四天台湾旅遊・台北〜台南(2005年8月14日〜8月18日)・4日目


2005年8月17 日(水) 
 
            
 
今日は7時56分発の特急自強号に乗って台北へ戻る予定である。
鉄道も一番速い特急、自強号を利用した場合は台南から台北まで約4時間かかる。
台南駅は台北駅とは違い、本当に地方の小さな駅でとても雰囲気がある。
自強号は時間通り台南を出発した。車内は冷房がかなり効いている。暑がりの私にはちょうど良い;;
座席もまあゆったりしている。
外を見るとやはりあちこちに椰子の木が生えている。南国らしい。
しばらくは田園地帯に椰子の木が生えている、そんな感じの風景が続く。サトウキビ畑もあちこちで確認できた。
途中数箇所で台湾新幹線の高架工事の光景を見ることができた。
ぼんやりと窓の外を見ていると4時間もあっという間だ。
台北の手前、桃園駅や板橋駅ではかなり乗客が乗ってきて通路もいっぱいになってしまった。
台北駅にはお昼過ぎに到着、見慣れた駅舎を見ると少しほっとする。
まずは今日の宿を探さなければならない。やはり台北駅前という立地を考えて今回は台北YMCAホテルにした。
フロントできくと1泊2000元(約6000円)だそうだ。まあ最終日だからいいかと思い、ここに決めた。
部屋は、なんとツインルームで広々している。窓からはすぐ正面に台北駅が見える。とてもいい景色だ。
まだ昼過ぎ、時間はたくさんある。荷物を置いて外に出る。
まずは初日に休みだった猫カフェ「猫花園」へ再度行く。
今日は営業していた。
お店の中に入ると店員より先に大きな犬が出迎えに来てくれた。また受付のような机が置いてあって子猫もこちらを見ている。
お店の方にタバコを吸うかどうか聞かれたので吸わないというと席へ案内された。客は誰もいない。
まわりを見回すと.....いたいた(笑)ネットで事前に読んだとおりあちこちに猫がいる。
棚のなかにおさまって寝ている猫や店内を走り回る猫、えさを食べている猫、さまざまだ。
  

    



 
メニューは中国語のほかに日本語、英語表記されている。が、お店の方は日本語がわからないようだ。
私はサーモンのグラタン(にんにくとチーズ風味)のコースを注文した。
  
料理が来るまで猫の写真を撮る。デジカメのひもで足元に来た子猫をじゃらすと案の定、喜んで遊び始めた。
しまいには私の靴で爪とぎまでし始めた(^^;;
料理を食べていると私の向かいの席にペルシャ猫のような猫が来て私が食べているのをじっと見ている。面白い。
なんとテーブルには猫専用の席まで用意されている。きっと自分の猫を連れて来る客もいるのだろう。
店内は猫の飾りものでいっぱいだ。
このカフェの猫は全部で17匹いるとお店の人から教えてもらった。
が、猫たちはあちこち動きまわっているし、店内はどちらかといえば暗めなので私は正確な数を数えることは出来なかった。
猫の写真をたくさん撮ろうとしたがとにかく動き回っていてなかなかいいのが撮れない(^^;;
みんな人懐こい猫で私が構っても逃げない。
結局このカフェには1時間半も長居してしまった。おかげで楽しい時間をすごせた。
帰り際、お店の方に中国語で「很好吃了〜!」と言うとにこにこして「謝謝〜」と言ってくれた。
猫カフェ「猫花園」を出た後、前から行きたかった淡水へ行く。MRT淡水線の終点の駅だ。台北郊外の河の街だ。
夕日がきれいなことでガイドブックにも小さく載っている。
 
駅前は淡水河という大きな河が流れていて川岸は公園のようになっている。河岸に沿ってお土産店や食堂が立ち並ぶ。
景色はとても良いのだが、川から匂ってくるドブのような臭いには参った。
平行して一本中へ入った通りにもお土産店や食堂が数百メートルほど立ち並んでいる。歩いているととても楽しい。
いろいろな店を見ていて分かったがどうやら淡水はえびせんが名物らしい。指くらいの大きさのえびせんを売る店があちこちにある。
燻製卵を売る店もあちこちにある。お店の人に聞くと普通の燻製味、漢方味、にんにく味など種類がたくさんあるようだ。
暑い中歩いていたのでまた喉が渇いてきた。近くのフレッシュジュースの屋台で「蜂蜜苦瓜汁」を飲む。
苦瓜のあの苦さはあとを引いてしまう。
淡水、台北からMRTに乗って40分ほどで行けるので次回もまたゆっくりと訪れたいと思う。
次に台北101へ向かう。101階建て、高さ508メートルの世界一高いビルだ。
MRTに乗り市政府駅から歩いて10分ほどである。
 
そう、ビルの1〜5階はショッピングモールになっている。横浜のランドマークタワーと雰囲気がとても似ている。
展望台はやはり人気があるようでしばらく並んでエレベータを待つこととなった。
展望台受付はなんと日本語が通じる。漢字で案内版が出ているので日本語ができなくても大丈夫なのであるが。
展望台では日本人観光客がとてもたくさんいた。
ここでは無料で各国語による案内機(コードレス電話のような機械で各国語で展望台からの眺めについて案内テープを聴くことが出来る。)
を借りる事ができる。
私も日本語の案内機を借りてみた。
松山空港(国内線専用空港)の飛行機発着の様子が見えるというのでその方角をみると本当に飛行機の発着の様子が小さく見えた。
夕日もとてもきれいに見える。
すぐ下を見ると車が豆粒の大きさでみえる。黄色いタクシーの台数がとても多い。
外がだいぶ暗くなってきた。
夕食を食べに台北駅近くの南陽街へ行く。
台湾に来てからまだ好物の牛肉麺を食べていなかった。
ここ南陽街は予備校街なので安い食堂がたくさん集まっている。
細い路地に入ると小さな食堂がたくさんあって、牛肉麺の看板もすぐに見つけることが出来た。
この店の牛肉麺は50元(約150円)、にんにくがとてもきいていておいしかった。
  
食後は台北の繁華街、西門へ行きお土産を買ったりジュースの屋台をはしごしたりしてすごした。
昨年9月に来た麺の店、阿宗麺線の前を通るとあいかわらず賑わっていた。
再度食べたかったのだが、今回は満腹だ。
お土産をどこで買おうか迷ったが(ほとんど自宅用だが;;)新東陽というコンビニ風のお土産店を西門でみつけ、そこでいろいろ買いこんだ。
免税店では一箱6〜700円近くするパイナップルケーキもなんと200円台で買える。もちろん製造会社は違うが。
それでも家に帰って食べたらとてもおいしかった。
ここに西門は若い人ばかりで大変賑わい、風景も漢字以外はなんと韓国の明洞とそっくりだ。
西門からホテルまではMRTで一駅分あるがブラブラと歩いて帰った。
帰国はいよいよ明日である。帰りたくない。




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