チャンマの韓国行き(2005年7月1日〜3日)・2日目

※プサン港に停泊中の関釜フェリー

2005年7月2日(土)
 例によって隣のチョゲ寺のお経が聞こえてきて自然に気持ちよく目が覚める。
今日はソウル発5:30のKTXに乗り、プサンへ行く予定である。
 目が覚めたのは明け方4時半頃。その頃からお経が始まっていたことになる。
残念ながら外は雨が降っている。サモモーテルを出、隣のチョゲ寺へ行って、私も旅行の無事をお参りする。
明け方4時半過ぎだというのに早朝から信心深い参拝客が絶えない。
 なにかほっとさせられる光景だ。
 大通りへ出てタクシーをつかまえる。明け方のチョンノは道路ガラガラで、10分ほどでソウル駅についてしまった。
私が乗るKTXは5時半にソウル駅を出発し、8時29分にプサンへ着くKTX41号である。
ソウル駅の窓口でこの列車の切符を買う。特室があるかどうかきくとあるという。運賃は60000Wちょっとだった。
カードで買えるのがうれしい。
 ゆったりしたKTX特室のシートに座ると急に眠くなってきた。私が乗った特室車両の乗車率は3割弱くらい。
相変わらず空いている。
 ウトウトしていると、無料サービスの飲み物ワゴンが来た。ジュースをもらい、寝る。
案内放送で目が覚める。大田駅に着くところだった。1時間ほどで大田駅に着く。速い。
大田は観光すべき場所はほとんどないがその分、飾り気のない街を見れるので気にいっている。
 さらにKTXは飛ばして東テグ駅へ。ここは昨年の夏に来た。暑かったテグの夏を思い出した。
KTXが高速運転をするのはこのあたりまで。ここからは普通の特急列車並みのスピードになる。
外は時折り視界が悪くなるほど激しい雨が降っており、所々に見られる川は茶色い泥水の色をしている。漢江もそうだった。
窓から見える風景は日本とあまりかわらない。
 プサン駅には定刻どおり到着した。久しぶりのプサン駅。とても立派になっていておどろく。
朝ごはんをまだ食べていないのでお腹がすいてきた。まずは西面のデジクッパ通りへ行ってプサン名物のデジクッパを食べることにした。
 プサン訪問は2年半ぶり3回目となる。ガイドブックを見るのが面倒なので記憶を頼りに動く。案外と道を覚えているものだ。
プサン地下鉄の交通カードである、ハナロカードを地下鉄の窓口で買う。カード代が2000Wで、いくら分充電(チャージ)するか聞かれたので1万ウォン分チャージしてもらった。計1万2000W。
 西面駅から歩いてすぐの所にプサン名物デジクッパ専門(とんこつスープのクッパ)の食堂が集まった通りがある。ちょっとごちゃごちゃした感じのせまい通りだ。

 立ち並んでいるどの食堂も豚骨を煮込む大きな釜を店頭に出してあちこちから湯気が出ている。
 そのうちの1軒、キョンジュクッパという食堂に入る。デジクッパは4500W。
注文すると白菜キムチ、にらキムチのほか、アミの塩辛、味噌、青唐辛子とスライスしたたまねぎ、タレが並ぶ。
 つづいてデジクッパも出てきた。食べ方はアミの塩辛やニラキムチなどをクッパの中へ入れて味を調える。スライスしたたまねぎや青唐辛子は味噌につけて食べる。タレはデジクッパの中に入っている豚肉につけて食べる。
 
 食堂のおばさんはそのように教えてくれた。が、プサンまで来ると方言がかなりきつい。抑揚が激しくて怒っている感じだ。
とんこつスープは日本のとんこつラーメンほどくどくなく、臭みも少なかった。クッパを一口、二口食べたところでスライスしたたまねぎに味噌をつけて食べるのを繰り返す。なんともよい取り合わせで美味しい。
 お腹も満足したところで南浦洞へ行き、龍頭山公園へ。プサンタワーからの景色を見に行く。
ここから見えるプサンの景色は私のお気に入りの1つである。

雨はやんできた。
 龍頭山公園は山の上にあり、大通りからエスカレータを乗り継いで行けるのであるが......まだ営業時間前であった。
しかたなく停止しているエスカレータを一段一段歩いて登っていく。ばからしい。
 登りきると公園とともにプサンタワーが姿を現す。

 プサンタワー展望台からプサン港方面を見るとちょうど関釜フェリーが泊まっているのが見える。
ここでしばらくプサン市街の景色を楽しむ。雨上がりでちょっと霧もかかっているがいい光景だ。
 次に行くのはここからちょっと離れた温泉場、東莱の虚心庁である。虚心庁は健康ランド風の温泉場である。
 地下鉄で南浦洞駅から30分ほどかかる。初めて行く場所だ。
虚心庁の入場料は8000W,後払いだ。システムはチムジルバンと同じである。
 服を脱いで温泉に入りに行くと.......非常に広くて明るい感じの屋内温泉があった。本当に広い。
大浴場のほかにヒノキ風呂やジャスミン風呂、バラ風呂まである。ひとつずつ入ってみる。香りがとてもよい。
 露天風呂もある。外の空気が気持ちよい。
ここは、温泉のほかにチムジルバンもあるなど、いろいろ楽しめる施設がたくさんで一日いても飽きないだろう。
温泉を十分楽しんだ後、1階のベーカリーコーナーでマフィンを買う。
 ところで私が予約してあるソウルに戻るKTXは13:20プサン駅発だが、虚心庁でゆっくりしすぎたようだ。
地下鉄プサン駅に戻ってきたのはKTX発車5分前。全力で走ってKTX乗り場へ。ギリギリで間に合う。
虚心庁、また是非行きたい場所となった。
 帰りのKTXは一般室に乗った。乗車率は8割ほど。座席は思ったよりは狭くない。
ソウルに着くまで、窓の外をずっと見ていたがソウルに近づくにつれて雲行きがあやしくなり、また雨が降ってきた。
 ソウル駅についてから再び明洞へブラブラしに行く。
ソウル駅から地下鉄で明洞の繁華街へ出るには地下鉄4号線に乗って明洞駅で降りるか、1号線で市庁駅へ行き、そこから地下街を歩いていく2種類の方法がある。
 私は雨が降っているので1号線に乗って市庁駅へ行き、そこから地下街を歩いていくことにした。が、あいにく明洞の繁華街へ抜ける小公洞地下商街は工事中で使えなかった。仕方なく、地上へ出て歩いていくことに。
 賑わう明洞の繁華街をブラブラ歩くのはとても楽しい。すぐに時間が経ってしまう。
さて、この後は韓国cyworldで知り合った韓国人友達と会うことになっている。昨日,PCバンでcyworldをチェック中、ソウルに来ているなら会おうとメッセージが来たのだ。18:00に大学路駅3番出口で待ち合わせている。
 大学路のマロニエ公園は雨にもかかわらず学生達のパフォーマンスで盛り上がっていた。若い韓国人はこんな雰囲気が好きなのかぁと思った。
 友達とは無事に会え、私の希望でノルブブテチゲという部隊チゲ専門店へ行く。専門店で一度きちんとしたのを食べてみたかったのだ。
注文はすべて友達にまかせる。程なくして、ガイドブックでおなじみの部隊チゲが運ばれてくる。

 即席ラーメンがドカンと入っているのが何ともいい。味は私が想像していた通り、辛ラーメンスープをもう少し豊かにした感じだ。
おいしい。これと焼酎の組み合わせは最高だと思った。値段は1人3500W程度だった。安い。
 部隊チゲを食べ終えると、この後案内したいお店が近くにあると言う。レッドマンゴーという店で、今、ソウルで大流行らしい。

メインはヨーグルトアイスとのこと、かなり興味がある。
 店は大学路の繁華街の中にあった。店内は学生でいっぱいだ。注文はまずヨーグルトアイスを頼み、そのあとショーケースの中からトッピングするフルーツやソース類を5つまで注文していいらしい。キウイやマンゴ、キャラメルソースなどトッピングしてもらった。
 それをが〜っと混ぜて食べる。
 とにかくおいしい。アイスクリームのようにくどい甘さではない。暑い中食べるのはさっぱりとして最高だ。見た目はアイスクリームだが、味はコクのある冷たいヨーグルト。そんな感じだ。
次回の訪韓の際にも必ず行こうと思った。
 友達と十分おしゃべりを楽しんだ後、別れて私は清進洞のバーへ行った。

ここは前々回の訪韓時に初めて来てかなり雰囲気が気に入ったのだ。日本人観光客もいないし、とにかくぼ〜っとお酒を飲むのにいい場所だ。
値段も高くはない。
 まずは喉が渇いていたので韓国ビールのcass(4000W)を注文する。かっぱえびせんと共にビールが運ばれてくる。
飲みながら明日の予定をいろいろ考える。明日も朝から天気が悪いらしい。出歩かないのが賢明か.....。
 おいしくて、ビールはすぐに飲んでしまう(^^;;続いてカクテルのマティーニ(8000W)を注文する。
これをちびりちびりやりながらお店の雰囲気を楽しむ。毎日こんな事ができたら、と思う。
 このバーから宿泊しているサモモーテルまでは歩いて5分くらいであるが酔い覚ましを兼ねてチョンノ3街のほうまで遠回りして散歩して帰る。
今日の予定はこれでおしまい。

※おまけ
これ、なあに???(笑)↓




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