間違いだらけのネットワーク作り(124) 2000/04/15
「京都研究会予告編」

椎名誠の本に新幹線の駅弁「日本紀行 味めぐり」というのが出ていました。 全国各地の名産品をおかずに使った弁当です。 木曜日、名古屋へ出張。 どんなもんだろう、と買ってみました。 帆立旨煮(北海道)、人参旨煮(千葉)=ニンジン一切れ、飛騨牛山椒炊き(岐阜)、小鯛笹漬(福井)、等々14県の特産品が使われていました。  味はともかく楽しめます。  1,240円。

京都研究会予告編

今、土曜日の午前6時です。 文字通り「朝めし前」でこの記事を書いています。  今日の京都研究会のテーマは「本音で語るVoIP、その他」というもの。  Voice over Packetsには遅延とそのゆらぎ、パケット・ロス、エコー、不適切なレベル設定、周辺雑音など様々な音声劣化要因があります。  これらを抑さえる仕組みがVoIPでどこまでそろってきたか、その効果がどの程度のものか、現場でVoIPをさんざんやっている方々に実状を教えていただこうと思っています。

研究会のいいところは自分の経験だけではカバーできない情報をたくさん貰えることです。  経験の範囲だけで新しいネットワークを設計しても大したことは出来ません。  明日出席する32人の中にはVoATMとVoIP両方を経験している人、VoFRをまさに展開中の人、FAX over IPの得意な人、などいろんな経験を持つ人がいます。

とくにVoIPで最大何拠点くらいのネットワークが動いているか、そこでどの程度の音質が出ているか、問題点は何か、といったことには強い関心があります。

音声の劣化要因の中でも遅延時間やそのゆらぎをどう抑制するか。  この遅延というのがQoSの議論の中で軽視されがちで、よく理解してない方も多いようです。 「QoSとは帯域幅を確保すること」と思っている方はQoSが分かってない、ということです。

東京とニューヨーク間で通信をします。  64K/sの帯域幅を確保していても、音声パケットが東京からニューヨークに転送されるとある時は200ms、ある時は300msというように遅延時間は変動します。  1秒間とか1分間という長い時間で転送情報量を時間で割って平均すれば64k/sのスループットになりますが、そのこととミリ秒単位の遅延とは別の次元の話です。

そして音声や映像の品質を左右するのは遅延です。  ATMのパラメータには速度を定義するPCR、SCRといったパラメータの他に、遅延を規定するMCTD(Muximum Cell Transfer Delay)やCDV(Cell Delay Variation)があります。  ATMではこれらのパラメータをQoSパラメータと呼んでいます。 これがないとQoSを本当に保証しているとは言えないのです。

IPの世界でもQoS「類似」の機能はたくさん開発されつつあります。 「たくさんある」が「決め手がない」というのが現状だと思うのですが、その辺をVoIPに力を入れている方に教えていただこうと楽しみにしています。

今週、NTTグループの3ヵ年計画が発表されました。 年内に光ファイバを使った10Mのアクセスサービスを家庭向けに月額1万円で試験提供する、というのが一番印象にのこりました。 それに先立って第一四半期には企業向けの10Mサービスを提供するとのこと。 いよいよ廉価なメガビット・サービスの時代が来るのですね。 これくらい速くなるとネットワークの使いかたも様変わりするでしょう。

さあ、そろそろ朝食を食べ、羽田に出かけます。 京都なら普通は新幹線ですが、期限切れの近いANAのマイレージがたまっているのです。
 
 

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