間違いだらけのネットワーク作り(110) 2000/01/08
「MRTG」

  Y2Kは結局ノー・トラブルでした。一番はやいお客様は1日午前0時からオンライン・テストを始め、午前2時にはNWはOKとの連絡がありました。元旦にテストを予定していたその他のお客様も午後2時にはほぼ完了し、おかげで自宅で「改まった」夕食をゆっくりとれました。我が家では元旦の朝食(時間は遅いですが)は年に1回だけの「改まった」食事にするのが恒例です。今年は朝は会社にいましたので夕食になりました。普段は使わないテーブルクロス、食膳、きれいな器、におせち料理を並べ、テーブル中央には根室から届いた色・形の良いカニ。思わずビデオに撮りました。そして普段と一番ちがうのは、私が一言はなしをすること。これが正直いって大勢の他人の前で講演をするよりはるかに難しいのです。年に一回だけ「改まる」のは大変です。しかし、たまに改まるのもいいなと思っています。
(根室のカニは杉山水産011・873・1155で買ってあげてください。とても熱心なところです。)

  さて、今週の記事はMRTG(Multi Router Traffic Grapher)です。12月4日の研究会でネットワーク管理のツールは何がいいか、という私の質問に複数の方が名前をあげました。これをキチンと調べて私のところでも使って見ようと思ってます。そこで、情報化研究会の会員(現在 約300名)の方にMRTGを使っていますか、という質問を出したところ6名の方が返信をくれました。その中で、自分自身でMRTGを使っている方に@〜Gの質問をし、いただいた回答を下記に掲載します。3人の回答をまとめました。

  いつもながら素人である私の質問に簡潔に答えていただき、ありがたく思います。これでMRTGはやはり試してみる価値があることが分かりましたし、入り口も分かりました。
ここから、さらに図々しいのが私の特徴なのですが2月の土曜研究会を「MRTGを使った簡単ネットワーク管理」と「ポリシー・ネットワーキング」の2つをテーマに行いたいと思います。身近な現在のテーマとこれからの新しいテーマという組み合わせです。少なくともネットワーク管理についてはどなたに頼めば話して貰えそうか、今回の回答で分かりました。

  それにしても回答いただいた方はネットワークだけでなくunixやperlの扱いも自分で出来る、というのが素晴らしいですね。特にiモードの携帯でMRTGを見るプログラムを作ってしまった方には驚きました。ひょっとしたら市場性があるかも知れません。

MRTGの基本的Q&A

@MRTGはフリーソフトと聞きましたが、どのような手続きでどこから手に入れればいいのでしょうか?
○単純にフリーソフトと認識しており、勝手につかっております。

MRTG解説
http://ee-staff.ethz.ch/~oetiker/webtools/mrtg/mrtg.html

UNIX用MRTG作動に関して必要なソフト
http://ee-staff.ethz.ch/~oetiker/webtools/mrtg/pub/mrtg-2.8.9.tar.gz
http://www.boutell.com/gd/http/gd-1.7.3.tar.gz

NT用MRTG作動に関して必要なソフト
http://ee-staff.ethz.ch/~oetiker/webtools/mrtg/pub/mrtg-2.8.9.zip
http://www.orchid.co.jp/~tamura/dennou/mrtg_nt/Perl5.00402-binist04-bc.zip

参考URL
http://www.orchid.co.jp/~tamura/dennou/mrtg_nt/

AMRTGに期待できる効果をかいつまんで具体的に言うとどうなりますか?
○SNMPを装備する通信機器のポートごとのデータの入出量が測定できます。どの曜日・時間で、どの程度利用さえているかグラフ化され視覚的に把握でき、わかりやすいと思います。

○MRTGはSNMPを使って取得したMIBデータをグラフ化したGIFファイルを生成する機能を持ちます。従ってMRTGを動かしているワークステーションでHTTPサーバ
も動かせば、そのGIFファイルをWEBブラウザで閲覧できるわけです。MIBデータを視覚化でき、日毎、月毎、年毎の3つのグラフを描きますので、グラフを見れば、動向予測、
異常発見が可能です。しかし、グラフをみればという条件付であり、異常を自律的に発見して通知する機能はありませんので、別途作りこむか、別のシステムを導入する必要があります。

○VISUALに確認できる、時系列でチェックしやすい、初心者でも分かりやすい等があります。弊社のユーザからもMRTGが一般的になってなってから、"xx:xx-yy:yyにtrafficが落ちてるけど障害なかったか?"という質問等を受けるようになりました。
 

BMRTGでどんなデータをとっていますか?
○5分ごとにデータを取得し5分、30分、2時間、1日のポートごとのデータ入出量の平均。それ以外は何がとれるのか不明。すみません。

○主にトラフィック流量です。MIBで実装されていれば何でも可能で、CPU使用率やバッテリ残量でも取得可能です。

○私のチームでは、Router/SW interfaceごとのin/out trafficを定常的にとっていて、障害チェック時には collision, discard値を個別にとることもあります。また、ユーザさんでは ping RTT値をグラフ化していらっしゃるところもあります。

C50サイト程度のルータ・ネットワークでMRTGを使うとすると、サーバはどの程度のものを用意すればいいですか?
○ハードディスクの容量もマシンパワーも特別必要とは感じません。

○50台程度であれば、1台のワークステーションで可能です。SolatrisであればUlra5、Linuxであれば、PentiumIIクラス以上で可能と思います。

DNTでもUNIXでもOKとなっていますが、OSは何をお使いですか?
○今、立ち上げたのは私物のSparcStation10です。これにRedHat Linuxをいれて使っています。
いまどきのLINUXはWebサーバーも、perlなども入っており、gdとmrtgのインストールで簡単にできました。
 今度、NTでお客さんのところに設定してこようと思っているところです。NTについては、WebサーバーであるIISをインストールしておく必要があります。
他に、perlもインストールする必要があります。
 どちらもそれほど難しいと思うところはありませんでした。もっともUNIXではコンパイルできること、Crontabの使い方がわかること、WindowsNTはバイナリなので特に心配はないと思いますが、強いて言えばIISにつ いて少し知っていれば大丈夫です。

E対象とするルータはSNMPさえサポートしていればOKですか?
○OKです。スイッチなどでも使えると思います。

○そのとおりです。トラフィック流量であればMIB−2で十分ですので、どんなルータでも可能です。

Fインストールや利用をルータの経験がある人が覚えるのは容易ですか?
○簡単です。

○スキルとしては、UNIX(新しいソフトをダウンロードしてきてMake、インストールするスキル)、および若干のPERLのスキルが必要です。ルータのコマンドを必ずしも知っている必要はありません。

○インストールはapatch/perlをINSTALLしたことがあれば、簡単です。ping RTT等、snmp以外の監視カスタマイズはperlの経験が多少必要です。利用は、WEBで見るだけですので誰でもOKです。
 

G勉強するには何を使うのがいいですか?
○私はUNIXでの勉強をお勧めします。windows98でも使えるという話を聞いたことがありますけども。

○MRTGであれば、GooやInfoseekでMRTGを検索すれば、インストール体験記などが出てきますので、とりあえず動かすにはこれで十分だと思います。しかし、SNMP/MIBの知識はもっていたほうがよいと思います。MRTGをインストールされたあとは、私の作ったプログラムをインストールされると、MRTGのデータをi-mode端末から見ることもできるようになります。
 

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