ソウル1泊2日 買い物とオフ会と少し観光も (2010年6月5日〜6月6日)・1日目


ソウル1泊2日は久しぶりである。
今回は電子辞書の買い替えと本やCDの購入、その他買い物が目的で当初計画時はいつものように一人で行くつもりだった。
が、おなじみ旅仲間のakiさんより同時期にソウルへ行く旨の連絡をいただき、さらにおなじみの旅仲間のひとりメシさんよりソウルへ行く旨連絡をいただいたので急きょ現地で待ち合わせて食事でも、という話になった。
このメンバーとはすでに数回ソウルで会っている。
日本で会う回数と同じくらいかもしれない。



6月5日(土)

今回もいつも利用する羽田発の早朝便を使う。
シーズンオフだと思っていたが羽田空港の小さな国際線ターミナルは旅行客でいっぱいだ。
逆に北京行きの搭乗口は閑散としている。
未だに韓流ブームが衰えないのか、中年の女性グループがとても目立つ。
機内はほぼ満席に近い状態だった。




※JAL091便 毎度おなじみのカット

今回も左の窓側の席をとったが、あいにく雲ばかりで富士山は見えなかった。
機内食は空弁シリーズの二色丼御膳。
牛肉のちらし寿司に鰹梅ご飯、煮物類。
少しずつだが味はとてもいいし楽しめた。
飲み物はリンゴジュースを頼んだ。


  
※機内食

ありがたいことに定刻よりも早く金浦空港に着いた。
韓国入国審査も時間がかからず、すぐに空港の外に出られた。
助かる。




※金浦空港国際線ターミナル

地下鉄を乗り継いで電気の街、龍山へ行く。
今回の旅の目的の一つ、電子辞書の購入のためだ。
これまで使っていた電子辞書はどうも画面が見づらく、おまけに電池も早くなくなってしまう。
韓国では大変人気があるといわれるヌリアン社のものを購入しようと考えていた。
龍山の電器街へ行く。
ここは小さなお店が所狭しと入っていて選択肢が多い。
自分が購入しようと考えていた機種はお店の人の話だともう昔のタイプで今では人気がないとこと。
実は電子辞書のお店を3件ほど回ったのだが、お店の人の言うことは同じだった。
韓国の電子辞書は格段に性能がレベルアップしたようだ。
任天堂のDSみたいだ。
カラー画面にタッチパネル。
辞書は日韓、韓日のほかに中国語や英語も入っている。
これは助かる。
一つの単語を調べると文例がたくさん出てくる。勉強になる。
また、旅行会話も音声付で入っている。すごい。
充電は電池ではなく、パソコンのUSB経由でできるとのこと。
SDカードを入れることにより動画や音楽も楽しめる。
お店の人にあれこれ聞いた揚句、どうやらヌリアン社のX16が人気があり使い易いらしいことが分かってきた。
3件目の店で購入した。
25万ウォンだったが円高ウォン安なのでだいぶ安い。
単なる電子辞書ではなく、オセロやテトリスなどのゲームも入っている。
これでしばらく楽しめそうだ。
説明書の冊子はもちろん韓国語だが図解が多くて短い文章ばかりなので何とかなりそうだ。
良い買い物をした。
  
※龍山ターミナル電子商街                 ヌリアン社の電子辞書 X16

大きな買い物をしたらお腹がすいてきた。
昼ご飯を食べに行く。
移動するのが面倒なので龍山駅の駅ビル内の食堂街で食べる。
カレーライスを食べたが味が薄くてあまりおいしくなかった。
ただ、具だくさんだったのが救い。
6000Wだった。


  
※龍山の駅ビル内でカレーライスの昼ごはん

駅ビルの外の野外広場へ行くとステージがあり、何かイベントをやっていた。
よく見ると犬猫の里親探しキャンペーンのようだ。
猫はいなかったが犬は数匹おり、自由に触れることができた。
どの犬も人懐こくてかわいい。
飼い主に裏切られて捨てられたのだろうか。

    
※龍山駅ビルの野外広場 犬猫里親探しキャンペーン

犬猫に関する各種パネル展示がなかなか興味深くて楽しめた。
下の画像、左のは「最後まで責任が取れますか?」とあり、犬と人間の年の取り方の差異が説明されている。
犬猫は人と比べると年の取り方が早く、寿命が短いので最後まで面倒を見なければならない。
下の画像、右のは、動物保護、マナーに関する法律について書かれている。
動物虐待をすると罰金500万ウォン以下、外出時のペットの排便不始末は10万ウォン以下、などなど。
このような法律があるのはいいが、きちんと管理されているのか疑問は残る。

  

龍山で買い物やランチ、里親探しキャンペーンなどをで時間を過ごした後、ロッテマートへ行く。
ここでいつものように食品を大量に買い込む。
海苔の売り場は日本人のおばさんたちで大盛況だった。
まわりは日本語ばかり聞こえてくる。
なんだか日本のスーパーにいるみたいだ。



※ロッテマートで買い物


その後、鍾路の永豊文庫へ行く。
ここで欲しかった本を購入。
『ペドゥナの東京遊び』という本だ。
この書店は非常に広いが、店内設置のパソコンに作者名やタイトルを入れると希望の本がある書棚の番号、位置が表示されるのですぐに欲しい本が見つけられる。

地下鉄の駅構内はワールドカップ関連の広告がたくさんあって楽しめた。

    
※キムヨナ:「チソンオッパ!(サッカーのパクチソン)ソウル広場で会いましょう!」 

こちらは人気の歌手グループ、T-ara。
左に映っているのがメンバーの一人、ジヨン。
韓国ドラマ「勉強の神」にも出演中だ。


※T-araのメンバーも。国民年金の広告。


さて、akiさん、ひとりメシさんとの待ち合わせ時間が近づいたので待ち合わせ場所の鍾路のヌヌモーテルへ行く。
早く着いてしまったので先にチェックインしようとフロントへ行くと、なんとチェックインできるのは23時から。それより早くチェックイン希望の場合は割増料金がかかります、と言われた。
貸室(いわゆる休憩)が混んでいるらしい。
ヌヌモーテルにこれまで2回泊まったがこんなことを言われたのは初めてだ。
だが、これまでヌヌモーテルに泊まったのは火曜日と日曜日である。
ピーク時の土曜日には泊まったことがないのだった。
ひとりメシさんにはすぐにメールでその旨連絡を入れた。
akiさんは早くにヌヌモーテルに着いて割増料金の件は把握したらしい。
待ち合わせ時間、おなじみの顔が集まった。
みんな元気そうだ。
3人で相談して付近にあるエメラルドモーテルへ行くことにした。
受付でアジョッシに3部屋空いているかどうか聞くと空いているという。
1泊40000Wとのこと、ここに泊まることに決めた。

  
※鍾路3街駅そばのエメラルドモーテル

部屋へ荷物を置き、すぐにお楽しみの晩ご飯を食べに行く。
1件目は前々から行きたかった立ち食いのドラム缶カルビで人気のソソカルビだ。
新村にある。
行き方は分からないのですでに一度行ったことのあるakiさんに道案内をしていただく。
新村は数年ぶりに来た。
学生の街だけあって若い人たちで大変賑わっている。
akiさんのおかげで迷うことなくお目当てのソソカルビに着くことができた。

なるほど、話に聞いた通り、店内は焼き肉店なのに立ち食い、肉を焼くドラム缶がたくさん置かれている。
日本では味わえない雰囲気だ。
メニューはカルビだけ、14000Wだ。
だから注文も簡単、あとは飲み物を頼むだけである。
肉はお店のアジュンマが焼いてくれる。
大きな骨付きカルビでハサミで食べやすいように切って焼いてくれる。
ニンニクとネギ、ごま油の香りが混ざった、ちょっと甘口のたれが付いてきた。
付け合わせはブッゴチュ(辛くない唐辛子)ニンニク、味噌のみ。キムチなどのおかずは出ない。
さっそく焼かれた肉をたれにつけて食べてみる。
まずはたれのおいしさに驚く。
ネギとニンニク、ごま油の香りが混ざった甘口のたれは非常に肉とよく合う。
肝心のカルビも想像以上においしい。
いくらでも食べられる。
これだけ日本で食べたらいくら取られるか。
実は昨夜は仕事帰りに職場で焼き肉を食べに行ったばかりなので焼き肉は2日続きだ。
それでもおいしく食べられる。
2件目のお店に行く予定だったので肉はおかわりせずに一人1人前分食べ終えると店を出た。
店内の肉を焼く煙のせいで体中焼き肉の香りでいっぱいだ。

    
※立ち食いカルビ店、ソソカルビ

2件目、同じ新村にある冷麺に行くも、どうやら違う店になってしまっておりあきらめる。
akiさんがCDを買いたいというので新村のM2Uレコードへ行く。
私もCD欲しいCDがある。
この店、以前はシンナラレコードだったとひとりメシさんが教えてくれる。
シンナラレコードはここにもあったのか、と思う。
私は以前から欲しかった4minuteのCDを買った。
2件目のお店は宿に近い鍾路に行こうということになった。
帰りが楽なので。
ひとりメシさんご推薦のお店へ行く。
清進洞、ピマッコル近くにある、ロメイエル鍾路タウンという大きなビルの中にその店はあった。
清進洞は再開発中でどんどんさびれており、名店だったヘジャンククの清進屋もこのビルの中に移って営業していた。
さて、2件目のお店は李朝という韓定食のお店、ひとり旅ではまず行けない店だ。
ここで薬水を使用したという釜めし付きの韓定食を頼む。
ひとり2万ウォン、おかずはテーブルいっぱいに並ぶ。
日本人が珍しいのか、お店のアジュンマが食べ方をあれこれと教えてくれる。
温かいうちに食べるように何度も言われる。
最初、お店のアジュンマから「外国の方みたいですけど...」と言われたので私は「私たちは日本人ですがどうしてわかったのですか?」と聞いたら、雰囲気が違うので...と言われた。
釜めしは栗やナツメが入っていておいしい。
中身は皿に移し替えて釜には湯を入れてヌルンジ(おこげ飯)を作るように言われた。
おかずはどれも口に合うものばかり。
ただ、エイの刺身が出てきたのだが、私はこれだけは食べなかった。
食わず嫌いである。
が、勇気あるひとりメシさんは1個食べ、クセは思ったほどない、と言っている(^_^;)
チャプチェにジョン、テンジャンチゲにイシモチのから揚げ、ケランチム、スユク(ゆで豚)、各種キムチ類、食べきれないほどおかずが出てきて満足した。


  
※李朝での韓定食

3件目はコーヒーでも、ということになり、マックでアイスカフェラテだったかコーヒーを頼んだ。
夜遅くまで3人で楽しい時間を過ごすことができた。



※マックのアイスカフェラテ

その後、宿近く、鍾路3街を3人で少し歩き回る。
この辺りは1本中に入ると古い家並み、路地が残っていてなかなかいい。

  
※深夜の鍾路3街の表通り               静まり返った路地裏

一緒に宿に戻り、akiさん、ひとりメシさんと別れて部屋へ戻る。
体中焼き肉のにおいが染みついているのが分かる。
まずはシャワーを浴びる。
部屋が暑いのでエアコンを効かせてコンビニで買ったビールを飲み、くつろいでいると部屋のインターホンが鳴る。
akiさんだ。
彼の部屋も暑いらしく、エアコンをつけようとしたがリモコンが見当たらないという。
彼の部屋へ行って見ると本当にリモコンが見当たらない。
受付のアジョッシへの所へ行き、その旨話すと受付の奥にあった仮の?リモコンを取り出して部屋まで来てくれた。
麺棒でリモコンの穴をつついている。調整しているのだろうか。
無事、akiさんの部屋にも涼しい風が入った。

  
※缶ビールもワールドカップ仕様             

楽しい1日はこれでおしまい。
akiさん、ひとりメシさん、ありがとうございました。

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