間違いだらけのネットワーク作り(152) 2000/11/04
「レガシーの扱い」

はや11月になりました。 毎週、飛ぶように時間が過ぎていく感じです。 昨日は休日出勤で設計書のレビュー。 いやですね、あわただしいのは。 昨日はせめて本でも買って帰ろうと、八重洲ブックセンターに立ち寄って帰りました。 もちろんコンピュータやネットワークの専門書を買うのが目的ではなく、買うのは1階の文芸書です。 3階のネットワーク書のコーナーは自著「企業内データ・音声統合網の構築技法」がしっかり平積みになっているのを確認しただけ。 ちなみに前著も前々著もここは置いてくれています。

中川六平という読んだことのない作者のエッセイを買い、喫茶コーナーで陽水を聞きながらゆっくり30分ほど読んでから帰りました。 陽水の声は好きですね。 気に入った何曲かをMDに録音しているのですが、ここ1、2週は陽水と玉置浩二がデュエットした「夏の終わりのハーモニー」を繰り返し聞いています。 季節はずれですが、なぜかホッとするのです。

レガシーの扱い

先週のこの記事でハンドルネーム、tawashiさんが掲示板に
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TDMリース切れとHSD回線長期割引終了のタイミングでATM
に移行するかどうかの案をだそうとおもいます。
現在TDMで石川からそれぞれ東大名にHSDでつながってい
るネットワークです。また、東大名のTDMからさらに3.4
K回線で各営業所につながっています。
TDMがATMに変わると各営業所の接続をどうしたらよいの
かわからなくなり、先にすすみません。

だれかあどばいすを・・・
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という書き込みをしていることに触れました。 詳しい情報があればもっとアドバイスできますよ、とも書きました。 翌日、tawashiさんからメールが来ました。

やはり、3.4Kの回線はレガシー、SDLCでした。 捨てられないとのこと。 本社から各拠点TDMへ合計14本。 でも、この程度なら始末をつけるのは簡単。 本社側に小型のFRAD1台、各拠点にもより小型のFRADをおいてモデムにさしているホスト、端末のケーブルをFRADにさせば終わりです。 回線は公衆フレームリレー網でOK。 CIRは実データ量に応じて契約しておいたほうがいいでしょう。

同じSDLCでもリモートCCUのように48Kとか、64Kで使っている場合はFRADで収容すると問題が生じることがありますが、9.6Kでは何の心配もありません。 ただし、同様のケースで実績のあるFRADを使うことです。 これは私の経験したことのある機種をtawashiさんにメールでお教えします。

IP系は各拠点256Kから1.5M程度に増速したいとのこと。 もし、VoIPを使うのならデジタルリーチがお勧めですね。 256Kは128KのDR2本をTAで1本にして使えば割安です。
しかし、再三このページで述べているようにVoIPは手段なので、データ・音声統合の目的である経済効果が得られないなら音声は仮想内線網を使うのが正解です。 今でも一部使っているのようですから、それを全社に広げればいいのです。

ネットワークの構成はレガシーとIP系を上記のように独立することもできますし、本社側は処理能力のあるATM/FR交換機をおいて回線の受け口をATMで統合することも可能です。 ATM/FR交換機にFRADとルータを接続するのです。 メリットとしてはルータのポート数が1本でずみ、ルータに苦手なATMの相手をさせなくてすむ。 将来の増速も容易です。 リモート側はFRAD、ルータ、別々にフレームリレー回線、またはATM回線を使います。 リモートまでATM交換機を入れたのでは過剰投資になるでしょう。

感覚的にはレガシーとIP系は独立させた方が経済的だと思います。  tawashiさん、必要とあらば機器・設計・工事の見積もりも送ります。 あらあら、いつの間にかビジネスになってきました。 しっかり、構築・保守できますよ。
 
 
 
 

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