一足先に夏真っ盛りの沖縄旅行記(2006年7月1日〜7月2日)・1日目

            

 この時期、関東は梅雨真っ最中。
でも沖縄は関東よりも約1ヶ月ほど早い梅雨明けをして夏本番の天気になっている。
一足早くこの夏本番の沖縄を楽しみたいと思い1泊であるが旅行を計画したのであった。

2006年7月1日(土)

 地元は朝から小雨、相変わらずのぐずついた天気である。
行きの飛行機はJAL1905便。沖縄那覇には10:45に着く便である。
羽田空港内で万世のカツサンドを買い、朝ごはん代わりにする。
飛行機は定刻どおりに駐機場を離れて滑走路へと進んでいる。

※羽田空港、外は雨。沖縄の真っ青な夏空が待ち遠しい。

滑走路へ通じる道には離陸を待つ飛行機が数機、渋滞している(^^;)
この時間帯ならではの光景だ。
私が乗ったJAL機も滑走路へ進入......するかと思ったら急に滑走路手前で反れてわき道へ入って停まってしまった。
???
しばらくして機内アナウンス。
「操縦系統の不具合によりこれから一旦駐機場へ戻って点検を行います」
このアナウンスの時点では機内は静かだった。
駐機場へ戻って点検してもすぐに終わるだろうと。
乗客は機内でそのまま待たされて次のアナウンスを待った。
窓の外を見ると翼の下に点検するらしい係員が集まっている。
今度は業務アナウンス。
「ドアモードをマニュアルにしてください」
あれ?マニュアルにするということは、ドアを開けて降ろされちゃうのかなあ。
「ただいま点検作業を行いましたが回復には長時間かかる見込みでございます......」
このアナウンスの後、さすがに機内からは「ええ〜っ!!」の声があちこちから聞こえた。
一旦、飛行機を降ろされる。
その際に500円の喫茶券をもらった。こういうのは初めてだ。

※JALの喫茶券500円分だって(^^;)

このせわしない時間にゆっくりとコーヒーを飲む気もしないので私はイカの燻製など、酒のつまみ2種類と引き換えてもらった。
家に帰ってから食べたい時に食べられるので。
結局、JAL1905便は約2時間半遅れで代替機にて出発した。
「JALはもうだめだね〜、こういう事を繰り返してばかりで.....」
隣りに座っているおじさんが独り言を言っている(^^;)
午後1時過ぎになんとか那覇空港に着いた。
空港ビルの外へ出ると暑く、モワ〜っとした重たい湿気を含んだ空気に包まれた。
沖縄へ来たという実感が湧いてくる。
まずはいつも泊まる那覇グランドホテルへチェックインし、ちょっと遅い昼ごはんへと国際通りへ出た。
久しぶりにステーキが食べたくなり、いつもは通り過ぎてしまうステーキの店、キャプテンズインに入る。
沖縄はステーキの店が多い。
ランチだと1600円程度で済むのでランチを頼んだ。
また、ひさびさのこの暑さ。
暑さに負けてオリオンビールも頼んだ。
  
昼間からビールを飲むことはめったにないのだが(^^;)
目の前の鉄板で肉や野菜、島豆腐やゴーヤーなどを焼いてくれる。
ランチなので量は多くはない。
ステーキ、私はレアが好きなので焼き加減をレアにしてもらった。
オリオンビールがたまらなくおいしい。
遅い昼ご飯だし、夜も行きたい居酒屋があるので腹八分目にしておいた。
ステーキを食べ終えるともう午後3時近くになっている。
この後は予定していた北谷のビーチへ。
読谷行きのバスに乗り1時間弱で北谷に着く。
ここにはアラハビーチとサンセットビーチがある。
夏の沖縄を味わうにはやっぱり白い砂浜とエメラルドグリーンの海、そして真っ青な空が必要だ。
竹富島のコンドイビーチと比べると見劣りするがそれでも湘南の海よりはずっと良い。
しばらくアラハビーチを歩いて景色を楽しむ。暑いがもう気にならない。
   
※北谷・アラハビーチ。この海の色と白い砂浜と青い空!  

ビーチではアメリカ人と思われるグループが何組も楽しそうにビーチバレーをやっている。
そう、ここ北谷は基地も存在している町なのだ。
アラハビーチ、夏の沖縄らしい、もくもくの雲が多いもののとても良い天気である。
強い日差しにエメラルドグリーンの海がいっそうきれいに見える。
ビーチの木陰でゴロゴロと横になり、しばらくぼ〜っとする。
ビーチではこれに限る。
毎日仕事であわただしい余裕のない日々を過ごしている時間もあればこのようにきれいな広い砂浜で時間が止まった感じのする空間もある。
このあと、北谷名物のフリーマーケットを見に行ったがまだ時間が早いせいか準備中の店が多かった。
ナイトマーケットがメインのようだ。
サンセットビーチまで歩いていく。
歩くと結構な距離だ。
途中、ブルーシールアイスクリームの看板を見つけ、反射的に店に入ってしまう(^^;)
いつもは紅芋アイスを頼むのだが、今回はゴーヤーアイスを頼んでみた。

味はメロンアイスに似ていてゴーヤーらしさはなかったがおいしかった。
サンセットビーチ。
ここでもビーチバレーを楽しむ人が結構いた。
ここで夕暮れまで過ごせればいいのだが時間がもったいなく、この辺で那覇へ戻る事にした。
充分に夏の沖縄のビーチを楽しんだ。
夜。
喉が渇いたので平和通りのアーケードにあるゴーヤージューススタンドに行く。
いつも行くお店だ。
ゴーヤーは胃腸にいいらしいが、私自身、ゴーヤーを食べるとなぜかお腹がすくのが早くなるようだ。
ゴーヤージュースは1杯300円と、安くはないがまあ、体にいいしこの香りも好きなのでぐ〜っと一気に飲んでしまう。

暑い中歩き回って疲れが出ていたが、ちょっと生き返った感じだ。
この後は、かねてから行きたいと思っていた沖縄居酒屋のBRATTO BAR KARACARAへ。
HPや旅行でお世話になっているめだかさんに教えていただいたお店だ。
国際通りからちょっと奥へ入った桜坂にある。
途中、ネコを見つけ写真撮影に夢中になってしまう;;
  


「一人なんですけど〜」と言って店に入ると「どうぞどうぞ〜!」とカウンターへ案内された。
まずはオリオンビールを頼む。
       
※オリオン生ビールと島ラッキョウのアンチョビソース味    ※ハンダマ炒め。

お酒、特に泡盛の種類は非常に多く、初めての人でもどんなタイプの泡盛を注文すればよいかが分かりやすいように説明してあるメニューがある。
食べ物のメニューは多くはない。
が、どれも沖縄料理をちょっと工夫してあり、楽しめる料理ばかりだ。
私は島ラッキョウのアンチョビソース味、スーチカー、ハンダマ炒めを頼んだ。
島ラッキョウにアンチョビソース、これが非常によく合う。
びっくりした。
アンチョビソースは市販のアンチョビソースかと思ったら、沖縄名物スクガラスをすりつぶして作ったとのこと、これまた驚かされた。
スーチカーは豚の塩漬け、昔の沖縄では保存食に使用したそうだがこのお店のは塩分を抑えてあって食べやすかった。
ハンダマは菜っ葉の炒め物。
お酒に合うようにこれはちょっと塩味を効かせてある。
本土ではスイゼンジナと言うそうだ。
分からない食べ物ばかりなので1つ1つお店の人が丁寧に教えてくれる。
味は、つるむらさきにそっくりだ。
なんでも、高血圧に良いそうだ。
ハンダマ、沖縄ではもうすぐ季節が終わりだそうだ。
なので私は運がよかったらしい(笑)
お店の方はとにかく料理するのが好きとのこと、私の家でゴーヤーを育てていると言ったら即興でゴーヤーのヨーグルト和えを作ってくれた。
ゴーヤーにヨーグルトなんて思いつかない。
が、これまたお酒にもよく合うので不思議だ。
お酒がすすんでしまう(^^;)
お店の方とカウンター越しに長い時間おしゃべりを楽しんでしまった。
ちょっと酔い覚ましに桜坂社交街といつも行く希望が丘公園へ散歩に行く。
桜坂社交街はディープな感じのスナックやお店がたくさんある。
  
※本当におでんやさんなのかなあ(笑)       こんなお店、絶対に一人で入る勇気はない(^^;)

希望が丘公園は那覇の路地裏、丘に上にあるうっそうとした感じでネコがたくさんいるお気に入りの公園だ。
すぐ近くの国際通りはとてもにぎやかなのに1本路地裏へ入るとこんな公園があってとても静かなのだ。
酔いも覚めたところで牧志公設市場周辺のアーケードをブラブラと歩く。
もう9時過ぎ、ほとんどの店は閉まっていて昼間のにぎわいがうそのようだ。
さて、沖縄に来てからまだ沖縄そばを食べていない。
小腹も空いてきた。
沖縄そばの店はいたるところにあって遅い時間でもやっている店が多い。
1軒のお店を見つける。
宮古そば・どらえもんというお店だ。
  
※「スナックサロン 愛」も行きたかったです(笑)

一口に沖縄そばと言っても宮古や石垣では本島と違うという。
石垣島では八重山そばなどと言っている。
雑居ビルの2階にあり、遅い時間のせいか客はいなかった。
お店のおばさんが一人でアメリカ映画を観ていた。
宮古そばを注文した。
いわゆる沖縄そばと区別はつかないがかまぼこは特においしかった。
今日はこの辺でおしまい。



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