秋のソウル2泊3日(2008年11月1日〜11月3日)・1日目
    

              


11月1日(土)

 
今月は韓国旅行を始めてから10年目の月になる。当時はまさかこんなに継続して何度も訪韓するとは思っても見なかったのだが。訪韓10年目を記念して今回は当時ツアーで利用したウエスティン朝鮮にでも泊まろうかとも考えたがやはり高いし本当の韓国を味わえない気がした。
 毎回利用する日本航空の8831便に乗るために羽田空港へ。羽田⇔金浦線ができてから本当に楽になった。羽田空港の国際線ターミナルは行く度に売店が増え、スペースも広くなっている。
 
※日本航空8831便ソウル金浦空港行き

 今回も富士山見たさに座席は左の窓側を指定しておいた。離陸後しばらくするときれいな富士山が見えてきた。ちょうど頂上近くに雲がかかり、まるで富士山が噴煙を上げているような景色だ。

※富士山から噴煙が!たまたま雲がうまい具合にかかっていただけです。

 機内食はこの夏からとても改善された。JAL食楽空弁シリーズ、今回は松花堂シリーズ「紅」という弁当が出た。
中身は以下の通り。

・いくらご飯
・がんも煮
・ひじき枝豆煮
・ゆかりご飯
・蟹寿司
・蒸し鶏唐辛子味噌和え
・焼魚(万鯛)
・きのこご飯
  
※食楽空弁「紅」。少しずついろいろなものを楽しめる。機内食はとても良くなった。

 どれも少しずつだが、これらが升目状に入っており見た目もきれい、米からして本当においしい。これは手の込んだ弁当だ。しかも弁当と一緒に解説のパンフレットまで付いてくる。
 ソウルには時間通り到着、両替したが円高ウォン安の影響で100円→1287Wだった。

※金浦国際空港

 まずは宿を確保するためにサモモーテルに行く。いつもの顔なじみのアジョッシがいたが、申し訳なさそうに今日は満室だと言う。明日は空室があると言うのでとりあえず明日の部屋を予約する。
 今日は近くの清進旅館へ行った。ここはオンドルだったら空いているというので即決めた。清進旅館は初めてだ。1泊40000W、部屋はきれいだが同じ宿泊料ながらサモモーテルと比べるとだいぶ狭く、5階の部屋を割り当てられたがなんとエレベーターもない。受付のアジョッシの対応はとても良かった。
  
※清進旅館                        ※部屋の窓を開けるとこんな光景が。キムチが入っているのかな。

 キムパブ天国で昼ごはんを食べる。JAL8831便を使えば初日からソウルで昼ごはんを楽しめるのだ。今回はオムライスを食べた。以前も食べたが全体に甘めで食べやすい。

  
※キムパブ天国のオムライス。              ※再開発の進む清進洞

 気になっている清進洞へ行ってみると再開発事業が始まったようでだいぶ風景が変わり、寂しい感じになっていた。
 午後は大学路・トンスンアートセンターへ演劇を観に行く。三谷幸喜作「笑の大学」ソウル公演をやっているのだ。韓国人向けなので俳優も韓国人、もちろん韓国語での上演だ。が、この時点でまだチケットをもっておらず、当日券を買うことにしていたのだった。
 鍾路から大学路までは162番の青い路線バスで行くのが楽だ。162番バスは数分おきに来るし、大学路までは10分程度で着く。さっそく「笑の大学」が上演されているトンスンアートセンターの劇場へ行く。窓口に行くとすでに15時開演の当日券目当ての人が10人ほど並んでいた。
 自分の前の人たちもS席を希望しているようだが窓口では「メジン」(売り切れ)と言われている。
  
私もだめもとでS席1枚、というとやはり「メジン」と言われたのだが、ちょうどその時、窓口に別の係員がやってきてなにやら名簿のような表を持ちながら相談している。
 窓口の係員はその後、私にちょっと待って下さい、と言った。しばらく待っていると「今、S席が1枚だけ出ましたがどうしますか?」天の声だ。
 私は、早くください!(パルリ ジュセヨ!)と言った。こうして運よくS席チケットが買えたのだった。35000Wだった。トンスンアートセンターの窓口は2つあり、1つは予約者用、もう一つは招待者・当日購入者用となっていた。
写真はチケットの画像。
 作品の内容は日本で上演されたのとほぼ同じだが日本語独特の洒落や日本独自のストーリーは一部韓国風にアレンジされていてそれがまた本当に可笑しかった。
 上演中は観客たちの笑い声が絶えず、日本以上に観客の反応が良かった。
  
※劇場内の様子

 観劇後、夕方はいつものクギル館ドリームパレスへチムジルバンを楽しみに行く。ここはいつも空いていて助かる。夜は鍾路のシンソンソルロンタンへ。ここは何度となく来ているがソルロンタンはもちろん、キムチが大変美味しいのだ。食べ終えて再度メニューを見るとヨーグルトなるものがある。試しに頼んでみたがあれこれトッピングされたにぎやかなヨーグルトが出てきた。おいしかった。
  
※シンソンソルロンタンとシンソンヨーグルト

 外はすでに真っ暗だがまだ宿に戻るのは早い。旅行初日だが疲れは全くないのでソウルの夜景を楽しみながらソウルタワーのある南山を徒歩で登ってみることにした。以前、ケーブルカーは使ったことがある。
 南山のハイキングコースは夜8時過ぎだというのに家族連れで結構賑わっている。道と言うより登り階段がこれでもかと延々と続いているのだが韓国人たちはとても元気で年配の方でもすいすいと登っていく。
 
 約40分ほどかけて南山を登りきる。さすがにここまで登るとソウルの夜景を充分に楽しめる。ちょっと疲れたがここまで来てよかった。間近に見えるソウルタワーのライトアップもとてもきれいだ。すぐ近くに鍾路タワーが見え、意外に近いことに気づかされる。
 充分にソウルの夜景を楽しんだ後、また徒歩で鍾路まで戻る。いい運動になった。宿に戻る前にPCバンに寄って一休み、今日の日程はこれでおしまい。
       

                            

                  

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