間違いだらけのネットワーク作り(176) 2001/04/28
「盛り上がる広域LANサ−ビス」

今日は連休初日。 好天。 こんな風にパソコンに向かっているのはいかにももったいない気もします。 部屋の窓を開け放ち、なぜか陽水のCDを聞きながらキーボードをたたいています。 気持ちのいい風が通って、少し、気が晴れる感じがします。 

今週は掲示板への書き込みが多かったですね。 SNAをLANでどう接続するか、とかTAの話とか、かなりミクロなところまで踏み込んでいました。 SNA、やめるのが一番いいと思いますが、そうは簡単にいかない事情があるのでしょう。 YAMAさんのTAに関する書き込みはVoIP同様的確ですね。 私など、ウ〜ン、とうなって終わりです。 

さて、今週の記事は広域LANについての書き込みを取り上げたいと思います。

盛り上がる広域LANサ−ビス

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e-VLANについて  Follow: 344 / No: 342 [返信][削除]
投稿者:DMNG  01/04/24 Tue 11:58:12

はじめまして。
直接的技術の話では無いのでレスがつかないかなぁーと思いますが御存知の方がいらっしゃいましたら御教授ください。

4/5のNewsでNTT-COMからLayer2での広域LAN間サービスが発表されていますがCWCの広域LANサービスより価格が爆発的に安いので気になっています。
まだ報道記事程度しかワタシは情報収集出来てないのですがCWCの広域LANサービスと今回のNTT-COMのe-VLANではどの辺が違うのでしょうか?
NTTだから安くなるって言う答えでも構いませんが網構成の違いなど相違点などお教え頂ける幸いなのです。

ワタシ的にはe-VLANと言う名称が気になるのですが…。 <要は地域NTT提供のワイドLANサービスみたいなモノなのでしょうか?>
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Re: e-VLANについて  Follow: 347 / Prev: 342 / No: 344 [返信][削除]
投稿者:まさと  01/04/24 Tue 16:00:11

CWCでは局から、客先までのアクセスを専用線やATMを用いて伸ばし、ブリッジで変換すると言う方式だと思いますがNTTの場合は変換せずに、Etherのまま、客先まで持っていってしまう様ですね。(メディア変換を行うブリッジが入らない分有利かもしれません)

網の構成はL2スイッチを使って構成され、加入者にVLANを切り売りすると言ったものであると思われます。 バックボーンでは802.1qタグの様なものを使って加入者のVLANを分離していると思われます。 この方式では4/1にTTNetも既にサービスを開始しています。

どこまでクオリティを保証されるか?(アクセス部分の速度だけ保証するか、網内も保証されるのか)サービス提供時期、範囲、値段を考慮して選択するのがいいのではないかと思います。
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Re: e-VLANについて  Prev: 344 / No: 347 [返信][削除]
投稿者:DMNG  01/04/25 Wed 09:34:03

御丁寧なレスをありがとうございました。 早速TTNetのHPみて内容を確認しました。 やはりまさとさんがおっしゃってる通り
> どこまでクオリティを保証されるか?(アクセス部分の速度
> だけ保証するか、網内も保証されるのか)サービス提供時期、
> 範囲、値段を考慮して選択するのがいいのではないかと思います。
その通りだと思いました。 特にワタシの行ってる仕事ではクオリティを重視しているので安いから飛びつくって言うのは敬遠した方がよさそうな気がしました。

ありがとうございました。
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*私はこういう大まかな話題が好きです。 広域LANが盛り上がっています。

*昨年4月に始まったNTT東西の「ワイドLANサービス」(速度10M、提供エリア東京都内の40局、神奈川、埼玉、茨城で数局)、今年3月NTT東西の「メトロイーサ」(100M/1G、東京都千代区、中央区、港区、江東区)、HOTNETの「HOTCN L2L」(10M/100M、北海道札幌、旭川、苫小牧、恵庭、小樽、江別)、4月NTTコム「e−VLAN」(1M−100M、東京、神奈川、千葉、埼玉)、TTnet「ベネリンク」(10M/100M/1G、関東全域、山梨、静岡県富士川以東の一部)、PNJ「Powered Ethernetサービス」(128k〜120M、全国)

*先行するCWCに続いて6社が追いかけている状況です。 CWCさんには情報化研究会で2回講演してもらっていますが、その度に申し上げたのは「CWCさんだけじゃなくて、他のキャリアも同様のサービスを始めた方が広域LANの認知度が上がって、結果的にCWCさんの売上も増えるでしょう」ということです。 まさにその状況が近づいて来ました。

*DMNGさんの素朴な疑問の正確な答えになるかどうか分かりませんが、広域LANは現時点で大きく2つに分類できます。 文字通りの「広域」LAN「中域」LANです。 広域はCWCとPNJのサービス、それ以外は中域です。 広域と中域ではキャリアの設備の重さが全く違います。 広域は長距離であるがゆえにDWDMをはじめとする伝送装置が主役になります。 これに対し中域は大型のLAN−SWの足に光を使ってユーザ宅まで伸ばせば終わりです。 設備コストやそのオペレーションコストが安いので中域は広域より安くできるのです。

*まさとさんのコメントの誤りを情報化研究会の方がメールで知らせてくれました。
「NTT−Cのe−VLANのことが話題になっていましたが、e−VLANのユーザ網インターフェースはATMで、RFC1483でイーサフレームをATMにカプセリングして伝送します。 したがって、ユーザ側ではATM−Ethを変換する装置(ATMブリッジなど)を設置することになります。」
まさとさんのいうEtherのままユーザ宅まで伸ばす方式はTTnetのベネリンクが採用しています。 

*まさとさんが言うようにQoSがどこまで保証されているかもコストの差になるでしょう。 CWCは帯域を保証しているのが売りですが、PNJは保証があるかどうか不明です。 PNJのいいところは802.1qによるVLANをユーザが使えるよう、網側がMTUを大きくするなどの工夫をしていること。 それが可能なLAN−SWを使っていることです。 ちなみにC社ではありません。

*MPLSと広域LANの比較をこれまで2回していますが、あらためて比較しなおす時期に来ているようです。 最近入会したAさんのコメントを紹介します。
「広域LANは単純で設備コストもオペレーションコストも安い為、MPLSよりも競争力があると考えています。 MPLSでは到底実現不可能な64byts frame WireSpeedの転送が広域LANでは既に手に入る訳ですし。」

*Aさんはキャリアの方なのでその立場からの発言ですが、ユーザの立場で見てもルーティング・プロトコルをはじめ使い方が自由かつ簡単、ルータレスで設備が安い、という大きなメリットがあります。 広域LANが日本独自のサービスとして広がっていくと面白いですね。
 
 

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