石垣島〜竹富島〜小浜島5日間の旅(2009年5月9日〜5月13日)・三日目
    

                                       

            

 5月11日(月)

 今日も気持ちよく目が覚める。
今日も竹富島へ行くのだが、泊まりも竹富島だ。
今日の朝食も昨日とあまり変わらない内容だが、もずく、アーサ、沖縄の魚など地のものを使ったおかずが多くて楽しめる。
旅行中の朝ごはんはいくらでも食べられる。もちろんご飯はおかわりをする。


※ホテルピースランド石垣島の朝ごはん。


 竹富島までは15分足らずで着いてしまうので急ぐことはない。
例によって食後はホテル設置のパソコンでネットをしたりテレビを見たりしてゆったりと過ごす。
毎日こんなゆったりした生活ができればいいのだが。
 石垣離島ターミナルは大きく変わり、まるで空港のような感じさえする。数年ぶりに石垣島を訪問してこれが一番驚いた。
昔は離島ターミナルというよりも「桟橋」といった感じでさびれた雰囲気だったのだが。
10時、八重山観光の高速船で竹富島へ渡る。
竹富島の港へ着くと今日宿泊予定の高那旅館の方がく車で迎えに来てくださっていた。
港から旅館までは歩いても1キロ程度なのだが荷物があるので助かる。
  
※昔はこんなきれいな運行案内板はなかった。


高那旅館は竹富島で唯一の旅館である。
旅館といっても一般の観光地にあるような気取ったものではない。
規模は小さく、トイレ、バス共同、中の雰囲気は民宿に似ている。
玄関奥の応接間で宿泊カードの記入をする。
旅館の方から「遠いところようこそ」、と冷たいさんぴん茶(ジャスミン茶)と沖縄のお菓子であるさーたーあんだぎーをいただく。
自分の家に帰ってきたようにフワッと落ち着く瞬間である。

  
※高那旅館。                       到着するとこんなもてなしが。


部屋は103号室、和室の小さな部屋だ。この旅館はは部屋にテレビがない。
でも全く不便は感じない。
テレビを見ている時間がもったいないのだ。

  
※部屋はこんな感じだ。洋室もあるようだ。


荷物を置き、昨日同様、さっそく島内を散策し始める。
竹富島の集落内はどこへ行っても花でいっぱいだ。
そしてさんごの道が大変白くてまぶしい。

※こんな風景をあちこちで見かける。





竹富島の港にほど近い、美崎海岸へ行ってみる。
が、ここは石や珊瑚の塊が多くて寝ころべるところではなかった。
海は相変わらずきれいだ。台湾から流れ着いたと思われるお茶のペットボトルを見つけた。
    
※美崎海岸の様子

次に安里屋クヤマの墓の先にある海岸へ行ってみる。
八重山で安里屋クヤマを知らない人はない。
ここの海の色は格別だ。
まずはここでラジオを聴きながらゆっくりと過ごす。
海岸にはだれもおらず、波もなく本当に静かだ。

    

ぼ〜っとしているうちに昼時になったので昼ご飯を食べに行く。
竹富島は小さく、どこへ行くにも短距離で行けるのがいい。
私の大好きな沖縄そば屋さん、「竹乃子」へ行く。
八重山そばを注文する。
店内は島のゆったりした雰囲気そのもの。眠くなってしまうほどまったりとしている。
しかし、そばは麺もスープも本当においしい。

  
※島のそば屋さん、「竹乃子」。


食後、コンドイビーチへ行ってみた。
昨日以上に潮が引いている。
その分、真っ白な砂の部分が多くなり、本当にまぶしい。
  
※コンドイビーチ。

島内では牛の放牧をあちこちで見かける。
ムシャムシャと牛が草を食べている音だけ聞こえてくる。そのくらい島は静かなのだ。



宿泊している高那旅館併設の喫茶店「たかにや」で一休みする。グアバのジュースを頼む。
外はとても暑いので冷たい飲み物が心地よい。


今度はナーラサ浜へ行ってみる。
途中、集落もなく草でいっぱいの道をひたすら進むのだが、突如きれいな海が現れる。


  


ここもまた人が誰もいない。
潮が大分引いている。


潮が引いているので沖の方まで歩いて行ってみた。
海の水の透明度は抜群だ。
よく見ると青い熱帯魚がいる。
野生の熱帯魚は初めて見た。
なまこもたくさんいる。

  
※きれいな海水でしょう?

カイジ浜へ行ってみるとやはり猫たちがたくさんいた。
7〜8匹いたが、ここの売店の方によればすべて名前が付いているという。
教えていただいたがすぐに忘れた。

 


  
※この猫たち、どこで寝ているかというと......................ビーチの売店の屋根の上なんですね


ビーチでゆったりと過ごしているうちになんだか雲行きが怪しくなってくる。
集落へ戻ると黒い雲も現れ、小雨が降り始めた。
まだ明るいのだがいったん、宿へ戻る。
ところが、もう夕方だ。
あまりに明るいのでまだ3時くらいかと思っていたのだが。

※島の集落はどこもこんな感じ。

ゆっくりとシャワーを浴びるともう夕御飯だ。
高那旅館の夕ご飯は久しぶりだ。毎回期待できる内容なのだ。
今回も1枚の写真にはおさまらないほどたくさんのおかずが出てきた。
メインは何といっても石垣牛ステーキだ。
これはジューシーでとてもおいしい。
グルクン(沖縄県魚)の南蛮漬け、にんじんしりしり(にんじんの千切りのサラダ)、ラフテーとカボチャの煮つけ、さしみ、もずくときゅうりの酢の物、島らっきょう、沖縄そば....。
のどが渇いていたのでオリオンビールも頼む。
ボリュームたっぷりのおいしい沖縄料理を充分に楽しめた。


※これが楽しみなのだ。


外はまた天気が回復してきた。
旅館の方に聞くと、今日の日没は7時15分すぎだという。
竹富島は西桟橋からの夕日が最高にきれいなのだ。
食後、さっそく見に行く。
夕日に染まる集落もなかなかいい。
この時間になると石垣島との船の運航は終わり、日帰り観光客もいなくなる。
島はさらに静かになる。



西桟橋に着く。
ちょうど夕日が見ごろの位置に来ている。
画像ではなかなか伝わらないが実物はため息が出るほどすばらしい。

 
※竹富島の夕日


※竹富島のマジックアワー。

島の集落を一望できるなごみの塔に登ってみた。
これが日没直後の集落の様子だ。
どこからともなく三線による沖縄民謡も聞こえてくる。

※日没直後の集落


まだ飲み足りない。
島のバーに行く。
ジュテームというゲストハウスがあり、その庭で小さなガーデンバーをやっているのだ。
「Take-To-Me」という小さなバーだ。

 


日本居酒屋紀行の太田和彦さんよろしく、まずはジントニックを頼む。
暑いのでとにかくおいしい。
次にこのバーのオリジナルカクテル、「竹富トロピカル」を。
マンゴーの香りいっぱいのカクテルで、グラスの外側には大きなヤモリの飾りがつき、花火もつく、賑やかなカクテルだ。
このバーのスタッフは人懐っこく、一人で行っても気軽に話し相手になってくれる。
また、一人旅の方も何人か飲みに来ていてみんなで旅の情報交換、楽しい時間を過ごすことができた。
  
※島の小さなバーでジントニックと竹富トロピカル。


宿への帰り道(帰り道といっても歩いて数分なのだが)、人懐こい猫に出会う。
私の足にすり寄ってきて離れない。
しばらくこの猫の相手をしてやる。


今日の日程はこれでおしまい。
明日は竹富島を離れ、小浜島へ。  

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