間違いだらけのネットワーク作り(231) 2002/06/01
「広域イーサネットでのQoS、その他」

W杯が始まりましたね。 昨夜のフランスとセネガルの試合、堪能しました。 終始フランスが押し気味でシュートやコーナーキックの回数は圧倒的にフランスが多かったのですが、少ないチャンスをものにしたセネガルの勝利。 フランスのシュートは2度もゴールポストやバーにはじかれ、運のなさも感じました。 サッカーのことはよく分かりませんが、素人目にもセネガルはヘタだなあ、とあまりに多いオフサイドと簡単にコーナーキックにしてしまうディフェンスを見ながら思いました。 が、こういうシンプルなサッカーをするセネガル、好きですね。

ふだん日本の試合しか見ていないと、セネガルのスピードと躍動感は、日本がやっているのとは別のスポーツじゃないか、と思ってしまいます。 組織プレーがどうの、戦術がどうのと言っても、所詮スポーツは筋肉と反射神経とファイティング・スピリットだと思いました。 シンプルな戦術で、個人の能力を最大限に活かす。 ビジネスでも同様のことが言えるかも知れません。 組織だ戦略だ、ということも大切でしょうが、個々の人間が弱くてはどうにもならない。 逆に厳格すきる組織や管理は力のある個人の活動を阻害するのではないでしょうか。 シンプルで自由度の高い組織や管理の方が、スピードを求められる現代にはあっていると思います。

広域イーサネットでのQoS

昨日、ネットワークの仕事をするユーザ企業やメーカーの方々と意見交換する機会がありました。 きわだって面白い情報はなかったのですが、断片的に紹介しましょう。

○広域イーサネットでのQoS
Q)広域イーサネットでVoIPをするとき、帯域制御装置は必要か?
A)トラフィック特性が条件を満たせば必要ない。 データ系がTCP/IPのみであること、アクセス回線上のVoiceが20−30%以下がその条件。
ただし、パケットロスが起るかどうかは確率の問題であり、100%パケットロスがなく音質に問題が起きないというのではない。
「上記条件を満たせば、パケットロスは起き難く実用上問題ない」ということだ。

○最近の広域イーサネットとIP−VPNの戦い 
Q)最近のネットワーク提案は広域イーサネットとIP−VPNとどちらが多いか?
A)(大手コンピュータメーカー)広域イーサネットがIP−VPNを逆転している。
A)(SI業者)コンペでは広域イーサネットを提案するベンダーが多い。
A)(SI業者)まだIP−VPNが多い。
A)(ユーザ)広域イーサネット派とIP−VPN派でまだ争っている。

○広域イーサネットでのマルチキャスト
これは先週の記事に対する、会員のSさんからの追加情報です。
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松田様

○○○ Sです。

 「間違いだらけのネットワーク作り」を、いつも楽しく読ませていただいています。
今週ご紹介されていましたメールに、私もキャリアの立場ですが、同様な失敗を経
験したことがあります。
(先のメールは、もしかしたら、うちのお客様かしら。。。その時は、急ぎVLAN設計
等を見直し対処させていただきましたが。。。適切なSEができていなかったですね。)

 今回ご指摘があった様に広域イーサネットでマルチキャストをご利用になる時は、
VLANの分割を考慮に入れる必要がありあます。特に、従量課金のサービスの場合は適切にVLANを
切らないと、とんでもない請求額となるで注意が必要です。
 また、各キャリアさんの状況は知らないのですが、ブロードキャストストーム対策
にブロードキャストに対して帯域制限をかけていることも考えられますので、その有無とマルチ
キャストに対して影響しないかをご確認されたら良いと思います。
(ブロードキャストとマルチキャストを区別しない機器・設定がありますので)
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*従量課金の広域イーサネット、なんてあるのでしょうか?

*広域イーサネットvsIP−VPNは広域イーサネットの勝ち、が明白です。 大手コンビニエンス・ストアの
ルータレスネットワークの稼動、大手都市銀行の広域イーサネット採用決定、などなど実績が物語っています。

*64Kとか、128Kといった低速回線が多いケースはIP−VPNが料金的に有利ですが、ほとんどのケースで
広域イーサネットの方が適切と言えるのではないでしょうか?

*話として面白いのは広域イーサネットでVoIPをする場合の帯域制御装置の必要性です。 広域イーサネット上の
VoIPは簡単だと私は思っていますが、手痛い失敗をした方がいらっしゃったら是非、情報をいただきたいと思います。
 
 

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