韓国旅行4泊5日 蔚山〜清道〜槐山〜ソウル(2009年8月8日〜8月12日)・4日目
    

                                       

                           

8月11日(火)


 4日目、チョゲ寺の朝の読経が聞こえてきて目が覚める。
ソウルにいることを感じさせてくれる瞬間だ。
今日は東ソウルバスターミナルから忠清北道の槐山へ行く。
まずは東ソウルバスターミナルで朝ごはん、マンドゥラミョン(餃子入りラーメン)を食べる。
韓国ラーメンにトッピングされている餃子は辛いラーメンスープを吸っておりこれがおいしい。

  
※東ソウルバスターミナル               マンドゥラミョン

槐山行きのバスはほぼ1時間おきに出ているようだ。
すぐに次に発車予定の便が買えた。
槐山までは約2時間、9700Wである。
時間通りにバスは発車したが乗客はとても少ない。
3分の一乗っているかどうかだ。
バスは途中、チュンピョン(曽坪)という小さな田舎町に寄った後、ほぼ時間通りに槐山に着いた。

  
※槐山行き市外バス                  チケット

槐山到着前、道路わきに人が立っているのが遠くから見えたが近づいてみると大きな唐辛子を持った像だった。
ここ槐山は唐辛子の産地なのだ。

  
※大きな唐辛子を持った像               槐山市外バスターミナル


どうも天気が悪い。
雲が低くて暗く、今にも雨が降り出しそうだ。
まずはバスターミナルを中心とした周辺を歩き回ってみる。
大きな建物はほとんどなく、静かな田舎町だ。
古い日本家屋と思われる建物をあちこちで見かけることができ、どれも現役で使われているようだ。

    
※古い日本家屋と思われる建物。1枚目、2枚目は食堂、3枚目は電話系の電気屋さんか。

一通り歩き回ったところで周辺の地理がわかったので今度は唐辛子博物館へ行く。
ここ槐山は唐辛子の産地で唐辛子祝祭というお祭りさえあるらしい。


  
※唐辛子博物館


その博物館のそばには槐山郡民の釜という巨大な釜が野外展示されている。
日本語の説明もあった。
この釜は槐山郡民の発展、繁栄を願って造られたもので、世界一の大きさだそうだ。
4000Kgの米を炊き4万人の郡民が一度に食事できる大きさとのこと。

  
※世界一大きい釜。

さらに歩き回ってみると南龍寺大慈大悲観音道場なる建物を見つける。
韓国らしい色調の立派な建物があった。
敷地内を歩いていたがどんなところかは分からず。
一般にお参りに来るような所ではなさそうだった。
修行僧たちがここで毎日鍛錬しているのだろうか。
このあたりは緑が多くて歩いているだけで気分がいい。

  
※南龍寺大慈大悲観音道場

再び歩いていると、道路の真ん中でロケをしている所にばったりあった。
しばらく立ち止まって見ているとバラエティ番組で人気のユジェソクが出てきた。
これはすごい。
彼はテレビでいつも見ているよりもずっと小柄な人だった。
有名人が来るとソウルでは身動きとれないような人だかりになるがここ槐山は人の少ない田舎町。
見物客は極めて少ない。
ゆっくりとロケを見ることができた。
ユジェソクが1軒の食堂だろうか、お店を訪ねるシーンを撮影していた。
撮影スタッフが見物客へ写真を撮らないよう注意している。
私も写真を撮りたかったのだが各種権利の関係で無理なのだろう。

さて、槐山には訪れたいと思っていたマッコルリ酒場がある。
『マッコルリの旅』(鄭 銀淑)に掲載の天台運食堂に行きたいと思っていたのだった。
住所が掲載されているので予め地図で調べておいたのだが実際に行ってみるとどうも見当たらない。
時間をかけて丹念に探してみたが自力では無理のようだ。
そこで、まずはコンビニに入り店員さんに聞いてみた。
店員さんも分からず、買い物に来ていたおばさんたちにも声をかけてくれている。
しかしやはり分からず。
「このコンビニの向かいに園芸店があるからそこのアジョッシに聞きなさい」
と言われ、向かいの園芸店に入ってたずねるもやはり分からず。
そのうち、急に空が暗くなり、激しい雨が降り出した。
風も強い。
警察に行く手もあったがこの豪雨では街歩きできる状態ではない。
もうとっくに昼時を過ぎていたのでまずは近くの食堂に入って遅い昼ご飯を食べた。
傘をさし、少し歩いただけなのにあっという間に下半身がずぶぬれになってしまった。
食堂でテンジャンチゲを食べる。5000Wだったか。
これが私好みの辛口で味の濃いテンジャンチゲでなかなかおいしかった。


※テンジャンチゲ

激しい雨はなかなか止まない。
もう夕方近くになったのでソウルへ戻ることにした。
帰りのバスもガラガラだった。
槐山で時間をかけて街歩きをし、街の様子がわかったことと、偶然にロケ現場を見られたのは収穫だったがマッコルリの天台運食堂が見つけられなかったのは心残りだ。
ソウルに着くと雨は小降りになっていた。
ミョンドンへ行きぶらぶらと散歩。その後南大門まで歩いて市場へ行き、視力検査も兼ねて予備の眼鏡を一つ作った。
そこで店員さんから「今朝、日本で大きな地震があったそうですよ」と聞きびっくりした。


※雨のミョンドン


夜はコンビニでビールとおつまみ類、キムパブ天国で野菜キムパブ、屋台でトッポッキとティギム(てんぷら)をテイクアウトして宿に戻った。

  




 


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