間違いだらけのネットワーク作り(227) 2002/05/04
「FTTH」

4連休の2日目。 土曜日なのでいつものごとく、PCに向かっています。 この連休、いくつか引き受けている原稿を書いているのですが、講演とちがって「書く」という作業は骨が折れます。 さっさと片付けて、明日は外出したいのですがどうなることやら。

先週、米国のアジレント本社に勤務している方(日本人)から入会のメールが来ました。 ご本人の了解をいただいたので、引用します。
”ネットワーク環境についてですが、米国ももちろん音声網のインフラをパケットネットワークに移行しようというキャリアは多いのですが、景気の下降もあり既存インフラからいかに利益を出すかという観点での投資が強いように思います。
 一方日本ではニュースやWebを見る限りごく一部のキャリアを除いてNGNネットワークのインフラ投資を考えていないところが無いほどの勢いのように見えています。 実状は違うのかもしれませんが。”

NGNはNext Generation Network。 日本人気質が表れていて面白いですね。 VoIPや広域イーサネット(米ではTLS:Transparent LAN Service)といった新技術やサービスの開発は米で先行。 しかし、それに熱くなって普及が進むのは日本。 いい面、悪い面、両面ありますが、ネットワークの仕事をする者にとってはいいことです。 特に広域イーサネットなどは米国ほど広くない日本にはピッタリのサービスです。 新しいものが好きな気質と、狭い国土が日本の通信サービスを米国より先進的にしているのではないでしょうか。

アジレントの方の専門はキャリア向けVoIPテスト機器の開発・販売とのこと。 売れ行きは日本の方が良さそうです。

「FTTH」

今朝、寝ぼけ眼で日経新聞を手にとると1面に「コンビニ1万4000店結ぶ、光ファイバー網」の記事。 ファミリーマートなど中堅コンビニ5社。 一瞬、本当かなあと頭の中に???と疑問がふくらみました。  が、それも10秒間。 何時やるか、いくら投資するか、というのを読んでいくと、今年度中に実験、来年度にも導入とのこと。 導入完了時期、投資規模はなし。 
この記事から、昨日とどいた日経コミュニケーション5月6日号の特集「FTTHに足りないもの」を思い出し、さっと眼を通しました。 最初に課題がまとめられていて、これを読んだだけで分かった気になれるのがいいですね。 課題は高料金、狭エリア、遅開通、少コンテンツの4重苦とのこと。

この記事の内容で、14000店をFTTHでカバーすることをチェックすると先ずネックになるのは提供エリア。 次に光ファイバーの引き込み。 マンションやオフィスビルに入っている店舗に光を引き込むには建物に穴を開けたり、配線をしたりするためにオーナーの承諾を取り付ける必要がありますが、これが一仕事になります。 ADSLの普及が速いのは料金の安さもありますが、既存の電話回線が使え工事が不要なことが大きいと思います。

いずれにしろ、足回りにFTTHを使ったインターネットをコンビニが使う、というアイデアは面白く、連休のぼんやりした頭にはいい刺激になりました。
さあ、記事は短めでさっさと宿題かたづけよう、ということでおわりにします。
 
 

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