慶尚道とソウル5日間の旅 浦項〜海印寺〜安東〜ソウル(2010年8月7日〜8月11日)・1日目

  
   


8月7日(土)

今日から夏休み、例によって5日間の韓国旅行へ行く。
今回は慶尚道とソウルを回る予定にしている。


※ソウル金浦行きJL91便

いつもの日本航空91便で羽田からソウル金浦空港へ向かう。
夏休みで空港内は混雑はしていたが出国審査はいつものように5分程度で終わってしまう。
この秋から国際線ターミナルができると路線数も増えるのでそうはいかないかもしれない。
定刻通りに出発する。機内はほぼ満席の状態だ。
機内食は空弁シリーズで今回は韓国風の豚丼と日本の海鮮丼が合わさったもの。
量は少ないがとてもおいしかった。


※機内食

時間通りにソウル金浦空港に着く。
空港ビル内に漂うキムチといろいろなものが合わさった独特のにおい。
これを嗅ぐとソウルに来たことを感じさせられる。
国内線ターミナルへ移動し、浦項行きの大韓航空のチケットも無事に入手。
浦項までの運賃は84500Wだった。
チケットを入手したところで昼ご飯を食べ行く。
空港内の食堂で緑茶冷麺を食べる。
これは確か以前も食べた記憶があるような。
それなりの味だが空港価格で高い。8000W。

 
※緑茶冷麺


  
※金浦空港国内線ターミナル                浦項行き大韓航空1533便

浦項行きの大韓航空機の搭乗時間を待っているとちょうど外に今私が乗ってきたJAL機が東京へ向けて離陸する様子を見ることができた。



※東京へ帰っていくJAL

浦項行き大韓機は時間通りに出発してくれた。ありがたい。
機内サービスではトマトジュースをもらう。
韓国に来たら一度は甘いトマトジュースを飲まなければ。


機内サービス。トマトジュースを頼む。

50分ほどで浦項空港に着く。
小さな地方空港だ。
外は非常に蒸し暑い。
空港からは路線バスで市内へ向かう。
市内まで20分ほどだったか。
空港から市内中心部まで近いと助かる。
ところで浦項の路線バスはTマネーカードがそのまま使えた。ありがたい。
日本だとこうはいかない。



  
※浦項空港                        浦項バスターミナル

まずは宿を確保する。
浦項バスターミナル近くの迎日湾モーテルにする。
1泊30000W、こぎれいなモーテルだ。
荷物を置いてすぐに外へ出る。
この瞬間がなんとも言えず楽しい。

  
※バスターミナル近くの迎日湾モーテル

バスターミナル前にある観光案内所で日本人家屋街のある九龍浦への行き方を確認する。
なんと日本語が通じた。
路線バス200番に乗り、九龍浦(終点)で降りる。所要は30分ほどだ。
その後、九龍浦公園へ向けて歩くとのこと。
付近の略図まで親切に書いていただいた。助かった。
途中、製鉄で有名なPOSCOがバスの車窓から見えた。



※浦項製鉄(POSCO)

九龍浦公園の周辺に日本人家屋が点在している。
この公園は以前は神社だったらしい。
そういう雰囲気がまだ残っていた。

  
※九龍浦公園入口。昔は神社だった。

階段を上がって見降ろすとこんな風景。
九龍浦は港町だということが分かる。


九龍浦の風景

すぐ近くに日本人家屋通り広報展示館なる施設を見つける。
日本人家屋をそのまま利用した展示館だ。
無料、中へ入ると市の方がつきっきりで日本語で案内してくれた。

  
※九龍浦日本人家屋通り広報展示館

展示館(日本家屋)の中へ入る。
韓国にいることを忘れてしまいそうな、懐かしい日本のにおいがそのまま残っている。
すごい。


      
※日本家屋の中。懐かしい雰囲気でいっぱい。この地区の歴史が日本語で説明展示されている。

下の画像は小学校。建物は新しいが日本人が移り住んでいたころからここに学校があったとのこと。
今日は土曜日だったせいか、あるいは夏休みのせいか、校内に人の気配はなかった。
付近の路地では子供たちが元気に遊んでいた。
その向こうに海が見える。
港町のいい風景だ。

    
※近くの学校。日本人が移り住んだ当時からここは学校だった。

子犬が路地を歩いていたので呼んだら喜んでこちらへ走ってきた。
しばらく相手をしてやる。





それにしてもこの付近には日本家屋が結構多く点在していることが分かった。
どれも保存状態はいいようだ。
当時、旅館や派出所として使用されていた建物もあり、案内板も出ていた。
日本家屋を通じて観光に力を入れている浦項市の様子が先ほどの市の方の話でも、実際に歩いてもよく感じられた。

    
※日本家屋

日本人家屋街からちょっと離れた集落を歩いてみる。
九龍浦合同醸造場とかかれたマッコルリの工場を見つける。
鄭銀淑さんよろしく中を見学させてもらおうと行ってみたがあいにくやっておらず。

 
※九龍浦合同醸造場(マッコリ)

九龍浦の街歩きを十分に楽しんだ所で再び路線バスに乗る。
竹島市場へ行く。
在来市場を見るのはとても楽しい。
ここは大変規模の大きな市場だ。
刺身店が非常に多い。
本当に活気のある市場であちこちから抑揚のある慶尚道訛りが聞こえてくる。
それがさらに活気を感じさせる。
良い雰囲気だ。



  
※竹島市場

暗くなってきたところで宿へ戻る。
途中、浦項バスターミナルそばにあるスーパー、ホームプラスでチキン、イカフライの海苔巻、キムチ、サンドイッチ、そして地元浦項産のマッコリ「迎日湾チング」を買う。
このマッコルリは甘みが少なく、飲み続けていても飽きない味。
包材表示によれば浦項工科大学で開発した浦項米100%プレミアムマッコルリとのこと。
部屋で韓国ドラマを見ながら食事を楽しんだ。
私が見たいと思っていた韓国ドラマ「製パン王 キムタック」をちょうど見ることができた。
このドラマは本当に面白いことを確認。
それから、普段スカパーで見ている韓国ドラマ「風吹くよき日」も見たが韓国ではだいぶ先の話をやっているようだった。
ウエルビーング乳業の社長がなんで小さなお惣菜店をやっているの???
楽しみだ。


  
※ホームプラス(スーパー)で夕食を調達。

今日の日程はこれでおしまい。
明日は以前からずっと行きたかった海印寺へ行く。

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