間違いだらけのネットワーク作り(253) 2002/11/02
「VoIPover広域イーサネット」

10月の3連休が休めなかったため、久しぶりの3連休です。 ここのところ超多忙だったので、気に入った本でも読みながらリハビリしたいのですが、気に入った本がないのです。 ハリーポッターがすごい売れ行きのようですが、まったく興味がわきません。 もっとも、うちの家族5人のうち私と長男以外はこれまでのハリーを全部読んでいます。 今度の新刊も発売の日に購入。 どこがそんなに面白いのでしょう? 

今週も8人の方から入会メールが来ました。 そのうち2つを紹介します。
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IT業界の大きな動向について調査中に情報化研究会のHP見つけ、幾つかの記事読
みこれは本物だと考えるようになり、この研究会に興味もちましたので入会の申し込
みします。よろしくお願いします。
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SEとして企業のNW構築、特に音声統合案件の構築業務に携わっています。

案件みあいの断片的な知識ではなく体系だった知識を得たいと
思い、「企業内データ・音声統合網の構築技法」を購入した
ところ、この会を知りました。

書籍は今読んでいるところですが、単なる技術の解説書ではなく
松田さんのSEとしての思いも感じられて大変参考になります。
HPはまだとても全部読みきれていませんが、大変興味深い
内容ですね。
研究会を通じて、いろいろ学んでいきたいと思っています。
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VoIPover広域イーサネット

トラブルの話題が会員の方から来たので取り上げさせてもらいます。

Yさんからのメール
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研究会へ入会してしばらく広域イーサについての評価をいろいろ見ていますが
私のお客様の方でVoIP導入後、広域イーサでの障害が増えており
回線の信頼性に少し疑問を抱くようになりました

今のところ、問題となっている点ですが、128kくらいのアクセス回線に接続され
る時にルーターから吐き出された10や100Mのパケットが、キャリアから提供されるLAN-TA
を経由するとTAのバッファをあふれさせ、パケットロスを招くと言った事が起きています

この症状の改善方法として、ルーターによる帯域の絞込みを行う必要があると思うの
ですがそうなるとルーターレスなどといったシンプルなネットワークの構築は難しいのはな
いでしょうか?

ルーターをいれずにL3SWのみで構築した場合も、この症状をさらに悪化させる事に
ならないかと思うのですが同じような事例などがありましたら、ご報告お願いいたします
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*128Kのアクセス回線でトラフィックがどの程度流れているのか、そのうちTCP/IPは
どのくらいの割合で、音声のUDPはどのくらいか、といったデータが分かりませんので、
はっきりしたことは言えません。

が、おそらく上記症状の改善方法としてもっとも適切なのは128Kの回線をもっと帯域幅の広い
回線にすることでしょう。

*128Kで接続されている拠点のルータから、瞬間的に128Kを超えるトラフィックが送出されても
LAN−TAのバッファで救われるためパケットロスは発生しません。 しかし、継続して128Kを超える
トラフィックが送出されればLAN−TAのバッファがあふれてパケットロスが生じます。

*とくにフロー制御されない音声UDPの割合が大きいとパケットロスは起きやすくなります。 
データ・音声を128K回線で統合する場合、G.729で2チャネル程度が限界です。 

*広域イーサネットの128Kでデータ・音声統合をしている例はありますが、 上記のような
現象は出ていません。 それは128Kを使っているのは小規模な営業所でトラフィックの総量が
少なく、音声も2チャネルしかないからです。

*ルータによる帯域制御とか、帯域制御装置は128K拠点では使っていません。
持続的に128Kを超えるトラフィックがあったり、音声チャネル数が多いなら回線の帯域幅を
増やすしかありません。
 

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