間違いだらけのネットワーク作り(217) 2002/02/23
「NET&COM2002B」

新直木賞作家、山本一力さんの「あかね空」。 受賞会場に家族で自転車に乗ってでかけたことで話題になり、住んでいるところが作品の舞台でもある深川。 私の会社のすぐ近くで、永代橋、富岡八幡宮、門前仲町といったなじみのある場所が舞台になっているので本を買ってみました。 江戸時代、京都から一人深川に来た豆腐職人がそこで家庭を持ち、暮らしていく物語。 出だし4分の1あたりまではテンポよく面白く読めたのですが、だんだん暗いホームドラマ風になり、どうも途中放棄となりそうです。 これで山本一力さんの本を買うことは二度とないでしょう。 ひいきの作家がまた増えるかと、期待して読み始めたのですが残念。 今日の午後あたり、もっと面白そうな本を探しにでかけましょう。

NET&COM2002B

NET&COMのスライドは75枚。 ここでていねいに紹介すると半年はかかります。 で、きりがないので今週で最後にします。 年に数回は講演をしますので、NET&COMで聞き逃した方は別の機会に聞いていただければと思います。

広域イーサネットとIP−VPNのマクロな比較


 

広域イーサネット設計のポイント


IP−VPN設計のポイント


○マクロな比較
これは繰り返しこのページに書いたことの要約のようなもの。 実際使ってみて、これは助かると思ったのは遅延時間の少なさ。 VoFRのお客様で、「経済効果はなくていいから、内線電話の簡便な操作方法を変えたくない」という理由でVoIP over 広域イーサをやったのですが、END−END(網内遅延でなく)遅延が30から40ミリ秒しかないため、楽に実現できました。

○広域イーサ設計のポイント
サービスとしての設計の制約条件がないのは広域イーサの大きなメリットです。 しかし、100拠点を超える大規模なネットワークではVLANの分割が必要です。 ルーティング・ドメインを分割して効率化や信頼性向上を図る必要があります。 QoSは必要な帯域が確保されていれば、まず必要ありません。 優先制御や帯域制御をしなくてもVoIPが問題なく動きます。 ただし、トラヒック特性に条件がつきます。

○IP−VPN設計のポイント
サービスの制約が多いのが特徴。  2本のアクセス回線を使った負荷分散が網からユーザ方向へは不可能なこと、利用できるルーティング・プロトコルに制限があること、から大規模なネットワークはIP−VPNだけでカバーすることが困難です。 日経コミュニケーションに紹介された安田火災海上さんのネットワーク図でも重要な部分は専用線を使い、BGP4以外のルーティング・プロトコルを使っています。 現在、IP−VPNの設計では100拠点をこえるとVPNは分割することが多いのが実情です。 経路数の制約だけでなく、バックボーンはIP−VPNで使えない技術を使いたい、というのがその理由です。
 
 

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