」は、やはり日記的文章なのですが年相応の文体で、あの椎名誠が不眠症や鬱に悩む話など書いているのです。 ヘえー椎名誠もふつうの人間だったんだ、と妙に共感を覚えて買ったのです。
 

工業製品か、芸術か?

毎週、会員の方に送信しているニュース・メールが先週で400号になりました。 95年4月から送り始めてちょうど8年が経ったのです。 それに対して1号からメールを送っている、コアメンバーのCSK有賀副社長からメールをいただきました。
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有賀です。
400号ご苦労様でした。
8年ですか、ずいぶん経つのですね。
毎週書くというのは大変です。しかもその間に本を3冊でしたっけ?

この業界全体の次なるテーマは、個別の○○ではなく、
ソフトウェアなるものは何なのかを解明することだと思っています。
つまり工業製品なのか、芸術なのか、とか。
これが出来ないと次に進めないような気がしています。

今後ともよろしく。
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短いメールですが、嬉しいですね。 
ソフトウェアが工業製品なのか、芸術なのか、ですか。 哲学の領域に入ってますね。 

このことを昨夜研究会のコアメンバーと飲みながら話題に出しました。
昔から有賀さんと波長の合う、Iさんが即座に反応しました。
「芸術ならバグも許されるけど、そろそろ工業製品になってもいいんじゃないか」
ちょっと不正確な記憶かも知れませんが、有賀さんの言わんとすることはバグとは無関係な
気がします。 この席に有賀さんはいなかったので、また機会を作って話を聞いてみたい
ものです。

昨夜の話題、もう一つ。 IP電話ならではのアプリケーションって何だろう?
いきなり哲学から実学になってしまいました。

IP電話は企業にとってはコスト大幅削減が目的になりました。 オープンなIPセントレックスと安価なIP−Phoneがそれを可能にしたのです。
高価なIP−Phoneはコスト削減など目的とはできず、電話だけに使ったのではもったいないからアプリケーションものっけよう、という発想で
「IPならでは」を売りにしていました。 目的と手段の逆転です。 道具がまずあって、その使い道を考える。

今の私の宿題はコスト削減を目的としたIP電話で、IPならでは、も実現することです。
これにはIさんが、ブロードバンド・ネットワークでの実験のエピソードをもとにいいヒントをくれました。
やはり、キーワードは人間系ですね。

さあ、明日の京都研究会ではどんなヒントに出会えるか、楽しみです。
 

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