好久不見了!台湾!3泊4日の旅(1日目)

 会社で勤続満10年のリフレッシュ休暇がもらえることになった。3日間である。土曜日とつなげれば4日間。もちろん韓国へ!とも思ったのだがたまには違う国へ行ってみようと思い、台湾行きを決めた。
台湾は1999年に初めて行って以来、ずっとご無沙汰であった。
最近、台湾でも韓流ブームだという。その様子も見てみたかったし、5年前の台湾旅行では台北のごく一部しか見ていなかったので今回は足を伸ばして郊外の町も見てみたいと思ったのである。
韓国へ行く場合、いつも航空券のみ自分で手配して宿泊は現地で決めているのだが慣れない台湾、今回は全てフリータイムのツアーに参加した。
ツアーに参加するのは本当に久しぶりである。

9月1日(水)
 出発前からずっと天気を気にしていた。南海上に台風が2つ接近していたからである。が予報を見ると台湾滞在中は何とかなりそうだ。
前回の台湾旅行の時は羽田空港から行けて楽だったのだが近年羽田空港発の海外便はソウル行きのみになってしまった。
例によって遠い思いをして成田空港まで行く。平日の水曜日なので空港はガラガラかと思ったがかなりの混雑ぶりだった。手荷物検査には長蛇の列ができているし、お金を下ろそうと思ってATMに行けば信じられないくらいの行列。海外旅行保険を申し込みに行けばここもひどい込みよう。世間では景気がよくなってきたのだろうか?
今回乗るエアーニッポンの国際線は初めてである。機内食がとても気になる。EL2103便は予定通りの時刻に成田を出発した。私の隣の席は運のいいことに空いている。が、機内はほぼ満席状態であった。
離陸後しばらくすると機内食のサービスが始まった。朝、何も食べないで家を出てきたので空腹である。メニューはご飯に酢豚のようなのとサラダ、ソバだった。前回乗ったチャイナエアラインよりは質素だったが空腹だったのですぐに食べてしまった。面白かったのは一緒についてきたミネラルウォーターがなんとアラブ首長国連邦製だったことである。まあ、味はごく普通だったが。
                               
飛行機は定刻よりも若干早く中正国際空港に着いた。インチョンと違って小さな空港だなあとその時は思っていた。
久しぶりの台湾。空港ビルの外へ出るともわっとしたとても蒸し暑い空気が身を包む。沖縄みたいだ。
空港ビルの外を見ていると派手なデザインのリムジンバスが次々とやってくる。
私は全てフリータイムのツアーなので空港からはホテルへの送迎バスで他のツアー客とともにお約束の高価なお土産屋へ連れて行かされた。私はこのようなタイプの店には全く興味がない。
お土産店にいてもつまらないので5分ほど店内を見て回った後、すぐに外へ出た。斜め向かいにコンビニがあるのを見つけた。ここでしばらく時間をつぶした。ホテルへは結局、15時過ぎに着いた。
宿泊するホテルは台北の繁華街、西門町に位置する豪景大酒店である。窓から外を見るとホテル前を流れる淡水河の景色が素晴らしい。
部屋はとても広く、使い勝手もとてもよさそうだった。
が、時間がもったいないので荷物の整理をしてすぐに外へ出た。
今日は西門町の繁華街にあると思われるCDショップを見てお気に入りの韓国ドラマVCD、DVDがあれば買うこと、そのあと、MRTで士林夜市で夕ご飯という予定を立てていた。
ホテルから西門のMRT駅までは徒歩で10分弱。繁華街は若い人たちでとても賑わっている。西門街は日本で言えば渋谷のような街だろうか。賑やかな駅前では何やら大勢の人が群がっている。
何事かと思って近づくと「歓迎台湾英雄凱旋」の幕があちこちに見えた。周りの漢字のスローガンをよく見ると状況がつかめた。
史上初の金メダルをとったテコンドーの台湾選手が帰国し、パレードをしているらしい。それにしても「英雄」扱いとは!!
テレビ局も多数来ている。
と、パンパン!と長い間爆発音が聞こえた。驚いてみると爆竹のようだ。オリンピック選手が付近をまもなく通過するらしい。
台湾らしいパレードである。
  
写真左から、豪景大酒店10階の客室から見た景色、台湾オリンピック選手歓迎幕、凱旋パレード中の選手
予想外のイベントだったので1時間ほど凱旋帰国パレードの様子を見てしまった。
その後、目的のCDショップへ行く。西門町の繁華街ではCDショップを数店舗見ることができた。店内に入ってみて驚いた。
なんと、韓国ドラマ映画コーナーが設けられているのである。
数店舗のCDショップを見て回ったがだいたいどこでも韓国コーナーは広く設けられていた。私は韓国ドラマ「バリ島での出来事」を迷わず買った。韓国よりも安い。ただし、VCDに関しては中国語吹き替え編集版のみのものが多くあった。
台湾に来てまで韓国ドラマの映像ソフトを探し回り、買ってしまい、我ながら少しあきれてしまった(^^;;
CDショップを充分に見た後、台湾の地下鉄MRT板南線と淡水線を乗り継いで士林夜市へ向かった。
台湾のMRTはソウル地下鉄同様に初めての人でも分かりやすく利用しやすい。漢字表記の分、台湾のほうがソウルよりもかえって分かりやすいかも!と思った。運賃は25元(約75円)だった。
士林夜市は剣潭駅前に広がる台湾を代表するナイトマーケットである。
私はここで魯肉飯(肉のそぼろ風ご飯?)、臭豆腐(発酵させた豆腐。見た目は厚揚げ。強烈なニオイを発する。)、酸梅湯(甘い梅ジュース。昔駄菓子屋でたべたスモモの酢漬けを思い出した。酸梅湯は一度味わったらもういいかな。)、愛玉(台湾風レモンゼリー??さわやかなレモンの香りが魅力的!!)などを食べ歩いた。いろいろと安い食べ物があるのできりがない(^^;;
魯肉飯は油っこいが八角の香りがして台湾らしい肉ご飯だった。これは20元(約60円)。臭豆腐はいろいろ種類があり、最初私は麻辣臭豆腐(激辛のスープに臭豆腐が浸っているもの)を注文した。汗が出るほど辛かったがおいしかった。味はヘジャンククのクセのある匂いを増強させたような味だった。これは50元(約150円)。臭豆腐の露店は多く、あちこちで独特の匂いが漂っていた。
   
左:麻辣臭豆腐。右:士林夜市の食べ物露店の一部。

夜市のエネルギッシュな雰囲気を充分に味わい、士林をあとにした。
夜、ホテルの部屋でテレビを見ていると、なんと韓国ドラマ「大長今」の特別番組予告が放映されていた。

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