間違いだらけのネットワーク作り(146) 2000/09/23
「技術・製品の選択」

今日は長男の高校の学園祭。 家族5人そろってぞろぞろと見物に行きました。 予想以上の人出で、家族連れも結構いました。 校門の受け付けで「いらっしゃいませ」とスーパーの店員に負けない大きな声で出迎えてくれ、入った瞬間から気持ちよくなりました。 いろんなイベントを楽しそうにしている子供たちを見ると、やはり学園祭はやってる本人たちのものだと思いましたが、こちらも雰囲気を楽しませてもらいました。

技術・製品の選択

今週の掲示板では「あい」さんの技術・製品の選択をどうすれば良いかという質問が面白かったですね。 私、NTTコミュニケーションズの塚田さん、匿名のキャリアの方、が回答を書き込みました。 あいさんは私の本を2冊も買って、読み込んでくれているとのこと。 自分の本が多少とも役に立っているというのはうれしい限りです。

さて、技術・製品選択のポイントをまとめると次のようになるでしょう。
@目的・要件を明確にする。
A候補となる技術・製品の目的・要件への適合度を客観的に評価する。
B利用実績・実験結果などで裏付けを取る。
C責任回避をしない。

この中で、一番難しいのはCでしょう。 自己責任で技術・製品を選択することを「楽しい」と感じず、「怖い」と思う人が多いのでしょう。 ツマラナイ話ですね。 今週、某国産メーカーとの雑談の中で聞いたのは、最近の銀行は何の検討もせず、ブランドでルータを指定してくるとのこと。 かつて大手銀行はメーカーと一緒になって通信機器を独自に開発したり、端末を開発したものです。 その背景には単に1ユーザとして自己の目的・要件を満たす、ということだけでなく、メーカーを育て、技術そのものの開発に貢献するという、大目的がありました。 日本のビッグ・ユーザにはそんな気概がなくなったのでしょう。 

ビッグ・ユーザが情けないことになっても、大多数をしめる普通のユーザが「いいものはいい」と客観的に評価し、上記のような技術・製品の選択を心がければネットワーク機器のマーケットもずいぶん変わるんじゃないでしょうか。 

自由で客観的な選択はしたいが、やはり責任を取るのはいやだという方、いい方法をお教えします。 ご連絡ください。 提供サイドにあるキャリアやベンダーでなく、ユーザの立場にある方に限ります。

製品選択の現場をよくあらわしているメールが情報化研究会のHさんから来ました。 部分的に引用します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
”FRADの導入ですが、年内に東南アジア−日本間の専用回線で試験的に導入予定です。  データ系のスループットが良いといわれるA社製にしました。 音質はB社が上回りますが、トラフィックがきつくなるとデータ系に難有りという巷の噂に従いました。 一方で、B社の新製品はA社を凌駕するという情報(営業?)もあります。

ベンダさんは取り扱い製品のPRばかりなので困惑しますね。 第三者の目で見た製品比較情報があるとよいのですが、日経コミュニケーションの比較も今ひとつです。
通信機器版「暮らしの手帖」でもあると助かりますが・・・

現在、各キャリアでもC社を推奨する傾向が高くなっています。 が、FRと組み合わせると音質が非常に悪化するといった事も聞いています。”
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*うわさ、というのも決して無視できない情報ですが、こころもとないですね。 ユーザ間で客観的な使用実績、トラブルや成功事例の情報を交換できると選択はより正確にできるでしょう。 

*もし、Hさんの情報が実際に使った結果なら、A社とか、B社と書かず実名にするところですが、そうできないのがウワサの限界です。 ある製品を「こんな環境で、こういう使い方をしたら、こんな現象が起こった」というファクト情報を、メールなり、掲示板でいただければホームページにどんどん取り上げたいと思います。
 
 

ホームページへ