た び の き ろ く

*2回目のソウル2泊3日(1999年1月10日〜1月12日)
 ☆今回の旅のダイジェスト

1999年

1月10日(日)

10:00 JAL953便成田発

永豊文庫、新村の現代百貨店で買い物、百済参鶏湯で夕食、明洞で食べ歩き、散策。ウェスティン朝鮮泊

1月11日(月) 終日 明洞のソルロンタン店で朝食、地下鉄で仁川、自由公園など散策、午後は仁寺洞、チョゲ寺、タプコル公園

夕方からロッテデパート地下食品売り場。明洞で食べ歩き。ウェスティン朝鮮泊

1月12日(火)   ソウル駅周辺、南大門散策。その後帰国便へ。


 1998年12月の初めての韓国旅行以来、近いうちにまた訪れたいと思っていたが、年が明けて1999年1月、再び韓国を訪れる機会をつくることができた。今回もソウル2泊3日のフリータイムのツアーに参加した。

1999年1月10日(日)

ソウル到着まで
 行きの飛行機は、成田空港を10時ちょうどに出発する日本航空951便だった。前回もそうであったが、昼過ぎにソウルに着く便に乗るためには、自宅を5時過ぎに出なければならない。成田空港までの遠さを改めて感じさせられた。10時出発のはずの便であったが、乗客の乗り遅れのため、30分ほど遅れて成田空港を離陸した。機内では例によって到着地ソウルの現在の天候についてアナウンスが入る。「現在のソウルの天候は晴れ、気温はマイナス11度・・・」あまりの寒い気温の知らせに、乗客からどよめきが聞こえた。
 約30分ほどの遅れでソウル金浦空港に着陸、機内のアナウンスは「現在、マイナス3度」と言っていた。飛行機を降り、入国手続きをするために案内板に従って空港ビル内にはいる。前回と同様、やはりニンニクと何かが混じったような独特のにおいが漂っており、韓国に来たんだ、という実感がわいてきた。すべての手続きを済ませ終えると、旅行社の韓国人係員が待っていた。ホテルまでマイクロバスで連れていってくれるのである。シーズンオフだからであろうか、空港ビル内は旅行客はまばらで大変すいている。
 旅行社係員に連れられて空港ビルの外に出ると、やはりマイナス3度、キリッとしたするどい寒さが伝わってきた。係員の方の説明によると、韓国はここ一週間ほど寒波の影響で大変寒く、夜はマイナス12〜3度にまで気温が下がるらしい。ソウルを流れる漢江も凍り始めたそうである。空港からホテル(ウェスティン朝鮮ホテル)までは40〜50分ほどかかるのであるが、その間、ソウルの交通事情の激しさを垣間見ることができた。道路が広いせいもあるが、高速道路でもないのに、100キロ近くのスピードは当たり前、ウインカーも出さずにそのままの速度で平気で急に割り込んでくる車が後を絶たず、ちょっとしたスリルを味わえた。自分だったらとてもソウルでは運転できない。
 ホテルに着いたのは2時半過ぎであった。しばらく休み、荷物の整理をしたあとホテルを出た。このあと、夜の9時過ぎまで、以下の場所を見て回った。

*永豊文庫(ヨンプンムンゴ)
 ガイドブックによれば、ここは韓国最大の本屋、そして文具店だそうである。ホテルから地下鉄ですぐ、駅からも直結している。日曜日の夕方のせいであろうか、ものすごい人である。日本でいうと、三省堂や、丸善などに相当するのであろうか?そして、ここのフロアーは、大変広いのであるが、そこへ本棚が多数ぎっちりと置かれているために中の通路は人がやっとすれ違えるくらいの幅しかないくらいせまい部分が多く、店内での移動がしづらかった。韓国語は、本のタイトルくらいしかすぐに意味が分からないが、それでもいろいろな本をパラパラと見るのはけっこう楽しめる。観光ガイドブックのコーナーに行くと、日本関係のガイドブックが多数平積みにされており、そこで立ち読みする人も多かった。日本への旅行は人気があるのだろうか?雑誌のコーナーに行くと、パソコン、車関係のものが目立ったが、表紙のデザインといい、中身といい、日本のものとデザインはかなりにていた。私は、韓国のサッカー関係の雑誌が欲しかったが、あいにく見つけることはできなかった。
 次に、料理の本のコーナーに行った。韓国の家庭料理について興味があったからである。ここで私は、韓国の家庭料理の作り方を紹介した写真集のような本を買った。5500ウオン(550円)だった。写真が大変豊富で紙質がよく、韓国家庭料理を目で楽しめた。このコーナーには、ほかに、「スピード料理」や、「栄養料理」というタイトルの本などがあり、種類は豊富だった。
 この本屋で一番印象に残ったこと、それは、本を買わずにその売り場で座り込んで必要な部分を自分の手帳などに時間をかけてメモしている人が多かったことである。

*現代百貨店
 このデパートの地下に巨大な食品売場があるときいてやってきたが、まさにダイエーなどの日本の大きなスーパーそのものだった。野菜、果物、様々な食品類、そしてホームセンターなどで売っているような生活雑貨も豊富にあった。菓子のコーナーに行くと、日本と同じくスナック菓子が豊富でしかもテレビのキャラクターらしいものを使ったのも多くあった。スナック菓子はだいたい500ウオン(50円)くらいであった。レトルト食品のコーナーでは、やはり即席ラーメンが豊富だった。パッケージを見るとスープがどれも唐辛子を使ったオレンジ色をしており辛そうだったが、その中に「生生ウドン」という生麺を使ったらしい即席うどんがあったので買ってみた。ふつうの即席ラーメンが500ウオンなのに比べ、そのうどんは倍の1050ウオン(105円)もした。日本に帰って食べたが、日本の素朴なかけうどんそのものであり、大変美味しかった。

*百済参鶏湯
 ホテルに戻ったのが6時半過ぎ、夕食をとるため明洞の繁華街へ向かった。日が落ちてきたため、かなり寒い。顔が痛いくらいである。もうマイナス10度くらいにはなっているだろう。それでも明洞の繁華街は人通りが多くどの店もにぎわっており活気に満ちていた。
 「百済参鶏湯」という参鶏湯専門の店にはいる。日曜の夜というのに大変すいている。私はそこで「オゴルゲタン」という黒い鶏を使った参鶏湯を頼んだ。日本語は通じないようだ。例によってキムチが数種類並べられる。多くてすべては食べられない。ずっと寒い中歩いてきてからだが冷えていたため、辛いキムチは本当に美味しく感じられる。「オゴルゲタン」は骨まで黒く少しグロテスクであったが、鶏の臭みのない自然の風味ととともにうまみが多く感じられ体が温まった。外は寒いからと思い、残ったキムチをほおばりながら勘定を済ませて店を出た。ビールと合わせて確か18000ウオン(1800円)支払ったと思う。韓国での夕食としては贅沢なものになってしまったようだ。
口の中が大変辛くなってしまったが、その分、外の厳しい寒さが非常に気持ちよく感じられた。

 ホテルに戻り、テレビで天気予報を見ていると、明日はマイナス13度まで下がると言っていた。

1月11日(月)
*ソルロンタン
 朝6時、昨夜フロントに頼んでおいた、モーニングコールの電話で目が覚める。目が覚めて、今自分が韓国にいることに気づいて嬉しくなる。韓国の日の出は遅く、7時を過ぎても暗くて、車はライトをつけて走っている。今日は、このあと明洞へ向かい、まだ食べたことのないソルロンタンを朝食に食べに行き、午前中は仁川へ電車で行き、午後はソウルへ戻って仁寺洞とその周辺を見て回り、夕方ロッテデパートで買い物、夜は、また明洞で食べ歩きをするというスケジュールを立てた。
 テレビのニュースによると、やはりソウルはこの朝、マイナス10度以下になっているらしい。
 ソルロンタンは、牛を長い時間をかけて煮込んだスープの中にご飯やそうめんのようなもの、肉などが入った汁かけ飯のようなものである。明洞にあらかじめチェックしておいた味成屋という店があるので、そこへ食べに行った。6時30分頃、ホテルの外に出て明洞へ歩いて向かったが、途中にある水たまりはすべて凍っていた。
 この店は朝6時からやっているとのことであったが、客は私だけであった。店に入り、ソルロンタンを注文し、窓際の席に座って待っていると、店のおばさんが、「ストーブ、ストーブ」と言って手招きしている。窓際の席に座らないで、店の中央に置いてあるストーブの近くの席に来いと言っているらしい。言われるとおり、ストーブの近くの席に座っていると、今度はこの店で飼っているらしい子猫がニャーニャー鳴きながらストーブの前に来て毛づくろいを始めた。子猫が「ニャーニャー」と鳴くと、店のおばさんもニャーニャーと言っていたのでおかしくなった。私は、韓国に来て犬は何度か見たが、猫を見たのはこれが初めてであった。
 キムチが3種類運ばれてきたあと、大きなドンブリのような入れ物でソルロンタンが運ばれてきた。量はかなりあるようだ。アツアツの白いスープの中に肉やネギ、ご飯、そうめんのようなものが入っているのが見える。テーブルの上には塩が置いてあり、自分で味を付けて食べるようになっている。味は癖がなく、大変さっぱりとしていて朝食にはよく合うと思った。見た目その通りの味である。また、体がよく温まった。値段は6000ウオンくらいだったと記憶している。キムチも家にもって帰りたいくらい美味しかった。

*仁 川(インチョン)
 一旦ホテルへ戻り、荷物の整理をしたあと、ホテルから最寄りの地下鉄の駅である市庁駅に向かった。ここから地下鉄1号線に乗れば乗り換えなしで仁川まで行くことができる。地下鉄は次のソウル駅を過ぎるとずっと地上を走るため、車窓を充分に楽しめた。仁川までは1時間弱、運賃は850ウオン(85円)である。自動販売機で切符を買おうとしたが、故障しているものが多いので、窓口に行き、「インチョン」と言って買った。次のソウル駅までは朝の通勤時間と重なっていたこともあり、大変混んでいたが、徐々にすきはじめてきた。しばらくすると、漢江という韓国を代表する大きな川を渡ったが、やはり凍っていた。車窓を見ていて感じたことは、教会の多さである。あちこちに絶え間なく教会の十字架を見ることができた。それを除くと、低くてごみごみとした、日本の郊外の町並みとよく似ていた。
 だいたい時間通りに終点の仁川に到着した。仁川のターミナル駅は、一つ手前の東仁川であったが、終着駅の様子を見たかったので仁川まで乗ったのである。駅前は一応、広場があり、その向こう側にはいくつかの小さな食堂らしき建物があった。全体にうらさびれた郊外の街という印象であった。駅前の坂道をしばらく歩いていくと、仁川市街が見渡せる丘の上に着いた。海が近く、隣接して大きな工場がたくさんあり、横浜の風景と何となくにている。
仁川には、来年に国際空港ができるそうで、今の金浦国際空港は韓国国内線専用になるそうである。

*仁寺洞(インサドン)
 午後は再び地下鉄でソウルへ戻り、仁寺洞(インサドン)とその周辺を見て回る予定である。帰りの地下鉄の中では、ぐっすりと寝てしまい、ひと駅乗り過ごしてしまった。仁寺洞は、お茶や茶器、陶磁器などを売る店、そして韓国茶を飲ませる喫茶店が多く集まった小さな街である。
 これらはあとで見て回ることにして、まず昼食を食べようと思い、店を探した。よく晴れて日が出ているのであるが、この時間になっても外は大変寒い。水たまりもまだ凍っている。「ドトールコーヒー」や「ケンタッキーフライドチキン」、「セブンイレブン」など日本で見慣れた店が所々で目に付く。私は、ガイドブックに載っていた「吉野屋」で牛丼を食べてみようと思い、地図を頼りに行ってみたがあいにく別の店になっていた。しばらくいろいろな店を物色しているとハングルで「はかたうどん」の看板が目に入った。うどんはあまり好きではないのであるが、外の寒さにからだが冷えてきていたので、その店に入ることにした。私が注文した博多うどんは確か4000ウオン(400円)だったと記憶している。日本の太めのかけうどんの上に、油揚げや魚の練り物などが入っていた。また、たくあんが3切れほどついてきた。魚の練り物は、海のにおいが強く感じられて、美味しかった。しかし、寒い中ずっと外を歩き回ってきたため、手がかじかんでおり、箸でうまくうどんをつかむことがなかなかできず、食べるのに苦労した。
 レジでお金を払おうとすると、店の人が「お味はいかがでしたか?」とたどたどしい日本語で聞いてきた。なぜ私が日本人と分かったのか、今でも不思議である。私は韓国語で「美味しかったです。」と答えると、にこにこしていた。この店は昼どきということもあり大変混んでいたが、客層をみると、日本人は見当たらず、地元の韓国人が多いように感じられた。

*韓国伝統喫茶店
 ひととおり、いろいろな店を見て回ったあと韓国の伝統茶を飲もうと思い、ある小さな喫茶店に入った。異国でこのような店に一人で入るのは少し勇気が必要だった。店構えは、韓国の伝統的な造りになっており、異国の見知らぬ店なのに中に入るとなぜか落ち着いてくる。客は私だけであった。私は、ここで「テジュチャ」(ナツメのお茶)を注文した。メニューを見るとこのほかに、「インサムチャ」(高麗ニンジンのお茶)、「ユジャチャ」(柚を甘く煮込んだお茶)などがあった。しばらくすると、「テジュチャ」と一緒に小さな皿に韓国の茶菓子(雷おこしのようなものや、団子のようなもの)が出てきた。「テジュチャ」は、こげ茶色をしており、苦みもわずかにあったが、甘くて杏のような香りがした。韓国のお茶はどれも漢方系統の体によいお茶ばかりだそうである。
 「テジュチャ」は確か5000ウオンだった。レジで10000ウオンを出すと、どうやらお釣りがないらしく、店の人は自分の財布の中からお釣りを出してくれた。 
 このあと、おじいさんであふれかえっていた、不思議な「タプコル公園」や、(昼間でも氷点下という寒さなのに公園内でゆっくりとくつろぐおじいさんがやたらたくさんおり、また一方では、何かの整理券をもらうために長蛇の行列を作っているおじいさんたちもいた。)韓国仏教の最大宗派の総本山のお寺「チョゲサ」などを見たが、「チョゲサ」は、日本でも大きく報道された例の事件があったばかりであり、警察官がたくさんいてものものしい雰囲気であった。寺には、「第29代総務院長就任法會」の大きな垂れ幕がしてあった。私は、ゆっくりと中を見ていきたかったが、また前回の韓国訪問の時のように何度も警察官に呼び止められるのがいやだったので、急ぎ足でさっさと見て寺を後にした。


* ロッテデパート
 ひととおり、仁寺洞の街を見て回った後、ホテル近くのロッテデパートに戻るため、地下鉄の鐘閣駅へ向かった。駅の近くには、例よって地下道があったので行ってみると、パソコンのソフトを売っている小さな店などが軒を連ねていたので、寄ってみた。パソコンソフトの店の前には、ワゴンに様々なCD-ROMソフトが陳列されていて、2枚で5000ウオン(500円)と日本では考えられない破格の値段で売られていた。私は、そこで日本で大人気のアニメ「クレヨンしんちゃん」の映画のビデオCD-ROM(もちろん韓国版)と、韓国人のための日本語学習用のCD-ROMソフトを買った。
クレヨンしんちゃんは、韓国で大変な人気で、おみやげ屋や、街中のちょっとした屋台でもクレヨンしんちゃんのキーホルダーなどが売られているのを何度も目にした。「クレヨンしんちゃん」の映画のビデオCD-ROM(もちろん韓国版)は、日本に帰ってから自分のパソコンに入れてみたが、充分に楽しめた。
 ロッテデパートは、ホテルから歩いて5分くらいのところにある。私は、このデパートの地下食品売場でおみやげを買おうと思っている。この売場の特徴は、非常に店員が多いことである。日本ではちょっと考えられないくらい一つの売場に店員がたくさんいる。かと思えば、一番客の多い菓子や即席ラーメン、一般の食品コーナーの売場にはレジがわずかしかなく、長蛇の行列になっている。私も、レトルトのカレーやラーメン、菓子などを大量に買い込んでその長蛇の列に並んでいると、平気で横入りしてくる人がいる。行列に並んでいるときは、前の人にぴったりついていなければすぐに割り込まれてしまうのである。
  お菓子やラーメン類では、おみやげにはありふれているかと思い、果物も買って帰ろうかと思って生鮮食品の売り場に行った。私は、そこでリンゴとみかんと柿を買った。野菜も見たが本当に安かった。当時、日本ではキャベツやレタスなど野菜の値段が秋の長雨の影響で高騰していただけに、キャベツも買って帰ろうかと思ったくらいだ。でも、せっかくだからと思い、韓国産のニンニクを1キロ買った。日本のと比べると、かなり小さかったが、その分においは強烈であった。果物類は、どれもパック詰めされておらず、山積みになっているのを近くの店員からビニールの袋をもらって自分で好きなだけ詰めていくのである。みかんは特に大変な人気であった。みんな競うようにみかんを袋詰めしていた。日本に帰ってから食べたがどれも本当に美味しかった。特にみかんは香りが強く、缶詰のように甘かった。柿は、渋柿だったのでがっかりした。果物の値段は全体的に大変に安かったが、柿だけは季節はずれのせいか日本の倍くらいの値段だった。この後、薫製の売場でイカの薫製を買った。このように、異国の日常の食品売場を見て回るのは、本当に楽しい。ロッテデパートの地下食品売場は、場所もよいし、売り場面積も広く品数豊富なので、おみやげを買うにはおすすめの場所である。

* 明 洞
 明洞(ミョンドン)は、ソウル一の繁華街で、日本では感じることのできないエネルギッシュな雰囲気に飲み込まれそうになる街である。夜はマイナス10度を下回る寒さだというのに、大変なにぎわいである。ブランド品を売るきれいな店の前で、システム手帳やぬいぐるみ、靴下など雑貨を売る屋台、焼酎とともにイカやタラなどの乾きものを食べさせる屋台、かと思えば、一人で聖書とマイクを持って朗読しているおばさん、本当に見ているだけで楽しめる。私は、夕食後、いくつかの屋台をまわってみた。日本で言う大判焼きが売られていたので買ってみた。一個500ウオン(50円)だった。当然、中にはあんこが入っていると思ってかじってみると、何と、ゆで卵を平べったくしたのがはいっていたのでびっくりしたが、外の皮とマッチして大変美味しかった。次にたい焼きの屋台に行った。たい焼きの韓国名が分からないので韓国語でこれをくださいというと、1000ウオン(100円)だと言っている。1つが1000ウオンでは、日本と同じ値段だなあと思って見ていると、4つ小さな袋に入れてくれている。そう、4つで1000ウオンなのであった。やはり韓国は安い。味は、日本のたい焼きと全く同じであった。あんこが韓国でも存在することに少し驚かされた。私が夜の明洞をこのように食べ歩いている間、どこかしら必ず警官が二人組になってパトロールしている。前回もそうであった。油断は禁物だが、夜の街も比較的安心して歩ける。
 現代的な有名ブランド品店と昔ながらの屋台が同居し、非常にパワフルな雰囲気を作り出している街、それが明洞である。韓国にいる間何度も足を運んだくらい飽きない街である。明日は日本に帰る日、私は屋台を更に二軒ほどまわって楽しんだ。
 
 (つづく) 

 
 




トップメニューに戻る
 
 
 
 
 
 
 

アクセス解析