間違いだらけのネットワーク作り(251) 2002/10/19
「Worldcomの革新的サービス」

先日の3連休は大規模な移行のリハーサルで出勤、そして今日は別の案件のレビューのため出勤、と休みのとれない日々が続いています。 さすがに今日は早めに切り上げて、気に入った本でも探しに書店に寄りたいのですがどうなることやら。

12月7日の情報化研究会大会は非常に関心が高いようで、事務局の話だと今週1週間で40人近い方から申込みが来たそうです。 このペースですと11月上旬には200名の定員に達するでしょう。 出席を希望する方は早めに申し込まれることをお勧めします。 それにしても、企画とスピーカーが良かったのかな、と自己満足しています。
 

Worldcomの革新的サービス

最近の通信関係の記事で目新しいと感じたのはワールドコムの下記の記事です。 日経BizTechから引用します。

”米WorldComが米国時間10月9日に、企業に向けた音声/データ集約型ネットワーク「WorldCom Connection」を発表した。 同サービスは、単一のネットワークを介して近距離、長距離の音声とデータ通信サービスを集約するもの。  ネットワーク管理、課金、サポートを容易にする。  また同サービスは、近距離、長距離の音声通話価格を定額化し、データ通信料金を簡略にすることにより、従来の価格モデルを破壊している。

 顧客は、アナログ電話機、デジタルPBX(構内電話交換機)など既存の機器を利用して新しいサービスのメリットを受けられる。  高価でプロプライエタリのPBXや移行、追加、変更に関わる管理サービスの必要性を排除しながら、いつでもSIP(Session Initiation Protocol)をベースとするIPソリューションに移行できる

 同製品により、通常ILECかPBXベースのサービスに関わる電話転送、通話優先権などの通話機能を直ちに利用できるようになる。 これらすべては、顧客が同社のグローバル・ネットワーク内にあるファシリティを使って管理する。

 また、音声通話サービスでは、ビジネス向けの新しい通話機能を追加している。 たとえば、同社のネットワークをベースとしたボイス・メールを通じて、顧客はいつでもどこでもさまざまな形態でボイス・メールを受信できる。  Webインタフェースを通じてMP3の添付ファイルとしてメッセージをダウンロードしたり、メッセージを電子メール・アドレスに送ることもできる。 将来的には、マウスのクリックだけでインスタント・オーディオまたはビデオ会議がセットアップできるようになる予定。

 セキュリティに関しては、他の機器製造業者と協力してSIP対応のファイヤウォールの開発を行っている。 これらのデバイスにより、セッションごとのベースで構内外で安全に音声のやり取りができるようになる。 ”

ワールドコムはとても破産申請して再建中とは思えないアグレッシブさですね。 感心します。 日本とちがって向こうの記事は図がないことが多いので、具体的イメージは見えませんがSIPをベースとした音声/データ統合サービスをする、ということですね。 日本のようにISPが個人向けの単純なIP電話サービスを提供するのでなく、法人にPBX機能やボイスメールなどの付加機能も含めて提供する、というのが気合が入っていていいですね。 日本も遠からず同じような内容のサービスが始まるでしょう。

上の記事にはSIPの特徴がよく現れていると言えないでしょうか? 破産した会社でもSIPを使えばサービス開発は大きな投資をせずに出来る。 ただし、これまでのFWでは駄目で、SIP対応のファイアウォールによりセッション単位のセキュリティ管理が必要。
 

私も12月7日の研究会に向けて、もうちょっと深くSIPを勉強しなくては、と思っています。
 
 

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