永同〜江陵〜旌善〜ソウル旅行記(2008年8月10日〜8月14日)・4日目
    

                                       

                           

8月13日(水)

 韓国旅行4日目、今日はソウルへ戻る予定である。朝、旅館を出るべくあれこれ身支度をしているとどこからともなく賛美歌が聞こえてくる。部屋の窓を開けたらその理由が分かった。窓のすぐ向かいに教会があって朝のミサをやっているようだ。
 旌善のバスターミナルまで2キロほどの道をまたトボトボと歩いていく。が、まわりは自然いっぱいで景色も空気もよく、苦にはならない。山には霧がかかりいっそう景色が良い。遠くからは「コケコッコ〜!」という鶏の鳴き声も聞こえてくる。
  
※旌善の朝の風景。霧がかかっていていい感じ。

 旌善バスターミナルからソウルまでは3時間40分ほど、バスはしばらくの間、山の中の道をうねうねと走り続ける。時間通りにバスはソウルに着いた。昨日まで奥深い山の町にいただけにソウルの高層ビルを見ると都会の大きさを強く感じさせられる。ここからは勝手知ったるソウルの町、ほっとした気分にもなる。
 まずはいつものサモモーテルへ。モーテルのおなじみのアジョッシは私の顔を見ると「アイゴ〜、久しぶりですね!」と言った。荷物を置いて身軽になった後は隣のチョゲ寺へ行き、旅の無事を願ってお参り、相変わらずおおぜいの参拝客だ。

※チョゲ寺でお参り。

 お腹が空いたと思ったらもう昼を過ぎている。今日の昼は明洞へ行き、「明洞餃子」でマンドゥを食べる予定にしていた。チョゲ寺バス停から162番のブルーバスに乗り、ロッテヨンプラジャ(ロッテヤングプラザ)で降りれば明洞の入口だ。
 店内は会社の昼休みの時間のせいかサラリーマンで賑わっている。私はマンドゥを注文した。マンドゥはアツアツで肉汁が豊かな味、思っていたよりもずっと美味しく、キムチも私好みの味だった。このお店、カルグクスもあるようでカルグクスを食べている客もけっこういた。
  
※明洞餃子のマンドゥ。予想以上においしかった。キムチも。

 お腹も満足したところで今度は江南の高級カフェエリア、チョンダム洞へ行く。もちろんお目当ては美味しいコーヒーだ。以前、JALの機内誌にチョンダム洞の美味しいコーヒーを出すカフェが紹介されていた記事を読み、気になっていたのだった。
 島山公園そばの「珈琲知人」というカフェだ。メニューを見ると値段はかなり高いがコーヒーの種類はとても多い。私はエチオピアモカコーヒー(8000W)とチョコレートアメール(ケーキ・6000W)を頼んだ。前回行った高級カフェ「カペハネ」のコーヒーも美味しかったがこのお店のコーヒーも韓国でこんなに美味しいコーヒーがあったの?を思わせるくらい美味しいコーヒーだった。
   
※チョンダム洞のカフェ「珈琲知人」。右はエチオピアモカコーヒーとチョコレートアメール

 コーヒーを運んできてくれたお店のアガッシに「このお店、日本航空の機内誌に出ていたでしょ?」と言ったらとても嬉しそうな顔をした。店内の雰囲気もよく、なんだかまったりしてしまって店を出るのがおっくううになるような感じだ。
 さて、カフェを出た後はすぐ近くにある島山公園に行く。緑いっぱいの広い公園だ。蝉時雨がすごい。園内に建物がある。行ってみると島山アンチャンホ記念館なる建物だ。無料のようなので入ってみた。館内の展示を一通り見て初めて分かった。島山アンチャンホとは日本の植民地時代の独立運動家、安昌浩のことだった。ちなみに島山は彼の号とのことだ。だからここは島山公園なる公園なのである。
 


※島山公園と園内にある島山安昌浩記念館。

 この後は地下鉄で麻浦へ。ソウルのカフェめぐりに加えて韓国の生協店舗巡りも旅のテーマの一つ。麻浦のトゥレ生協の店舗へ行った。小さな店舗だが組合員が次々とやってきては買い物をしている。韓国産材料、無添加、非遺伝子組み換えなど食の安全にこだわったものばかり揃っておりその分若干値段は高い。市場やスーパーでは見ることのできないこだわりの商品がたくさんあって楽しい。私は緑茶煎餅や韓国海苔などを買い、またこの生協の資料もいただいて店を出た。詳しい記事はこちらでも。
  
※麻浦のトゥレ生協の店舗               ソウル市庁前広場の大きな韓国国旗

 その後、ソウル市庁前広場へ行きしばらく休憩。ロッテマートでたくさんのお土産を買いこんだ後、夜は「里門ソルロンタン」でソルロンタンを食べてこの日の予定は終了。

 
※里門ソルロンタン


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