2010年最初の旅は韓国釜山から(2010年1月2日〜1月4日)・1日目
                       


1月2日(土)

昨年に続き今年も新年は韓国釜山で過ごすことにした。
年末の忙しさから解放され、旅行に出るときの気分はとても良い。
まずはJRの成田エクスプレスで成田空港第2ビルへ。
朝ごはんは昨年同様に車内でデニッシュサンドなるサンドイッチを食べる。

※旅の始めは車内販売のサンドイッチとホットコーヒー

朝は軽め、昼の機内食も軽め。
夜は釜山でたくさん食べればよいのだ。
久しぶりの成田空港、やはりあの大きな電光掲示板や数多くの海外旅客機を見ると国際空港にいるのだという実感がする。
 
※成田空港

いつもは羽田空港からソウルが定番なので。
成田空港、正月休みとはいえかなりすいているほうだ。

チェックインや出国手続きはほとんど待たずに済んだ。
時間が余ってしまう。
一生乗ることはないと思われるAIR INDIA機の機体を撮ったりして時間をつぶす。

※一生乗ることがない?と思われるエアインディア機

空港内は空いていたが釜山行きのJAL便はほぼ満席だった。
機内は韓国へ帰国すると思われる韓国人がかなり目立っていた。
  
※釜山行きJL957便。手前の小さな機体が釜山行き。

あちこちで釜山訛りの韓国語が聞こえてきて機内からもう釜山気分だ。
離陸後、しばらくすると左手に富士山が見えてくる。
今日も雪をたくさんかぶったきれいな富士山が楽しめた。

※きれいな富士山

機内食は例によって空弁シリーズが出て来た。
量は少ないがあれこれ入っていて楽しめるし味もなかなかいい。

※機内食

機内オーディオでJAL名人会を聴いていたらなんばグランド花月収録の海原やすよともこの漫才をやっていた。
この漫才コンビ、私は大阪で何度も公演を見たことがあるが本当に面白いしうまい。
大阪人と東京人の性格を比較したネタが最高に笑える。
釜山・金海空港には時間通りに着く。

※釜山 金海空港。まだクリスマスツリーが。

空港からリムジンバスでとりあえず宿のある南浦洞方面へと思ったのだがいくら待ってもバスが来ない。
時間がもったいないのでタクシーで宿泊予定の宿近く(チャガルチ駅)まで行った。
このタクシーの運ちゃん、バリバリの釜山訛りの韓国語だが時々、ごく片言の日本語を話す。
日本語の「ある」と「いる」の違いが分からないから教えてくれという。
そういえば韓国語は「ある」も「いる」も同じ単語を使う。
私の下手な韓国語で説明したらなんとか分かってくれたようだ。
空港から地下鉄チャガルチ駅まで約30分、16000Wほどだった。
空港から市内まで近いのは助かる。
今日泊まる予定の三原荘旅館へ行く。
 
※三原荘旅館 浴室はシャワーのみ、バスタブはなかった(チムジルバンへ行くので関係ないのだが)

チャガルチ駅の農協ハナロマート近くの細い裏通りにある。
釜山ナビで予約したら1泊2500円だった。
立地は非常にいい。
地下鉄の駅、チャガルチ市場、南浦洞の繁華街、みんなすぐそばである。
部屋は値段相応の感じ、不満はない。

すぐに荷物を置き、街へ出る。
今日はアンチャンマウルへ行くのがメインイベントだ。
地下鉄のポムネゴル駅まで出て(5番出口)そこからマウルバス(東区1番)に乗る。
バスは数分おきに出ていて確か運賃は850Wだったか。
釜山のスイカである、ハナロカードが使える。
バスはポムネゴル駅を出るとひたすらうねうねと坂を登り続ける。
これでもかと坂を登り続けると15分くらいで終点のアンチャンマウルだ。
今回の釜山行き、釜山市内で韓国らしいところはないのかと韓国の国内サイトをあちこち見ていたらアンチャンマウルという所を取り上げているサイトが多く、気になっていたのだった。
要はタルトンネ(月の街)で昔の韓国映画に出てくるような光景がそのまま残っているのだ。
が、ここアンチャンマウルはソウルのナクサンプロジェクトや、清州のカインとアベルの撮影場所のタルトンネ同様にアート化されていて明るい雰囲気だ。
カメラ持参の韓国人が結構来ていてみんな写真を撮っている。
このトンネはなぜか犬が多い。
実によく見かける。
洗濯物が軒先に干してあるのだが、一緒に魚の干物も干してある。
なんとも生活感のあるところだ。
子供たちが狭い路地を駆け回っている。
これまた懐かしい光景。
決して生活環境はいいとはいえないと思われるがそこに住む人たちは元気いっぱい。
アンチャンマウル内を歩いてそれが第一印象だった。
韓国は1988年のソウルオリンピック以降、急速に経済発展したがそのひずみはここにまだ残っているようだ。

※地下鉄1号線ポムネゴル駅5番出口ここからマウルバス(東区1番)で終点のアンチャンマウルへ。

  
※マウルバス(東区1番)終点のアンチャンマウル。後ろにはタルトンネが見える。

    
※アンチャンマウルのアート

    
※アンチャンマウルのアート

    
※アンチャンマウルのタルトンネのイラスト         実際のタルトンネ                  洗濯物と一緒に干物も


    


夜は南浦洞方面へ戻る。
釜山のシジミ汁が大好きなので今回もソムジンガンへシジミ汁定食を食べに行く。
6000Wと安い。

※しじみ汁定食

なにしろおかずがたくさんついてくるのだ。
特に大根とサバの韓国風煮付けは最高だ。

その後、『マッコルリの旅』に掲載のピンデトックチプへ行ってみたが定休日ではないのに店は閉まっていた。
残念。
宿への帰り道、屋台でホットクを、コンビニで釜山のマッコルリ、イカの燻製などを買う。
  
※釜山のマッコルリとイカの燻製           ホットク(穀物のようなものが入っていて独特。おいしい)

  


夜の龍頭山公園周辺を歩きまわって今日の日程はおしまい。




メニューへ
たびのきろくへ

トップメニューへ


アクセス解析