間違いだらけのネットワーク作り(186) 2001/07/07
「西欧のIP−VPN」

昨日は幕張の高度ポリテクセンター(厚生労働省の外郭団体で企業研修を行っている)で9時30分から16時30分までネットワークのレクチャーをしました。 98年以来、夏・冬の2回講師を引き受けており、今年で4年目です。 今週もバタバタと忙しく暑さのせいもあってバテ気味だったため、6時間も話して体力が持つかな? と思いつつ出かけました。 演習とか練習問題とかは設定しておらず、ひたすらレクチャーなので大変なのです。

結果は最後まで快調なしゃべりで楽しむことが出来ました。 まだまだやれるな、と終わって爽快な気分になりました。 楽しくやれたのは研修生に恵まれていたことが大きいです。 まず、最前列に紅一点の女性がすわっていたこと。 広島から来た電話が専門の人で、データには弱いとのことだったので、この人が理解した顔をしているかどうかを見つつ、講義を進めました。 そして某大手航空会社のネットワークを担当している方、SIPを使ってIP−PBXを開発している方、広域LANでネットワークを作ろうとしている方、と多彩な人がいて途中こちらから質問したり、意見を求めたりと、インタラクティブに話を進めることが出来ました。

特に航空会社の方はIP−VPNを導入予定とのことで、講義の冒頭に「まだ装置も回線も設置してないなら、今からでも遅くないから考え直したら」と半分冗談、半分本気で申し上げると教室がどっと沸いて一気にペースをつかめました。 

さて、今日は第13回情報化研究会。 土曜にしては早起きをしてこの記事を書いています。 会場の制約で60名程度しか集まれないのですが、定員オーバーになってからも申しこみが多く、「IP−VPN vs 広域LAN」への皆さんの関心の高さがうかがわれます。 今日の研究会の内容は2、3回に分けてこのページに紹介したいと思います。

西欧のIP−VPN

毎週とどくCommWebのニュース・メールにIP−VPNの記事があったので一部紹介します。 
ポイントは
*IP−VPNは日本ではMPLSベースが当たり前という感じですが、欧米ではMPLSが逆にマイナーでIPsecなどを使ったものだと思われている。
要はIP−VPNはインターネット上に作るもので、日本のようなフレームリレー・サービスに近いサービスではない。
*データ・音声統合は重視されてないし、メリットを認めていない。
*広域LANはtransparent LAN service として認知されている。
 

”Study: IP-VPN Market Shows Some Promise
By CommWeb.com
Jul 3, 2001 (7:53 AM)
URL: http://www.commweb.com/article/COM20010703S0002
The Western European market for IP virtual private network (IP-VPN) services
is set to increase seven fold in the next five years to $6.6 billion. The
success would be even greater if not for service providers paying
insufficient attention to user requirements.”

Existing and potential users of IP-VPNs say they want email, Web browsing,
remote database access, remote network access and intranets. They gave a low
priority to voice and data integration, and many stated they were not yet
convinced of the benefits.”
 

以下はCommWebのVPNとtransparent LAN serviceの定義です。 VPNの定義にMPLSという言葉が使われてないですね。

VPN

(Virtual Private Network) A private network that is configured within a
public network. For years, common carriers have built VPNs that appear as
private national or international networks to the customer, but physically
share backbone trunks with other customers. VPNs enjoy the security of a
private network via access control and encryption, while taking advantage of
the economies of scale and built-in management facilities of large public
networks. VPNs have been built over X.25, Switched 56, frame relay and ATM
technologies. Today, there is tremendous interest in VPNs over the Internet,
especially due to the constant threat of hacker attacks. The VPN adds that
extra layer of security, and a huge growth in VPN use is expected. See PPTP,
L2F, L2TP, IPsec, PVC, security and transparent LAN service.

transparent LAN service

A communications service from a local telephone company or common carrier
that links remote LANs together. It is called transparent because the
Ethernet, Token Ring or FDDI network is connected directly to the service at
both ends regardless of the technology employed by the carrier in between.
The network administrator of the LAN is not responsible for dealing with a
different protocol. See VPN.
 

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