冬のソナタも高速鉄道も・・・韓国4泊5日よくばり旅(2004年5月4日〜5月8日)
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 4月はじめ、連休を挟んだ1週間の間に格安航空券が手に入ればまた韓国に行きたいと思いながらネットを検索していると、運良く5月5日出発で成田ーソウル往復22000円というのが見つかった。問い合わせてみるとすぐに空席がある旨の返事が来た。即予約。韓国人気ドラマ「冬のソナタ」のロケ地、春川も気になっていたし、4月に開通したばかりの高速鉄道も乗りたいと思っていたのである。

5月4日(火)
 今回は、ゆっくり家を出て成田に前泊する事にした。時間に余裕を持ちたいのと久しぶりに成田山も見てみたいと思ったからである。上野駅からスカイライナーを利用し昼過ぎには成田駅に着く。京成成田駅から成田山新勝寺までは徒歩でやく10〜15分くらい。道の両側にはさまざまなお土産店や食堂が並んでいる。うなぎ屋が目立つ。うなぎを焼く匂いに負けてしまい、1軒のうなぎ屋に入った。うな重1500円だったが、うなぎの焼き加減、ご飯の硬さともバランスが取れていておいしかった。その後、成田駅前から郊外型の大規模ショッピングセンター行きのバスが出ているのを見つけ、乗り込んだ。ショッピングセンターでは広い書籍売り場を見つけた。冬のソナタ関連の本だけで一つのコーナーが出来ている。大変な人気だ。これらの本の表紙はほとんどがペ・ヨンジュンが映っている。
 今日は成田駅前のホテルに前泊。



5月5日(水)
 今日は朝から風、雨、ともに強く天気が大荒れである。寒い。
 昼過ぎ成田発の大韓航空704便に乗るため、空港で所定の手続きをする。空港の出発ロビーはがらがらである。今日は帰国ラッシュのピーク、到着ロビーがこれから混雑するのであろう。出発まで時間がかなり余ってしまったのでインターネットをして時間を潰した。
 704便のの搭乗率は約七割くらい、満席が当たり前のソウル便にしては意外と空いている。機内食はホットミールが出てきた。ご飯の上に鶏肉と野菜のあんかけである。コチュジャンのチューブも付いてきた。インチョン空港には予定よりも15分ほど早く到着した。が、入国審査口に既に長い行列が出来ており40分ほど待たされた。この、入国審査で待たされる時間が一番もったいないと思う。
 空港内で携帯電話を借りに行く。今回は韓国の友達と会う予定だし、また、家への連絡もいちいち公衆電話を探す手間が省けるからだ。携帯電話は1日あたり基本貸出料が3000W(300円)、ほかに通話料金がかかる。韓国の携帯は本当に軽くて小さい。携帯電話の貸し出しカウンターでパスポートとクレジットカードを見せて書類を記入すればおしまい。簡単な手続きだ。携帯電話の使用方法が書かれた小冊子をもらったがこの表紙もまたアノ人が載っている。
 ソウルは日本とは違いとてもいい天気で暑いくらいである。
 ソウルへの道もかなり混んでいた。今日は日本も韓国もこどもの日で休日である。宿泊はいつも利用するチョンノ・チョゲ寺隣にあるサモ・モーテルにしようと思い、見慣れた風景の道を歩いて行く。街中もすごい人出だ。サモ・モーテルのフロントで今日から3日間、部屋が空いているか聞くと大丈夫だそうだ。1泊40000Wだが、フロントのお兄さんたちはいつも感じが良いし、部屋は広々し、バスタブも付いているし、立地条件はとてもよい。だが、何より私が気に入っているのはチョゲ寺の隣に立地している事から、毎朝4時くらいからお経が聞こえてきて目が覚めるという、あの独特の経験が出来る点である。部屋によってはお経が聞こえにくい場所もある。
 時計は既に夜七時を回っていた。ソウルに着いた旨、韓国の友達に電話をし待ち合わせ時間や場所を決める。夜は友達にチョンノにある、春川タッカルビ専門の店に連れて行ってもらった。タッカルビ(鶏肉と野菜をコチュジャンなどで辛く炒めて食べる)は初めての経験である。焼肉同様、みんなで食べる料理であり、一人ではなかなか入りづらいからだ。
 テーブルに上に手書きでセットメニューが貼ってある。タッカルビ2人前におかずや飲み物、そしてセルフサービスのキムチやサラダ類がついて15000W(1500円)である。店内は若い人達でいっぱい、また、店員の注文の掛け声もうるさいくらいだ。どのような注文の仕方をすればよいかわからないので全部友達に任せた。一通り注文を終え、まずは韓国ビール(HITE)で乾杯。久しぶりの再会話を楽しんだ。しばらくすると店員がタッカルビを持ってきて目の前の鉄板で焼いてくれる。その間に私達はセルフサービスのキムチやサラダ類をとりに行く。タッカルビは甘辛い味付けで本当においしかった。鶏肉も日本では獣くさいのが多いがにおいも全く気にならなかった。そしてよく焼いたのに肉がとても柔らかい。もちろん生ではない。2人前だがかなりの量だ。私は辛いのが大好きだが友達は韓国人であるにもかかわらず辛さに少し参り始めている(^^;鉄板の上の肉がなくなりかけた頃、今度はご飯を注文して鉄板の上ののこったたれで炒めて食べるのである。ご飯には韓国海苔のちぎったのが混ざっていてこれがまた感動的なおいしさだ。料理に満足し満腹になった。

※写真左からチョンノの春川タッカルビ専門店、タッカルビ、食べ終わるとご飯を炒めて食べる。
 そのあと、インサドンへ行きぶらぶらと民芸品の店など見た後1件の韓国伝統茶店に入った。私はオミザ茶をたのんだが、漢方の香りと甘い味付けでおいしかった。茶碗もこっていて素敵である。伝統茶の店は何度か行った事があるが昔ながらの懐かしい雰囲気の漂う店が多い。
※インサドンの韓国伝統茶店にて。左は私が飲んだオミザ茶、右は友達が飲んだ....忘れました(^^;
 夜も遅くなってきたため私は友達を地下鉄の安国駅まで送り別れたあと、一人でPCバンへ行った。既に11時を回っていたがまだモーテルに戻るのはもったいない。
 ソウルに来るといつも行くPCバンがチョンノにある。ここは日本語入力も出来るPCが数台おいてある。PCバンに入り、韓国語で「インターネットをやりたいんですけど日本語が出来るPCはありますか?」ときくと、店の人はカウンターのPCで調べてくれ、所定のパソコンまで案内してくれた。
 私はインターネットで明日行く春川やナミソムのアクセス方法の確認、明日乗るムグンファ号の時刻表と空席状況を見たかったのである。ナミソムの最寄り駅、加平駅までのムグンファ号の空席はかなりあるようで、今予約をしなくても大丈夫なようだ。店内は懐かしいLUNA SEAの歌がかかっており、日本にいる気分になる。店内の韓国人たちはインターネットではなく、ゲームをやっている人が多い。ゲームがうまくいかないのか、あちこちから「ア〜ッシ!!」というため息に似た言葉が聞こえてくる。韓国のインターネットは高速回線でさくさく動いてくれるから気持ちが良い。
 夜中の1時前になってしまった。そろそろモーテルに戻ることにする。約2時間ちかくインターネットをやったが料金は2200W(220円)。気軽に利用できる。
 外は夜中だというのにまだまだ人で賑わっていた。モーテルに戻り、テレビをつけるとなんとSKYKBS DRAMAというドラマ専門の局で冬のソナタをやっている。明日からのことを考えるとグッドタイミングだ。
 
※夜1時近くだというのにチョンノの繁華街はこんな感じ。元気いっぱい。


5月6日(木)
 今日は、念願だった冬のソナタロケ地のナミソムと春川へ行く予定である。ナミソムへは、ソウルから地下鉄1号線の清涼里駅より国鉄京春線ムグンファ号に乗り換えで加平駅で下車する。加平駅までは約1時間20分である。朝早起きして、ムグンファ号1807列車・清涼里7:50発ー加平9:08着に乗ることにしていた。時間があるので清料里駅前の食堂でカルクッスを食べた。2500W(250円)であったが、かにかま、のり、キムチ、ゴマ、春菊、韓国おでんなどたくさんトッピングされていておいしかった。つけあわせがたくあんというのも面白かった。
  
※写真左:早朝。清涼里駅へ行く地下鉄1号線車内。ガラガラ。    写真右:チャンチカルククス。付けあわせがたくあん。
 
 ところで国鉄清涼里駅は駅ビルの上のほうにあり、階段を上らなければならない。エスカレータはない。階段が56段もあった(^^;。足腰が鍛えられそうだ。
 ムグンファ号は時間より少し送れて発車、途中の車窓は加平に近づくにつれて山が多くなってきた。車内で日本人は見当たらない。加平には20分程度の延着だった。駅前からタクシーに乗る。「ナミソムまで」というと、タクシーは猛スピードで走り始めた。初めて降り立つ街を見るのは本当に面白い。が、ナミソムの渡し船乗り場までは10分くらいで着いてしまった。ここで初めて冬ソナ目当ての観光客を見た。しかも台湾からの団体観光客である。ナミソムまでは渡し船で10分くらい。船は頻繁に出ている。5000W(500)。

写真左:加平駅にて。落書きだらけ(^^; 写真右:加平は梨の産地なのだろうか?

 もともと、ナミソムは観光化された島であり韓国人が昔からよく訪れているようだ。島内は観光地らしい風景である。冬ソナの主人公のポスターをあちこちで見ることが出来る。私は冬ソナで出てきたメタセコイヤの並木道やドラマカフェ「恋歌之家」を見た。これらは、渡し船に乗るときに一緒に渡されるパンフレットに地図が載っているのですぐに見つけられる。みんな歩いていける距離だ。島内は本当にあちこちで台湾からの団体観光客で賑わっていた。日本人はほとんど見かけなかった。また韓国人もたくさん来ていたが冬ソナ目当てではないようだった。韓国人たちはみんな思い思いにダンボールに食べ物や飲み物、ボール等遊具を持ってきていたからである。どこか島内の広い場所で遊ぶのであろう。

 島内で私はメタセコイヤの並木道など、ドラマに出てきた撮影場所を見たがなぜかあまりいつものような感動はなかった。早々とナミソムは切り上げて春川へ行く事にした。春川は加平駅からさらに30分くらい先の京春線の終着駅である。
 春川で冬ソナのロケ地を一つ見たあと、昼にタッカルビ横丁で春川名物であるマッククスを食べる予定である。きのう、韓国の友達から教えてもらったのである。
 運良く待たずに春川行きのムグンファ号に乗ることが出来た。ところで春川駅前は広大な米軍基地になっている。地図によるとその米軍基地の向こう側に繁華街が広がっているらしい。有名な春川タッカルビ横丁もその繁華街(春川明洞)にあるようだ。だから、春川駅前から春川明洞へ出るには米軍基地を大回りしなければならない。駅前は常に米軍のヘリコプターが離着陸を繰り返しておりうるさい。独特の雰囲気だ。
 私は駅前に止まっていたタクシーにのり、運転手に明洞まで行ってくださいと言った。運転手はタッカルビ横丁ね?と返してきた。タッカルビ横丁は人気の場所らしい。タクシーの運転手は話好きらしく、私が日本人だとわかるといろいろと質問してきた。早口で韓国語で質問してくるのでこちらは聞き取りで精一杯である(^^;やはり冬のソナタ目当てでここを訪れる日本人は最近になって増えているらしい。

 写真左:ユジンとチュンサンが待ち合わせをした場所     写真中央:タッカルビ横丁         写真右:マッククス
運転手は明洞の入り口前で降ろしてくれた。ここは冬ソナのロケ地、チュンサンとユジンが待ち合わせをした場所である。その場所はすぐに見つけることが出来た。日本人や台湾人で賑わっているかと思ったら、記念写真を撮影している人は誰もいなかった。
 春川明洞から歩いてすぐのところに春川中央市場がある。なんと、日本語で「春川中央市場ご訪問を歓迎します」という歓迎幕が掲げられている。
 市場内は衣料品、各種キムチ類、肉類、海産物、なんでもあった。こういうローカルな雰囲気がとてもよい。私はここで韓国海苔を買った。ティッシュペーパーの箱2つ分くらいの大きさの袋でなんと2000W(200円)であった。ソウルで買うよりずっと安い。
 私はその後、タッカルビ横丁へ行った。お目当ての春川名物、マッククスを食べるためである。マッククスとはそば粉を使用した韓国風の冷麺である。タッカルビ横丁も歩いてすぐ近くにある。すぐに見つかった。狭い道の両側がずらっとタッカルビの店になっている。面白い。私はその中から1軒の店に入って注文をした。4000W(400円)であった。食べる前に店の人が麺をはさみでチョキチョキ切ってくれる。味はポピュラーなビビム冷麺と変わらない。酢をかけて食べるとさらにおいしい。麺も弾力があっておいしかった。そばのかおりは感じなかったが。
 まだ、時間があるので春川市役所を目印にその付近を散歩した。メイン道路から中に入るとそこは韓国にいるのか日本にいるのかわからなくなるような町並みがある。しいて言えば沖縄の那覇や首里の裏通りの町並みに似ている。狭い曲がりくねった坂、迷路のような生活道路、こういう場所をわけもなく歩くのは地元の雰囲気が感じられて本当に面白い。トラックに食料品を積み、放送しながら売りに来ている光景は日本と全く同じだ。
 市役所付近にはきれいな地下街も広がっている。地下街の中央はロータリーのようになっていて、大きな噴水があり、みんなその周りで休んでいる。ほっとする日常の光景だ。

写真左:春川市役所付近の地下街の噴水      写真右:春川の地下街にて。歌手のピ、俳優のソン・スンホン、ハ・ジウオンか?
 そろそろソウルに戻る時間が近づいてきた。でもまだ冬ソナロケ地めぐりは終わらない。
 ソウルには夕方戻った。モーテルで一休みした後、チュンサンとユジンが通った高校、そしてユジンの家を見に行く。地下鉄の安国駅から細い道を15分くらい歩いた突き当りが高校だ。高校までの細い道は学生相手の店が多い。ティギム(天ぷら)、トッポッキなど売る店だ。文具店もある。夕方なので下校途中の学生も目立つ。夕方のこの風景は日本も同じだ。チュンサンとユジンが通った高校はすぐにわかった。守衛室に断ろうと思ったが中に誰もいないので勝手に正門の中へ入る。自分が冬ソナの中へ紛れ込んだ気分だ。この気分はどの映画やドラマのロケ地を見ても同じ。この独特の気分がたまらない。正門をくぐった先の広場では学生二人が携帯で電話をしている。話を聞いていたが、どうやら今、部活途中で、近くの見せからジャージャー麺の出前をたのんでいるようだ。
 本当はあのピアノがおいてある講堂も見たかったのだが守衛に断っていないのでこれ以上中に入るのはやめた。ユジンの家は高校の正門を出て右、一つ目を左に曲がったせまい路地沿いにある。すぐにわかる。ここで実際のロケが行われたと思うと感慨深い。日本人観光客が数名来ていた。ユジンの家を通り越してまっすぐ狭い路地を行くと昔ながらの瓦屋根の民家がたくさんある。今、自分が韓国にいる事を疑ってしまう。
 このあたり一帯の町並みを一通り見たあとモーテルに戻った。

写真左:トッポッキができるのを待っている子供。  写真中央:おなじみの高校              写真右:ユジンの家


写真左:ユジンの家の壁にこんな張り紙が。    写真右:ユジンの家の近辺はこんな家並み

5月7日(金)
 今日は、念願だった4月に開通したばかりの高速鉄道に乗って大田まで行く予定である。これは午前中に済ませてしまい、午後は買物したり見に行きたい場所などあるので一日が大忙しだ。
 朝7:00ちょうどソウル駅発ー7:52大田駅到着の高速鉄道(KTX)3号、釜山行きに乗る。ソウルを出ると次の停車駅は大田、所要時間はたったの52分である。ちなみにこの列車で釜山へ行くと2時間52分で着いてしまう。速い。チケットは昨日の夜にソウル駅で往復を買っておいた。一般席は前々から狭いとの悪い評判があったので特室(グリーン車)にしておいた。片道がたしか27500W(2750円)位だったと記憶している。ちなみに特室(グリーン車)は一般室料金の40%増しである。ソウルからの乗車率は40%くらいだろうか、空席が目立つ。特室なのでシートは広々として気持ちが良い。
 列車はソウル駅を出ると15分くらいは徐行運転だ。その後、高速鉄道専用の線路に入り急激に加速し始める。速い。時速は最高で300キロだそうだ。トンネルが多い。高速運転でトンネルに入ると体に響く重低音で「ゴオン〜ゴオン」とすごい音がする。本当に体に響くくらいの音だ。揺れは少ない。車内アナウンスは韓国語、英語、日本語、中国語の順で行われる。セマウル号と同じだ。トンネル以外は乗りごごちが良い。スピードを落とし始めたかと思うともう大田駅である。本当に速かった。大田が近くなった。スピードを落とす時のブレーキの音もかなりうるさかった。でも、念願の高速鉄道を経験できて本当に満足した。うまく利用すれば今後の韓国旅行にも役立つと思う。

 午前中にソウル駅へ戻らなければならない。午後の予定も目いっぱいだ。許された大田滞在時間は3時間である。
 定刻どおり7:52に大田駅到着。大田駅は数年前に来た時よりずっときれいになっていた。大田駅から歩いてすぐのところに中央市場があるのを思い出した。まだ朝食を食べていない。私は市場付近の小さな食堂に入りソルロンタンを注文した。4000W(400W)この店のソルロンタンはたっぷりと牛肉が入っていておいしかった。安くておいしいものを食べるとうれしくなる。
 中央市場をブラブラする。まだ時間が早いからか開店準備をする光景が多く見られた。一度駅前の大通りに出る。歩道橋を発見。上ってみると、なんと歩道橋の上にまでいろいろと店が出ている。歩きにくい。そして韓国らしい。
 大田駅の反対側はどうなっているのかとふと気づき、行ってみる事にした。大田駅前広場を越えて右に曲がり、しばらく歩くと線路の下を歩くようになっているトンネルのような薄暗いガードが右に見えてくる。薄暗いガードの中もなんといろいろと露店が出ていた。ガードを超えるとそこが大田駅の反対側。線路の下をくぐってきたわけである。
 ガードを出ると突き当たりになっているので私は右の方へ行った。古い寂れた家や店が広がっている。生活観がとても感じられる。歩いている人は少なく、とても静かである。寂れた雑貨屋、古そうなクリーニング屋、そして謎の鶏屋?があった。この店は小さい。中をのぞくとおりに入れられた鶏のような鶏が何羽もじっとしている。食用に売られているのだろうか?どう見ても観賞用の鳥店という雰囲気ではなかった。
 寂れた雑貨屋の前で犬が気持ちよさそうに寝転がっている。犬にカメラを向けるとそっぽを向かれてしまった。このあたり一帯の丘にはこのような寂れた古い町並みが残っている。路地も迷路のように細く広がっていて坂も多い。こういう雰囲気は大好きなのでもっともっと散策してみたかったのだが時間が無い。いったん大田駅前に戻り、駅の横に細長く広がっている2つ目の市場を見に行った。すでに大勢の人で賑わっている。大田駅前広場へ出てすぐ左へ行ったところである。唐辛子や野菜を売る露店に混じって豚の顔の皮?を売っている店もあった。ドーナツを売る露店もある。3個で1000W(100円)。沖縄みたいだ。
 ハングルで「農産物センター」というのを見つけた。名前だけだと近代的なスーパーか何かと思ったが実は大きな倉庫のような屋内で昔ながらの野菜専門の市場がそこにはあった。大田滞在時間は3時間しかないのに次々とおもしろい場所が出てくるから困ってしまう。
 このあたり一帯は初めて気づいたのであるが格安旅館である「旅人宿」が非常に多い。どの旅人宿も狭い路地沿いにあり、独特の雰囲気が感じられる。泊まってみたい。大田駅前広場の先には大田川、付近には公園がある。公園には1993年開催された大田万博のマスコットが立っていた。噴水の周りで休んでいる人がたくさんいる。良い雰囲気だ。

写真左:大田駅ガード下の入り口     写真中央:大田駅反対側にあった昔ながらの雑貨屋    写真右:謎の鶏屋?中にはじっとしている鶏                                           

・・・・・大田滞在は、もう、このあたりが限度だった。10:50大田発ー11:40ソウル到着のKTXでソウルに戻らなければならない。次回訪韓の際はさらに大田駅の裏側散策と駅付近にあった旅人宿の宿泊を経験してみたい。

写真左、中央:旅人宿。たくさんあった。                        写真右:大田駅の向こう側にあった昔懐かしいスーパー

 ソウル駅には昼前に到着した。午後も予定がすし詰め状態だ。
 このあと、昼食をとり、ヨンサンの電子商街とチョンノの教保文庫で韓国映画、ドラマのDVDやCDを買い、新しくなったソウル市庁前広場を見、東大門運動場内のフリーマーケットへ行き、夕方から再び韓国の友達と会い、夜はソウルタワーに上って夜景を見、その後PCバン............。忙しい。
 ヨンサンの電子商街とチョンノの教保文庫では、欲しかった韓国映画、ドラマのDVDやCDを見つけることが出来た。韓国映画「インタビュー」、韓国ドラマ「雪だるま」のDVDボックスなど安いのでたくさん買ってしまい、荷物が重くなってきた。
 東大門運動場のフリーマーケット、ここはお勧めだ。野球場のグラウンドがそのままフリーマーケット会場になっている。骨董品、衣類、古い電気製品、各種ビデオ、CD(韓国演歌が多かった)、漢方薬、雑貨、各種飲食物の露店、何でもある。たのしい。私はチカチカ光る小さな携帯ストラップを買った。KOREAという文字が点いたり消えたりしている。なんでもバッテリーを使っていないそうだ。うさんくさいがこれも記念だ。ちなみに日本に帰ってきたいまでもまだチカチカしている。

写真左:東大門運動場内のフリーマーケット    写真右:私がよく利用するサモ・モーテル。隣のお寺のお経が朝早くから目を覚まさせてくれる。

ソウル市庁前広場は広い芝生になってる。大きな噴水もありときおり十数メートルの高さまで突然噴水が吹き出す。そのたびに周りから歓声があがる。しばらく芝生の上で休んだ。
 いったん、モーテルで荷物を置いた後、再びインサドンへ行った。夜はここで再度韓国の友達と伝統茶店でお茶をした。韓国の友達からお土産だといって食べ切れないほど大量のキムチをもらった。3キロはあるだろう。これは帰るまでモーテルの冷蔵庫に入れておいた。家に帰ってから家族で食べたが手作りの本格的な味がしておいしかった。家族で食べているにもかかわらず、まだ山のようにある。こういうキムチを毎日食べれるのはうらやましいと思った。また韓国での再会を約束して9時過ぎに友達と別れた。異国で自分を知っている人がいるという事は不思議な感じである。
 ソウルタワー......ここは実はまだ一度も行ったことがなかった。チョンノからタクシーで向かう。夜中の1時までやっているそうだ。ソウルの一般タクシーは初乗りが1600W(160円)なので気軽に使える。チョンノからソウルタワーまでは途中ナムサン道路の通行料も含めて6000W(600円)だった。ここは日本人がたくさん来ていた。ソウルの夜景は本当にきれいだった。漢江沿いにきれいにライトが並んでいるのが見え、美しい光景だった。でも日本よりは夜景が暗いと感じた。夜11時近く、チョンノに戻った。この時間でも相変わらず人が多い。最後のPCバンに行った。毎日ここに通って今日で最後である。インターネットを見ていると、突然外からキムパブ(韓国海苔巻き)売りのおばさんが入ってきて商売を始めた。韓国らしい。周りからは相変わらず「ア〜ッシ!!」とため息に似た声が聞こえてくる。ゲームがうまくいかないのだろう。モーテルには夜中1時近くに戻った。

 5月8日(土)
 今日はどこへも行かず、ただ帰国するだけである。飛行機はインチョンを11:20に出る大韓航空001便だ。ソウル駅前からいつものようにノンストップバスで空港へ向かう。途中、携帯に韓国の友達から、気をつけて帰るよう、メールが入ってきた。50分で空港についてしまった。チェックインカウンターはものすごい人だ。今日は土曜日だからしょうがない。30分くらい待たされた。空港内のコンビニで百歳酒、燻製うずら卵、韓国の大福、サツマイモ饅頭など最後のお土産を買う。いつもの私のお土産パターンだ。おいしいし、一番安く上がる。出国手続き後、搭乗口付近にYAHOOのインターネットコーナーがあるのを発見、40分で2000Wだ。時間つぶしに搭乗までずっとインターネットをした。
 長いと思ったよくばり旅もこれでおしまいである。いや、思い出した。むかし、小学校の遠足の帰り、校長先生がみんなの前で言ったのを。「家に帰るまでが遠足です。」まだ私の旅は終わっていないようだ。成田に前泊した事がとても昔のように感じられた。

 
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