間違いだらけのネットワーク作り(259) 2002/12/14
「情報化研究会報告」

昨日(12月13日)の日経新聞朝刊1面に「IP電話全面導入 東京ガス 通信費半分以下に」という記事がありました。 私が設計中のネットワークです。 ちょっとオヒレがついている感じですが。 IP−Phoneを全面導入すること、IPセントレックスを使うことが大きな特徴です。 IP電話はトレンド。 BBフォンの街頭販売を見ていると、「早くしないとイス取りゲームに負ける」という気になります。 ネットワーク業界は「イス取りゲーム」状態。 すべてのPlayerがhappyにはなれません。 より速く、より強く、やっていけるPlayerだけがイスにすわれるのではないでしょうか。 新しいことに躊躇していると、他の誰かにイスを取られてしまいます。

情報化研究会報告

12月7日(土)「IP電話で日本のネットワークを革新する」というテーマで情報化研究会大会を行いました。 120名が参加。 講師として総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課課長補佐松井 俊弘氏とNTTPC 波多 浩昭氏、そして私が講演しました。

松井課長補佐からは「IP電話の普及に向けた環境整備について」と題し、2月に公表されたIPネットワーク技術に関する研究会の報告内容を中心にIP電話の課題や今後の取り組みについて話していただきました。 感想としてはIP電話サービス事業者間の相互接続がユーザの利益優先でどんどん進むようなルールが必要ではないかと思いました。 IP電話サービスを予定しているサービスプロバイダーが6社連合だとか言っていますが、ユーザから見れば連合軍など迷惑な話で、どのプロバイダーに加入していようが自由に通話料無料で電話がかけられるのが理想です。 BBフォンのユーザが連合軍のユーザにかけるときは有料、連合軍のサービスプロイダー間では無料というのではユーザ不在の縄張り争いです。

波多さんの話は9月の研究会で話して貰った自作SIPサーバの続編。 今回はデモもありました。 タバコの箱の2倍ほどのLinuxサーバでSIPサーバを動かしています。 クライアントはMSNメッセンジャーなのですが、面白いと思ったのは最新のメッセンジャーではSIPサーバのアドレスが打ち込めなくなっているということ。 つまり、マイクロソフトのシステムへアクセスしないとメッセンジャーは使えない。 一般のSIPサーバのクライアントとして使えない、ということです。 独占の弊害ですね。 この後のバージョンでもそうだとしたら。

私の講演テーマは「IP電話で企業ネットワークを革新する」。 ネットワーク業界を面白くしているのは誰か、つまらなくしているのは誰か、といったよもやま話から入り、企業でIP電話を適用したイメージを説明しました。

来年はIP電話への動きが加速し、さらにイス取りゲームは激しくなるでしょう。 
 

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