石垣島〜竹富島〜小浜島5日間の旅(2009年5月9日〜5月13日)・一日目
    

                                       

            

 5月10日(日)

  6時前に自然に目が覚めてしまう。旅先での目覚めは極めて良く、気分がいい。出勤前の目覚めとは大違いである。
今日は日帰りで竹富島へ行く。日帰りといっても石垣離島桟橋から高速船でわずか15分足らずの距離なのだが。
ホテルの部屋の窓を開ける。ちょうど日の出が見える。窓の外には美崎町の「お〜りと〜り」のゲートが見える。飲み屋街だけに昨夜はかなりのにぎわいを見せていたがさすがに朝になると人はいなくなり静かになる。
 

※ホテルの部屋から見た石垣島の日の出。

おなかが猛烈にすいてくるのを感じる。これもまた旅先ならではのことだ。
ホテル1階の食堂へ食べに行く。
1泊5000円程度と安いので朝食もそれなりだがご飯、味噌汁はおかわり自由だ。
モズク、グルクン(沖縄県魚のタカサゴ)など地元の素材を使ったおかずもあってなかなかいい。


※ホテルの朝食。

朝食をとる食堂にパソコンがあり、自由にネット閲覧ができるようになっている。
食後はしばらくネットをして過ごす。
これから行く竹富島は高速船が頻発しており、15分で行けるのでそう急ぐことはない。
ネットをし、自分の部屋へ戻り朝のテレビをゆっくり見て過ごす。貴重な過ごし方だ。
普段、いかに時間に追われて健康に良くない過ごし方をしていることか.....。
石垣島の離島桟橋から竹富島までは30分おきに高速船が出ており所要時間は15分程度だ。
この高速船は文字通り波しぶきをあげてガンガンとばす。



※八重山観光フェリーの高速船で竹富島へ。しばらくすると平べったい竹富島が見えてくる。

竹富島へ着く。
ここは石垣島とは全く別世界だ。
昔ながらの沖縄の瓦屋根の家の集落が広がっている。
本当に癒される島である。
島を見下ろせるなごみの塔から集落の写真を撮る。
変わらない風景が広がっていることに安心する。
観光水牛車も活躍しているようだ。


※竹富島。こんな風景がとても癒される。

こんどはこんなまぶしいくらいの白い珊瑚の道を通ってカイジ浜(星砂の浜)へ。
途中、牛の放牧がみられる。この島は牛をあちこちで見かける。危険は全く感じない。


※まぶしいくらいの白いさんごの道。

ここカイジ浜は星砂の浜とも呼ばれ、実際に砂浜の砂を指で押しあててよ〜く見ると星砂が取れるのだ。
だが、それよりもここはきれいな砂浜と海、そして猫が魅力的だ。


※カイジ浜。ここでまずはゆっくりと過ごす。


※おなじみ、カイジ浜の猫たち。どの猫も人懐こい。ヒトを信じているのだ。

つづいて西桟橋へ。ここは素晴らしい夕日が見られる所で人気がある。素晴らしい夕日は翌日見ることとなった。
昼間でもこんなにきれいな風景だ。これまで何度も見てきたがやはりため息が出る。


※西桟橋。

つづいて私がもっともお気に入りのビーチ、コンドイビーチへ。
これまで何度となくこの島に来ているので島内の地理はバッチリだ。
今日は潮が引いていて沖まで歩いて行ける。
ここもまたまぶしいくらいにきれいだ。
ここでも何もせずぼけ〜っと過ごす。


※コンドイビーチ。これが見たいために島を訪れているようなものだ。

気がつくともうとっくに昼を過ぎている。
そういえばお腹もかなりすいている。
このコンドイビーチからほど近い、ガーデンあさひへ行く。
店内に入るとクーラーが効いていて気持ちいい。
あまりに暑いので昼間からオリオンビールを頼む。
続いてランチを。
このランチは石垣牛のハンバーグ、竹富特産の車エビフライ、八重山そば、八重山のアイスキャンデーが付いてくる。お得なランチだ。
ビールは一気に飲んでしまった。
車エビフライは香ばしくて非常に良かったし、このアイスキャンデーはなんだか懐かしい味がした。


※ガーデンあさひでランチ。

食後はアイヤル浜へ。ここもまた目が覚めるほどきれいなビーチなのだ。
しかも人がほとんどいない。
潮の流れの関係からか、ここはさまざまな漂着物がある。
台湾からのペットボトルを見つけた。米や落花生、ゴマを使用したドリンクのようだ。
非常に大きな貝殻を見つける。携帯をそばに置いてみたがその大きさがお分かりいただけるだろうか。
厚みのあるしっかりした貝殻だ。
食後ということもあり、この浜の木陰でラジオを聴きながら昼寝をする。
人はいないし、音もしない(波がない)。
極楽の時間を過ごす。


※アイヤル浜までこんな道がずっと続いている。


※アイヤル浜。鮮やかな海の色にため息が出る。


※漂着物(携帯を除く)

目が覚めてみると腕や顔、首などがひりひりしている。
木陰で寝ていたのだがかなり焼けたようだ。
集落へ戻る。
猫が木陰で毛づくろいをしていたのだが呼んだらカメラ目線をしてくれた。
概して竹富島の猫たちは人懐こい。逃げない。


※竹富島の集落


※毛づくろいをしていたのだが呼んだらカメラ目線をしてくれた。

夕方石垣島へ戻る。
夜は前々から行きたいと思っていた居酒屋があったのでそこへ行くことにした。
店が小さいうえに人気店のようなので予約の電話を入れておく。
このお店は「森の賢者」という。
「太田和彦の日本居酒屋紀行」という番組を見て知ったお店、必ず行こうと思っていたのだった。
店内は携帯禁止、禁煙である。
居酒屋で禁煙とはなんともありがたいことだ。
加えて食材は地元産のものを使い、化学調味料は不使用、各種調味料も手作りのこと。
感心なお店だ。



カウンターに座り、まずはオリオンビールを頼む。凍ったジョッキでオリオンビールが出される。うれしい瞬間だ。
突き出しはゆし豆腐だ。いわゆる寄せ豆腐、島の寄せ豆腐で香りがいい。
続いて「島アスパラの茹で上げ温泉卵添え」、「ジーマミー豆腐の揚げ出し」を頼む。
島アスパラは石垣で取れるアスパラだが流通量が少なく、貴重なものらしい。
茹であがったものに塩がかけられており、温泉卵を崩し、とろけだした黄身につけて食べる。
これは最高の味だ。
ジーマミー豆腐の揚げ出しは初体験の味だ。生では何度も食べたことがあるのだが。
ジーマミー豆腐とは落花生から作った豆腐、もっちりした感触と香りのよさが特徴だ。
これが揚げだし豆腐として調理されるとまたさらにおいしくなる。
このお店はメニューをかなり工夫されているようだ。

※オリオンビールとゆし豆腐の突き出し、島アスパラの茹で上げ温泉卵添え、ジーマミー豆腐の揚げだし。

続いて石垣島の地ビールと自家製スーチカ(豚肉の塩漬け)、島野菜のおひたしを頼む。
スーチカは豚肉の塩漬けだがそうはいっても塩辛くはなく、ビールのつまみにちょうどいい塩梅の味加減だ。
島野菜のおひたし、これは青梗菜の芽、ハンダマ、サントウナを使っているという。
なんだか体がきれいになりそうな感じがした。
このお店、予約しておいて正解だった。
予約なしのお客さんが来ては満員で断られている。
人気の理由がよくわかった。


※石垣島地ビール、自家製スーチカ、島野菜のおひたし。


カウンターに座って飲んでいたが店の方も気軽に話しかけてくれる。
私が「太田和彦の日本居酒屋紀行」を見て来た、というととても喜んでくれた。
このお店は次回もリピート決定である。
今日の日程はこれでおしまい。
明日もまた竹富島、宿泊も竹富島だ。

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