間違いだらけのネットワーク作り(271) 2003/03/15
「広域イーサネット/IP電話の高度利用」(京都研究会予告)

今クールのテレビドラマのほとんどが来週最終回になります。 このクールで一番面白かったのは火曜10時の「僕の生きる道」。 余命1年を宣告された若い高校教師(草薙剛)の物語です。 淡々と前向きで、悲壮感がないのがいい。 台本がいいのですね。 2番目は日曜夜9時の「Good Luck」。 木村拓哉のあいかわらず何をやらせてもサマになるカッコ良さもいいのですが、ここでの注目は監察室の厳しいパイロット香田役の堤真一と整備士役の柴咲コウ。 どこがいいのか書こうとすると大変なので書きません。 

最低なのは今クール、というよりこの1年を通じてNHKの「武蔵」でしょう。 テンポはおそい、スジも単純、主人公のせりふと言えば「俺は強くなりたい」と叫ぶだけ。 昨年の「利家とまつ」と比べて話の幅も深さも、テンポの良さも、配役も、すべてに劣ります。 来週あたり、巌流島の決闘をやって早く終わらせて欲しい、と思っている人が多いのではないでしょうか。

「広域イーサネット/IP電話の高度利用」(京都研究会予告)

今週はIPセントレックスのMOS(Mean Opinion Score)による音質評価が行われました。 結果は上々。 私が1月に自分で確かめたように、IP−Phoneと外部の電話、つまり、取引先やお客様との電話の音質の評価が高く安心しました。 面白いと思ったのは、女性の評価と男性の評価がすべての通話パターンで一方が他方より高かったこと。 どちらの評価が高かったと思います?

私は女性の方が音質には敏感で、辛い評価、つまり低い点数をつけると予想していました。 結果は逆でした。 すべてのパターンで女性の評価の方が高かったのです。 音質については男性の方が神経質なのでしょうか? あるいは男性は先入観にとらわれやすく、「IP電話のテストだ」という思い込みが辛い評価になっているのでしょうか? 私は後者だと思うのですがどうでしょう?

春の京都研究会を次のような内容で行います。 2000年以来、今年で4回目になります。

1.日時・場所
4月12日(土) 午後2時から5時 
場所 NTT西日本京都支店

2.プログラム
2時−3時30分 講演「広域イーサネット/IP電話の高度利用」 
           スピーカー:松田次博
テキスト「企業ネットワークの設計・構築技法−広域イーサネット/IP電話の高度利用」
松田次博箸、2003年3月24日、日経BP社刊。 書店に並ぶのは3月20日頃です。 
ローソンのルータレス・ネットワークや東京ガス・IPセントレックスが解説されています。

3時30分−5時 フリーディスカッション−最近の企業ネットワークの話題について

4.会費 2000円(懇親会費は別です)
5.対象 情報化研究会会員のみ

今回は手前味噌的ですが、私の新著のお披露目をかねています。 ちなみに新著の目次だけ紹介します。

「企業ネットワークの設計・構築技法−広域イーサネット/IP電話の高度利用」目次

1. 企業ネットワークの動向と設計ポリシーの重要性

2. 企業ネットワークのとらえ方
2.1企業ネットワークのとらえかた
2.2OSIモデルと企業ネットワークの階層的理解

3.ネットワーク基本技術
3.1TDM
3.2フレームリレー
3.3ATM

4.設計のためのTCP/IP
4.1アドレッシングとルーティング
(1)ネットワークの機能とアドレッシング/ルーティングの意味
(2)設計の大きな流れ
4.2アドレッシング
(1)IPアドレスの基本
(2)サブネットマスクとその操作
(3)適切なアドレッシングとは
4.3ルーティング
(1)ルーティングの仕組みとスタティック・ルーティング
(2)ダイナミック・ルーティング
(3)RIPv2
(4)OSPF
(5)BGP−4
(6)適切なルーティング設計とは

5.Voice over Packets
5.1VoPの概観
5.2VoPの基本構成
5.3VoPにおける音声劣化要因
5.4VoATM
5.5VoFR
5.6VoIPとH.323
5.7FAXoverPackets

6.新しいVoIP
6.1IP電話の原理
6.2MEGACO
6.3SIP
6.4IP電話サービス
6.5企業ネットワークとIP電話

7.企業ネットワークの考え方と設計のポイント

8.広域イーサネットの設計・構築技法
8.1広域イーサネットとIP−VPNのマクロな比較
8.2広域イーサネットとは
8.3広域イーサネットの料金体系の特徴
8.4広域イーサネット設計のポイント
8.5広域イーサネットを使った企業ネットワーク事例
ローソン・ルータレスネットワーク他
8.6運用管理上の留意点
8.7広域イーサネットの今後

9.IP−VPNの設計・構築技法
9.1IP−VPNの網構成と特徴
9.2IP−VPNの料金体系
9.3IP−VPN設計のポイント
9.4IP−VPNを使ったネットワーク事例

10.IPセントレックスの設計・構築技法−東京ガス・モデル
10.1IPセントレックスで出来ること
10.2IPセントレクスのネットワーク構成
10.3IPセントレックスの基本サービス
10.4IP−Phone
10.5IPセントレックスの付加サービス
10.6IPセントレックスのメリット・デメリット
10.7IPセントレックス設計のポイント
10.8東京ガス事例

赤く表示した部分が本書のハイライトです。 それにしても、昨年12月13日に東京ガスのIP電話の記事が日経新聞の一面に載り、その3ヵ月後に本にする、というのは結構、スピード感があるな、と自分では思っています。 TCP/IPの解説もネットワークの基本設計をする人を対象に書いたところが今までの本と一味違うと思います。 皆さんの反応が楽しみです。

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