間違いだらけのネットワーク作り(214) 2002/02/02
「メディア・コンバータの標準化」

今年に入って、なぜか毎週の入会者数が増えています。 昨年は毎週4〜5人のペースだったのですが、ここのところ6〜8人のペース。 会員数は700人を超えました。 やはりNTTはじめキャリアの方やベンダーの方が多いのですが、エンドユーザの方も増えています。 なかには技術書のライターや技術出版社の編集者もおられます。 入会メールを読むとIP−VPNを調べていて、このHPを見つけた、という方が多いようです。 IP−VPNを検討するために調べていたけど、このページを読んで広域イーサネットに宗旨替えした人も多いのではないでしょうか。 「眼からウロコ」という言葉を入会メールでよく眼にします。
 

メディア・コンバータの標準化

最近入会した方で、広域イーサネットに不可欠なメディア・コンバータ(MC)が専門の方がいます。 現在広域イーサネットで使われているMCはメーカー独自仕様で、保守機能が不十分だったり、回線障害時の動きが好ましくないものが使われています。 好ましくない動きの一例がアクセス回線が切れてもMCとユーザ宅内装置間のイーサネットが落ちない、といったものです。  

このMCの標準化が進んでいるそうです。 以下、私と会員の方とのQ&Aを引用します。
 

Q) 標準とはどこが規格化していて、どんな内容なのでしょう?
情報があるホームページなど教えていただけますか?

A)標準化については現在TTCで100Mbpsの一芯タイプ
のメディコンをターゲットに作業を進めているようです。

TTCのHPを探したのですが特に発表はなく、あるユーザー技術者は標
準化が進んでいることを知っていたので、TTCへ電子メールで質問
したところ4月頃をめどに作業中との回答でした。

詳細については残念ながら情報をもらっていませんが、現在保守機能に
ついて統一された規格がなく、とりあえずサービスを始めているNCC
も多いことから、標準化を進めているのだと思われます。

その他にはご存じかもしれませんが、IEEEの作業部会でもイーサ
ネットをアクセス回線に活用するための作業部会があり、こちらでも
現在の専用線と同じような保守機能を取り込んだ規格を検討していま
す。こちらは具体的な作業完了日はつかんでいませんが、具体化はま
ださきになりそうです。

http://grouper.ieee.org/groups/802/3/efm/public/

こちらはオープンな議論が進み見ていて面白いです。
 TTCで密かに標準化が進むのとは大違いですね。

*TTCの閉鎖性は感心しませんが、IEEEより進んでいるのは日本の広域イーサネットが米国より隆盛だ、ということでしょうか?

*もともと広域イーサネットは日本より先にTLS(Transparent LAN Service)として米国で始まったものですが、今では本家を抜いてしまったようです。 

*MCの保守機能や優先制御などのQoS機能が充実すれば広域イーサネットはより使いやすくなるでしょう。 標準化は機能の充実とコストの低下を同時に満たしてくれると思います。 ただ、TTCとIEEEの標準に差異があったりすると大きな無駄になるので、TTCがIEEEの動きにどう対応するのか注目です。

*さてさて、IP−VPN vs 広域イーサネットというテーマも2000年12月から書き始めて1年余りが過ぎ、そろそろ新しい、面白いテーマに移行したいと思っています。 まあ、色んなことをやっているうちに、ポロッと出てくるでしょう。 
 

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