間違いだらけのネットワーク作り(232) 2002/06/08
「VoIPの品質評価」
 

6月4日の日本とベルギーの試合、終業の5時30分になるや退社し、6時10分には自宅について観戦しました。 パスミスは多かったですが、面白い試合でした。 審判がフェアなら稲本の2本目のゴールで日本の勝ちだったと思いますが、まあ、仕方ないか、というところです。 先取点を取られてもすぐ取り返し一時は逆転するという、以前の日本代表では考えられない強さ。 得点を生んだのがトルシエが作ってきた「組織プレー」でなく、ズバッと切り込む個人技だったことが痛快でした。 
 

VoIPの品質評価

今週はVoIPの品質にかかわる記事2つが眼にとまりました。 一つはCIAJ(情報通信ネットワーク産業協会:Communications and Information network Association of Japan)が行ったVoIP機器品質調査結果。

http://www.ciaj.or.jp/ciaj/pressrelease/0529voip.htm

結論部分を部分的に引用すると

”現行の技術においては、軽度のネットワーク負荷で同一VoIP機器相互ならば、携帯電話以
上の品質は確保できるが、固定電話には及ばない。
 また、今回の評価は同一機種をLANで結んだ理想的なインターネット電話状態であって、
片側、固定網となるVoIP移行期においては、固定網との接続点におけるエコー等の発生が考
えられ、品質はさらに悪くなることが予想される。”

”R値によるカテゴリー境界をITU-T勧告(G.107)に従って、MOSに変換すると総務省「IPネ
ットワーク研究会」報告書のIP電話の品質クラス分類においてクラスAはMOS>4.03、
クラスBはMOS>3.60となり、今回の結果は、携帯電話並以上であるにもかかわらず、ク
ラスBに入らない。
 この理由は、カテゴリー境界の指標となっているR値―MOSの関係が、欧米人の品質基準を
もとにしており、より品質に厳しい日本人で行われたオピニオン試験結果とは差があるため
である。”

*ビックリするような新発見はありません。 しかし、VoIPの現場感覚とくらべると少し辛めの評価かな、という気がします。
*片側固定網となるVoIP移行期は品質がさらに悪くなることが予想される、とのことですが、どうなんでしょう? BBフォンから一般電話にかけるといった使い方では。
と思っていたら、BBフォンのニュース。 これが2つめの記事です。

http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/inet/189298

*全国で1日電話が使えないトラブル。 前代未聞。 充分なテストもせずサービスを始めたのでしょう。 ネットワークというのは規模が大きくなり、トラヒックの負荷が高くなるとトラブルが起きやすくなるもの。 この先大丈夫なのでしょうか?

*総務省は通話品質が一定基準を満たしたキャリアにIP電話用の番号割り当てをするとのこと。 しかし、1日電話が使えない、というのは通話品質以前の問題。 通話品質基準だけでなく、可用性の基準も必要なのではないでしょうか。 たとえばライフラインとして使えるレベル、ビジネスに使えるレベル、使えたらラッキーなレベル。 今のIP電話はビジネスで使えるような代物とは思えません。
 
 
 

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