大阪で食道楽&ちょっと遅い初笑い(2008年3月15日〜3月16日)・1日目

                           
                      

 旅行記として掲載はほとんどしていないが大阪へは年に数回訪れている。毎回、その旅程はごく簡単なもの、なんばグランド花月で大好きなお笑いを観賞、夜は飲んで翌日の午後にゆっくりと帰るというものである。旅行記にするには大げさだし掲載を控えてきたが大阪へ行くとあれこれ食べてしまい、その記録だけでも残しておこうと思って今回は掲載することにした。
 例によって朝ごはんは羽田空港でカレーライスである。沖縄行きの飛行機は客層が観光客、家族連れらしき人が多いのだが大阪行きはスーツを着たビジネスマンがとても目立つ。

※羽田空港ではやっぱりカレーライス(^^;)

 大阪へ行く際の座席指定は右の窓側にする。羽田空港を離陸後、10分ほどで我が家上空を通るのが確認できるしその後数分で富士山をはっきりと楽しめるからだ。飲み物を飲んでいるともう眼下には中部国際空港が見え始め高度も下げ始める。この路線はあわただしく寝る暇もない(笑)
  
※JALから撮った鎌倉・江ノ島付近。         きれいな富士山〜

 伊丹空港からは空港バスでなんばへ向かう。25分でなんばに着くのだから便利なものだ。今日の昼ごはんは西成・太子にある昔ながらの食堂へ行こうと思っている。難波駅から御堂筋線で動物園前駅へ。地上に出て道路を渡るとそこが動物園前一番街という昔ながらのアーケード街。演歌が流れていて独特の雰囲気だ。
 このアーケード街に南自由軒という洋食屋さんがある。店内は一昔もふた昔も前の雰囲気だ。ここまでくるともう観光客はいない。ランチを頼む。ランチの中身はハンバーグ、ビフカツ?(デミグラスソースがかかっている)、ハム、サラダとライスである。
 画像では確認できにくいがトマトの下に実は握りこぶしくらいの量のポテトサラダも隠されている(^^;)懐かしい洋食の味でとてもおいしい。これで1000円である。
  
※動物園前一番街商店街の南自由軒        ランチ。結構なボリュームで満足

 この通りは昔ながらの喫茶店や食堂が並び、まるでマンガの「じゃりん子チエ」が出てきそうな雰囲気だ。食後は新開筋中央商店街、山王市場通り商店街などの古いアーケードをブラブラと歩く。お惣菜店や食堂、菓子店など私が子供の頃によく見かけたようなたたずまいのお店がここにはたくさんある。なんだかこのエリアだけは時間が止まっているような感じだ。
  

 地下鉄に乗って谷町へ行ってみる。谷町の空堀にも古い商店街があるのを以前からチェックしていたのだった。商店街は寂れているところが多い中、大阪の商店街は見た感じでは元気なところが多く感じる。このからほり商店街もそうだ。
 激安スーパーの「スーパー玉出」を見つける。中へ入って様子を見る。店内は所狭しと商品が並べられカラフルでにぎやかな店内装飾だ。関東ではなかなかみられない商品も結構あり、ここで時間を潰してしまう。旅行先のスーパーはやはり面白い。
 谷町の住宅地を歩いていると面白いものを見つけた。沖縄・名護にあるヒンプンガジュマルみたいな木だ。道路の中央に立っておりその風景はそっくりだ。
  
※谷町のからほり商店街                沖縄・名護のヒンプンガジュマルとそっくり

 歩き疲れて小腹が空いてきた。難波へ戻り千日前のたこ焼き座でたこ焼きを食べる。このあたりはたこ焼き屋さんがあちこちにある。よく潰れないと思う。大阪で食べるたこ焼きはやはり美味しい。外側は程よく焼け、中はトロッとしてアツアツ、これがたまらない。注文時にソースの好みを聞いてくれる。にんにく醤油というのがあったのでそれをかけてもらった。なかなか合う。

※リュックの中に入れたら押されてしまいたこ焼きの形をしていないが味は最高

  夕方からはなんばグランド花月でお笑い観賞。青空(女の子2人組の漫才・野球ネタと芸能ネタがかなり笑える)、月亭八方の落語(香港に売り飛ばすぞ!のネタがたまらない!)、他に西川のりお・上方よしお、ティーアップなど、新喜劇は挙動不審なMr.オクレの出番が多く本当に笑い通しだった。全部で2時間半程度の公演、これだけの間笑い続けるとストレスも解消される感じがしてクセになる(^^;)

※お笑いの総本山、なんばグランド花月

 夕方6時半から始まった公演は夜9時過ぎに終了、その足で東心斎橋のベルギービールのバー「グランドルフィンズ」へ行く。ここは数十種類のベルギービールが置いてあり、料理もまた美味しいのだ。それ以上にお店の雰囲気がとてもよい。お店に入る。若い店長さんは私の顔を覚えていてくれたようだ。
 さっそくヒューガルデンホワイトを頼む。なんと樽生があるとのこと、もちろんそれを頼む。おいしい。フルーティーで香りよくきりっと冷えた感じが最高である。日本のビールでは味わえない中身だ。「おつまみは.....」と頼もうとしたところ店長さんから「フリテンでしょう?」。言うこと無しだ。
   
※ヒューガルデンホワイト                右の皿がフリテン(ベルギーの屋台料理、フライドポテト)


 フリテンはベルギーの屋台料理、要はフライドポテトだが酸っぱめのマヨネーズがかかっている。これとビールの相性は最高である。2杯目のヒューガルデンホワイトを飲んだ後、お気に入りのオルヴァルを飲む。これはベルギー、オルヴァル修道院のビール、やはりフルーティーな香りだが味はどっしりとして苦味が強い。初めてこの店を訪れて私の好みをお店の方に話したらこのビールを勧められ、それ以来気に入ってしまったビールだ。グラスはオルヴァル専用のグラスに入れてくれる。ワイングラスを大きくした感じの面白い形をしている。ソーセージを頼んで至福の時間を過ごす。
  
※オルヴァル                       ソーセージ


 飲んだ後はやはりラーメンである。道頓堀まで歩き薩摩っ子ラーメンへ行く。夜中の12時近いというのに道頓堀はとても賑わっている。この時間もたこ焼き屋さんがやっているのには驚かされる。
 薩摩っ子ラーメンでラーメンを頼む。850円と高いがチャーシューの量が多い。にんにくを入れるかどうか聞かれたので入れてくれるよう頼んだらみじん切りのをたくさん入れてくれた。スープはとんこつ味、なかなかおいしかった。印象に残っているのは普通のラーメンでもおいしいチャーシューがたくさん入っていた事か。
  
※夜の道頓堀繁華街                  薩摩っ子ラーメン

 いい気分でホテルに戻りこの日は終了。
 
                             


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