秋の欲張り韓国2泊3日(2005年9月23日〜25日)・1日目

2005年9月23日(金)
 この3連休でまた韓国へ行くことにした。
羽田⇔ソウル・金浦便の増便により、選択する便によっては現地で大変有効に時間を使えるようになった。
今回の旅行では現地滞在中に普段ホームページでお世話になっている方たちと二晩とも会う予定である。
すでに顔なじみの方がほとんどであるが同じ趣味をもった者同士、とても楽しみである。
羽田発8:15発のJAL8831便は定刻どおり出発した。ほぼ満席のようだ。
相変わらず韓国旅行ブームは続いている。
離陸後、外を見ているとちょうど地元横浜のランドマークタワー上空を飛んでいることが分かった。
いつものように5分で食べきれる冷たい機内食を食べた後、しばらくウトウトしていると飛行機は高度を下げ始めた。
韓国の見慣れた高層マンション群が窓からはっきりと見えてくる。
ソウルまでは本当にすぐに着いてしまう。
結局、定刻より30分ほど早く、10時15分頃金浦空港に着いた。ありがたい。
入国手続き後、空港より地下鉄で鍾閣駅へ向かう。いつも宿泊する旅館の最寄り駅だ。
ソウル地下鉄のアナウンスを久しぶりに聞くと韓国に来たんだ〜と思う。嬉しい瞬間だ。
無事鍾閣駅に着く。と、駅の構内で偶然にいつもホームページでお世話になっているつぶおさんに会う。
誰かを待っているようだ。
私のソウルでの定宿はここから歩いて5分程度のサモモーテル、韓国一の仏教総本山、チョゲ寺の隣りだ。
サモモーテルのフロントで今日の部屋はあるかと聞くと........何と!ないと言う。
いつものフロントのお兄さんは申し訳なさそうだ。
満室だったのは初めてだったのでちょっとびっくりしたがまあこの周辺には腐るほど旅館はある。
サモモーテルのすぐそばにある「現代荘旅館」ヘ行く。

※ 現代荘旅館。奥はチョゲ寺。

この旅館は外観が大変寂れた感じがしており、私的には以前からとても気になっていたのだ。
中へ入る。中は暗くてフロントには誰もいない。
大きな声で挨拶すると中からおばあさんが出てきた。
部屋はありますかと聞くとあるそうだ。
値段は1泊なんと20000W(約2000円)とのこと。ソウルでこの立地での値段は安い。
あまりに安いので信じられず、再び確認すると、旅館のおばあさんは笑いながら「安いでしょう?」と言った。
しかし.....部屋に入って納得した(^^;;
部屋の窓を開けるとなんと旅館のかたの台所近くが見える。
したがって部屋にいると絶えずお皿を洗う音や旅館の従業員(ご家族)の話し声などが聞こえてくる。
トイレはペーパーがなかった(^^;;即持ってきてくれるようお願いした。タオルも(^^;;
シャワーがあったがお湯は出なかった(T.T)
ベッドのふとんの上はホコリだらけでふとんは煮しめふとんだった(泣)
テレビは昔のテレビでチャンネルはガチャガチャとダイヤルを回すタイプだった。
部屋はなんか、独特のニオイが漂っていた。
というわけで今日1日だけここに泊まることにし、明日は付近のソウル観光ホテルに泊まることにした。
時計を見るとお昼ちょっと過ぎ。ありがたい。
十分に時間が使えそうだ。
近所のお世話になっている旅行社に航空券を取りに行った後、鍾路5街の広蔵市場へ昼食を食べに行った。
ここは南大門市場のような観光市場ではなく、純粋なローカル市場だ。とても気に入っている。
麺類を食べされる露店に腰を下ろす。カルククスが食べれるようだ。
  
※広蔵市場で。カルククスとその露店。

露店のおばさんにカルククスを注文する。
おばさん:「あなた、韓国人じゃないでしょう?」
私:「はい、日本人です」
おばさん:「韓国語、上手ですね〜」
私:「いえいえ〜」
おばさん:「(他のお客に)ねえ、日本人だって。韓国語うまいわよねえ」
完全にお世辞である。(笑)
私が本当に韓国語がうまかったら、あなた、韓国人じゃないでしょう?などという質問は出ないはずだ(笑)
カルククスは韓国風の辛くないかけうどんだ。
具はきざみ海苔とコチュジャン、おでんである。なじみやすい味だ。
ツユは魚介のダシが結構効いていておいしい。日本風だ。
付け合せにスンデ(豚の腸詰)とキムチなどを出してくれた。
カルククスを食べようとすると、おばさんによくかき混ぜなさい、と言われた。
そう、トッピングされた具(コチュジャン、海苔、おでん)をよくかき混ぜてたべると一層おいしいのだ。
いずれも本当においしかった。
これでなんと3000W(約300円)だった。安い!
食後、しばらく市場内を見て歩く。
観光化されていない在来市場を見るのはとても面白い。
このあと、すぐ近くの東大門市場周辺や、最近整備された清渓川付近、黄鶴洞市場(中古ガラクタ市場)などを見てまわった。

※きれいに整備された清渓川

この東大門エリアもさまざまな性格の市場が集まっていて本当に楽しい。
市場を見たあとは、地下鉄で明洞へ行く。
明洞のSKCプラザというCDショップで韓国ドラマ「あんぱん」のDVDと各種韓国歌謡曲のCDを買うためである。
このお店は韓国ドラマのDVDがとても充実している。
明洞は相変わらず若い人たちで賑わっていた。この雰囲気は大好きである。
次に南大門市場へ向かう。
予備の眼鏡を作るためだ。韓国の眼鏡はすぐ作ってくれるし、なんと言っても安くてかけ心地がよい。
名家眼鏡デパートへ行く。前回は店名の面白さにひかれて「親切社」という眼鏡屋さんへ行ったが、今回は同じ所ではつまらないのでここにした。
まず視力を測り、自分の希望する眼鏡フレームをいくつかお店の人に選んでもらった。
お店の方の対応はとても丁寧だ。
気に入ったものが見つかり、値段をきくと全部で160000W(約16000円)だという。
私は視力がとても悪くていつも眼鏡は高くつくのだがこの値段はとても安い。
あちこち動き回っているうちに夕方になってしまった。
夕方からは普段ホームページでお世話になっているきゃおるさんと清進洞のパプサンモリでオフである。
無事、会うことができ、パプサンモリへ。
きゃおるさんは7月の中華街オフ以来だが相変わらずあちこち旅行に飛びまわっていて元気そうだ。
パプサンモリは豚の焼き肉がとてもおいしい。かといって一人ではなかなか勇気がいる。
私たちがパプサンモリに入った後、急に店内が混みはじめた。いい時に来たようだ。
目の前の鉄板にはおおきな豚肉と白菜キムチ、たまねぎ、にんにくなどが乗せられた。
とてもいい匂いがしている。お店の方がはさみで食べやすい大きさに切りながら焼いてくれる。

パプサンモリの豚肉焼き。

ところで私たちの後ろのテーブルからも日本語が聞こえてくる。
今日、私たちとここで合流予定だった初対面となる、GUCCIさんご家族とGUCCIさんのお友達ご家族であった。
パプサンモリオフはおかげでとてもにぎやかな楽しいオフとなった。
しばらくおしゃべりを楽しんだ後、GUCCIさんたちはチムジルバンへ行かれるとのことでさきに帰られた。
私たちも十分に食べたのでお店を出た。
きゃおるさんはこのあとイテウォンへあかすりに行くとの事、予約した時間までまだ少しあるそうなので近所のドトールでもうしばらくおしゃべりを楽しんだ。韓国ドラマの話や旅行の話など話題は尽きなかった。
きゃおるさんと別れた後、私は行きつけのPCバンへインターネットをやりに行った。
結局夜中までずっとインターネットをやり続けてしまった。安いのでお金の心配は要らない。
明日はスアンポという、ソウルから高速バスで2時間半の所にある温泉場に行くのだが念のためネットで高速バスの予約状況と運行スケジュールを調べてみた。
空席も結構あるようだし、バスも1時間に1本出ているようだ。ガイドブックの情報とかわりない。
現代荘旅館へ戻り、シャワーを浴びようとしたがやはりお湯が出なかった(^^;;
今日は風呂は諦めた。明日は山あいの温泉地、スアンポ温泉に行くのだからいいだろう。
寝たのは夜中の3時前であった。
目が覚めると旅館の隣りから木魚の音と共にお経が聞こえてきている。
時計を見ると4時だ。
結局、時間がもったいなくて1時間しか寝ていない(^^;;
まだ若いから大丈夫だ(爆)

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