間違いだらけのネットワーク作り(216) 2002/02/16
「NET&COM2002A」

NET&COMの講演から1週間、講演を聞いた企業数社からネットワークの検討依頼がメールで来ました。 また、講演を聞いてこの研究会に入会を申し込んでこられた方が数人。 来週水曜日は会社で、Annual Network Seminarを開催します。 今年で8回目。 今回のテーマは「イーサネット革命:企業ネットワークのブロードバンド化とコスト削減」。 すでに申込みは締め切っていますが、約200名の方が参加します。  1月29日には日経コンピュータ主催のセミナーで話したので、1月から2月にかけて3回、講演をすることになります。 こうして種をまいて、来年度のビジネスにつなげる、ということです。 ちなみにビジネス・ベースでの私の連絡先はmatsudats@nttdata.co.jpです。

仕事を離れた交流と勉強もしたいもの。 そこで3月2日(土)に今年初めての研究会をすることにしました。 テーマは「広域イーサネットの秘密をにぎるメディア・コンバータ」。 講師はメディア・コンバータを製造しているメーカーで、ハードの企画・設計を担当している方です。 もちろん、研究会の会員です。

広域イーサネットの主役はレイヤ2スイッチでも、SONETやWDMでもありません。 メディア・コンバータ(略称 メディコン)です。 メディコンがあるから回線の種類や速度がどうあれ、イーサネットしか持たないレイヤ2、3スイッチだけでWANが構築できるのです。 また、メディコンの良否で広域イーサネットのサービスの良否も左右されます。 はっきり言えば、今使われているメディコンは欠陥品に近いものだ、と私は思っています。

先日のこの記事でも取り上げたとおり、メディコンは標準化されようとしています。 これからのメディコンはどうなるのか、利用する上でどこに留意しなければならないのか、教えていただこうと思います。  ミクロな話題と思うでしょうが、どっこいネットワーク全体の設計に影響がある、ということが分かると思います。

第16回情報化研究会「広域イーサネットの秘密をにぎるメディアコンバータ」

1.日時  3月2日(土) 午後2時〜5時  5時〜6時30分 懇親パーティ

2.場所  港区赤坂1−5−11 NTT葵荘 03−3583−7655

3.スケジュール
2時〜3時30分 「メディコンの誕生、現在、そしてこれから」
講師:メディコン・メーカー設計担当の方(情報化研究会会員)

講演は1時間程度で、その後Q&Aやディスカッションをしたいと思います。

3時30分〜5時 ディスカッション「広域イーサネットサービス:キャリア各社の強みと弱み」
モデレータ:松田
もう、IP−VPNがいいか、広域イーサネットがいいか、という問いには答が出ました。 今は広域イーサネットとしてどのサービスが優れているか、が問題。 各社のサービスをどんどん批判しましょう。

4.会費  5000円(懇親会費含む)

5.対象  情報化研究会会員のみ  申込みはいつものようにメールで。

NET&COM2002A

今日は前置きが長くなったので、本文は短くすませます。 NET&COM2002講演から、企業ネットワークの動向についてのスライドを引用します。

*私はいつもネットワークのトレンドをニーズと回線サービスと技術の3つの側面で見ています。 一番大切なのはニーズ。 数年前から言いつづけて来たのは、いまさら通信料金削減のためにネットワークを再構築する企業は時代錯誤、システム革新や経営革新を目的にすべき、ということ。 しかし、ネットワーク業界のデフレのおかげでNTTデータのように設計・工事・ハード・保守・回線のすべてをレンタルでご提供できるアウトソーシングサービスではイニシャル・コスト0で、企業ネットワークのブロードバンド化を従前より安いランニング・コストで実現できます。 その典型がNET&COMの講演でもご紹介したローソン様の大規模ルータレス・ネットワークです。

*図のサーバレスは高速ネットワークを使って、サーバの台数を大幅に減らすこと。 これはJA共済連様のネットワークで2年前に実現。 ルータレスは広域イーサネット+レイヤ3スイッチでルータを一切使わないネットワークを作ること。 これはローソン様で実現。 次はストレージレス(パソコンやサーバのストレージを1ヶ所に集めてしまう)やPBXレスをやっていこうと思っています。
 

*サービスの流れではCWCの貢献が大きかったですね。 ただし、もう過去形を使いました。 これからは広域イーサネットも競争と淘汰の時代。 どのキャリアが生き残れるか分かりません。 
 
 

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