間違いだらけのネットワーク作り(183) 2001/06/16
「次世代ネットの主役に躍り出たイーサネット(続)」

昨日は120ページにおよぶ資料でプレゼンを行い、銀座での2次会がはねるまで半日、お客様と一緒でした。 お客様の反応が良かったのと、その後の話の盛り上がりも楽しく、久しぶりに面白い一日でした。

全体の指揮は私ですがプレゼンは私一人でやったわけではなく、私を含む4人です。 前日の木曜日に資料を完成したわけですが、ネックになったのがカラー・プリント。 1200ページを手持ちのカラー・プリンタで印刷すると膨大な時間がかかります。 そこでお世話になったのがKinko’s。 A4 1枚49円ですが、速くて、印刷品質・紙の質ともに最高でした。 おすすめです。

さて、7月7日(土)午後2時より、第13回情報化研究会「IP−VPN vs 広域LAN」ラウンド3、を行います。 今回はキャリアの立場でなく、LANスイッチとルータの比較がテーマです。 したがってスピーカーはExtreme Networksの山中理恵ディレクターとリバーストーン社(名前は未定)の方にお願いしています。 会員のNさんから今度の研究会ではL2サービスをLANスイッチでやるのがいいのか、ルータのEoMPLSを使ってトラヒック・エンジニアリングができる方式がいいのか、議論してくれ、という難問をもらっています。

正直いってネットワークを文学的に理解する私には対応不可なので、出席される皆さんとの議論の中でNさんには答えを探してもらおうと思っています。 会員の方に水曜日に連絡したところ、すでに30人以上参加申し込みが来ています。 関心が高いですね。 研究会の対象は会員のみです。 場所はいつものNTT葵荘、会費はパーティ込みで4000円です。 申し込みはメールで。

今週耳に入ってきた業界裏情報として面白かったのは某大手ISPのバックボーン・ルータの大商談でJ社が勝ったというニュースです。 米国同様、日本でもJ社がシェアを伸ばしそうです。 次回の研究会、Extreme社 vs J社となれば最高だったんですが。

掲示板でまさとさんが米国の広域LANの盛り上がりを象徴するメトロ・イーサネット・フォーラムの設立を教えてくれました。
「Metro Ethernet Forum」
 

次世代ネットの主役に躍り出たイーサネット(続)

今週の記事もCHさんとまさとさんにお世話になります。 まさとさんの書き込みはデータとして貴重です。 CHさんの書き込みは上記、会員Nさんの議論と重なります。 広域LANはLANスイッチで実現するのがいいのか、トラヒック・エンジニアリングが可能(?)だというルータのMPLS上で実現するのがいいのか、両者を組み合わせるのがいいのか。 次回研究会で勉強させてもらいます。 
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Re: L2 MPLS VPN  Prev: 436 / No: 437 [返信][削除]
  投稿者:CH  01/06/15 Fri 03:13:49
> お決まりのRFC2547bisのBGP/MPLS-VPNからL2 MPLS VPNの話題までVPNを幅広く
> 取り扱っており非常に有意義なセミナーでした。

  RFC2547bisの方はMP-iBGPのpiggy backモデルですよね。
 L2 MPLS VPNって、ひょっとして overlayモデルのことですか?
 CISCOプレスから出てるMPLS/VPN本だと、overlayモデルもL3 VPNに分類して
いたように思うのですが……、JuniperはL2 VPNに分類してたかなあ。

> また、L2 MPLS VPNが普及した場合、サービス・技術的に競合するBGP/MPLS-VPN
> は廃れないのかなという気もしています。

 私が複数サイトをIPで結ぶVPNを作ろうと考えたなら、サイト間にOSPFの
peeringを、帯域から冗長構成まで自分で考えて複数張るなんてことしなくて
すみそう(ISPが代行してくれる)だと考えるので、RFC2547方式のほうが
楽できて嬉しいと思うでしょう。

 でも「ATM/FRみたいにL2の土管だけ提供してくれればいいんだ、L3のことは自
分でやるわい!」とか「ISPにうちのサイト間のルーティングを任せるなんて、信
用ならん」とか「バックアップリンクは別のISPにしなきゃ駄目でしょ」とか考え
るんなら、RFC2547は選ばないでしょうね。そのときは広域LANも選択肢にしそう
です。

> Cisco7600が当初は
> VLANはサポートしていないとはいえEoMPLSを実装(Martini DraftのL2 MPLS
> VPN)してきましたので、これからはL2 MPLS VPNを使った広域LANサービスが
> トレンドになるかも知れないと根拠もなく漠然と思っています。

 それでそのISPが、実は拠点間を(SONET/SDHより安いから)ギガビットイーサ
ネットでつないでいて、しかもジャイアントフレーム許してなくて、それでいて
トンネルの皮を一杯かぶされ、ユーザが使えるMTUのサイズが結果的に圧迫され
て……ってことになるんじゃないか?と危惧します。ちょうどフレッツADSLで
L2TPがユーザのMTUを圧迫してるように。

 NNIでEoMPLSやってもいいですが、そのトンネルのオーバーヘッドがUNIから見
えちゃうんだったら、いやですね。だいたい靴の上に靴を重ねるみたいで、気持
ち悪いです。もっと素直で枯れた技術に選択肢はないんか、と思います。

> (当然、L2 MPLS VPNを提供するにはMPLSが広くdeploymentされている必要が
> ありますが。)

 でもCISCOとJuniperは、ろくな性能出てない RSVP-TEしか眼中にないようで
すが……。某社ルータのマニュアルでは、RSVP-TEとCR-LDPで、うたってある
生成LSP数が一桁違ってたんで、びっくりしました。

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L2のMACアドレス上限  No: 434 [返信][削除]
  投稿者:まさと  01/06/13 Wed 18:34:24
>やはりL2SWを使ったL2サービスが現状はベターかな、と考えていますが、MACア
>ドレスの数の制限とかはあるのでしょうか。
>
>どなたか情報をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか。よろしくお願いします。
>

MACアドレスの上限は多分こんな感じです
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NTT東日本

・ワイドLANサービス
 回線収容  16
 契約者毎  6000

・メトロイーサ
 概ね1拠点当たり 1000

PNJC(TTNet)

・Powerd Ethernet(PENE Link)
 概ね1拠点当たり 1000
====================================

ワイドLANサービスではPDSのシステムを使用しておりその部分の仕様上
各アクセス当たり16個しかMACアドレスを使用出来ません。

メトロイーサとPNJC(TTNet)では1000ぐらいとなっていますが、1000以上
使えないかと言うとそう言う訳ではないようです。
実際にはキャリアで使用しているL2スイッチのFDBの使用頻度がどれくらいか
と言う事が問題になります。
例えば10000MACアドレスのネットワークを構築しても、FDBがフラッシュされる
までの時間内(一般的には5分!?)を見て同時に通信を行っている端末がL2スイッチ
のFDBエントリの上限を上回らなければ問題は発生しないと思われます。

CWCのサービスについてはよく分かりません。が
設備構成を考えると、メトロイーサ等と同じくスイッチのFDBの上限に依存
するものと思われます。

ワイドLAN以外は普通の使い方であれば特にMACアドレス数を気にする
必要はないと思います。
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