地球博プラス20回目の韓国旅行記(2005年5月2日~5月6日)・5日目

   
2005年5月6日(金)



 早くも最終日、昨夜から本格的に降り続けている雨はまだあがっていない。
そういえば昨夜は雨も激しかったし雷も鳴っていた。
例によって今朝も明け方から隣のチョゲ寺から聞こえてくるお経で目が覚める。心地よい。
今日は帰るだけだが、朝はいくつかのサイトで話題になっているソルロンタン専門店のシンソンソルロンタンへ行こうと思っている。
場所は明洞なのですぐである。
荷物をまとめて静かに受付の前を通り過ぎる。
受付のいつものお兄さんは奥で寝ている。
見慣れたチョンノの街もしばらくこれでお別れである。
ソウル駅構内のロッカーへ荷物を預け明洞へ。
お目当てのシンソンソルロンタンはすぐに見つかった。
店内は3組ほど客が入っていた。
ソルロンタンを注文するとすぐに出てきた。
ソルロンタンは店によってかなり味の差があるがここのは本当によく煮込んである味がしておいしかった。
加えて付け合せの白菜キムチとカクテギも非常においしい。

壁をみるとキムチはテイクアウトできるようだ。1キロ15000W(約1500円)。
買って帰りたいが1キロは重い。
明洞には私のお気に入りのソルロンタン専門店がある。
味成屋という店で路地の奥まった分かりにくいところにあるがソルロンタンはもちろん、ここのキムチもまたおいしいのである。
朝食の次は南大門市場へお土産を買いに行く。
韓国土産でのりは人気だが種類も値段もじつにさまざまである。
そんな中でいつも行くお気に入りのお店がノリのり天国。

種類豊富だし、いろいろ試食させてくれておまけもたくさんくれるし、でも一番気に入ったのは自社ブランドの海苔があることである。
行くとまだ朝早いせいか、店員さんは一人だけ、お店の掃除をしていたが私を見つけるとすぐに応対してくれた。
ここでは、ごま油多めの海苔と塩気が少し強めの海苔など数種類を買う。
ごま油多めの海苔は香りがよく、私のお気に入りで日本へ帰るとビールのつまみや親戚への良いお土産になる。
お金を払おうと財布を出すと交通カードが入っていたのが見えたらしく、店員さんは韓国に住んでいるのですか?と驚いていた。
海苔をたくさん買った私は今度は八百屋が集まるエリアへ。
韓国産のにんにくがお目当てである。
韓国に来るたびににんにくも買って帰ることにしている。
日本のにんにくよりも香りが強くておいしいのだ。
日本のにんにくは見た目真っ白なものが多いが韓国産のは外側の皮が赤みがかったものが多く、全体に小さめだ。
八百屋のアジュンマに5000W分のにんにくを下さい、というと袋いっぱいに詰めてくれた。
とても安い。
にんにくは日持ちもするのでこれまたいいお土産になる。
しかしにんにくは生もの。日本へ着いたら空港で植物検疫を受けなければならないがすぐにOKされる。
今回の帰りのルートはインチョン空港→小松空港→羽田空港である。
小松空港では乗り継ぎの時間があるので空港内を見たり、ごりの佃煮など金沢名物も買った。
こうして全ての予定を無事終えて今回の旅行はおしまい。
帰国する時はいつも次はいつ来れるだろうかと思ってしまう。
今回は旅行前から竹島問題、教科書問題で反日ムードが高まり、現地での治安が心配だった。
一部サイトによれば、日本人お断りの食堂やタクシーの乗車拒否云々という情報もあったがそのような目にも遭わなかったし、
光州やポソンでは私が日本人と分かるといろいろ親切も受けた。
いつもと変わらない旅行ができて本当に良かったと思っている。
 
  


目次へ戻る

たびのきろくへ

トップメニューへ戻る