間違いだらけのネットワーク作り(204) 2001/11/17
「WindowsXPとSIP」

今日も、2つのネットワークの移行工事を同時にやっています。 が、先週のようにヘルプデスクにはおらず、自宅待機です。 先週、工事統制や開通後の試験方法をつぶさに現場で見てノートラブルにすべくやり方を改善したので、今日は現場にいなくていいだろう、という判断です。 今、午前10時半ですが、9時から始まった10数箇所の移行工事は1ヶ所でアプリケーション試験が終わってないだけで、あとは無事終了したとのこと。 予想どおりです。 

WindowsXPとSIP

今週、日本でもWindowsXPが発売されました。 あまり盛り上がらなかったようですね。 そのXPではWindowsMessenger(WM)をつかったテレビ会議が目玉のひとつになっているとのこと。 しかも、NetMeetingがH.323を使っていたのにたいし、XPではSIP(Session Initiation Protocol)を使っているのが目新しいところです。

SIPについては昨年「間違いだらけ」で何度か取り上げています。

2000年3月18日H.323からSIPへ

2000年5月20日H.323とSIPその2

2000年10月7日VoIPのシグナリング・プロトコル

(これらの記事を今読むと、最近の記事と比べてえらく時間をかけ、力がこもっているな、と感心してしまいます。)
H.323とSIPを比較すると下表のようになります。

SIPが軽くてIPとの相性もよく、VoIPのプロトコルの本命ではないか、というのは以前から言われていたことですが、何時、何をきっかけに、というのは予想がつきませんでした。 XPが採用したことで、普及にはずみがつくかもしれません。 

最近のベンダーのVoIPの売り方はPBXと電話機の世界をサーバとIP電話機に置き換えましょう、というのが多いようです。 ツマラン話ですね。 エンドユーザから見たら、電話の配線が不要になってLANの配線だけで済む、なんてことは何のメリットでもありません。 出来ることは今までどおり、「電話機」を使って電話をかけることですから。

そこへいくとWMを使ったテレビ電話はビデオコンファレンスへの発展も含めて、これまで出来なかったことが出来るようになるのが面白いし、使い道も出てくるような気がします。

WMをSIPで使うときのネックは従来のVoIP同様、インターネット経由で使う場合のIPアドレスの始末。 上記SDPのようにSIPのデータにはIPアドレスが含まれるが、PCの持つ企業内のプライベートアドレスが送信元アドレスとして格納されてしまうため、これを受信した側は正しくデータを返せない。
 

が、WMの仕組みを企業内(プライベートアドレス内)で使うと割り切ってしまえば、使えるのでは、と思います。 企業内のレガシーな電話機はGW経由で、IP電話機は直接、PCとSIPで通話できる、というのはどれだけ企業に実利があるかは別にして面白いと思います。 2、3年で企業のパソコンがXP主流になればVoIPも今までになかった使い方が出てくるかもしれません。
 

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