2005年は群山・全州から〜(2005年1月4日〜7日)・4日目

                            
                       

1月7日(金)


4日間の韓国滞在、早くも最終日である。
今日はソウル郊外の富川ファンタスティックスタジオへ行く予定である。
一昔前の時代設定になっている韓国ドラマや映画の撮影に使用されている野外のセットがあり、見学できるのだ。
私のお気に入りのドラマの一つ、「英雄時代」の撮影もここで行われたことから、一度訪れたいと思っていた。
最終日の朝、外からはいつもどおりに隣のチョゲ寺からお経を読む声が聞こえている。
部屋の窓を開けると今朝も鋭い寒さになっていることが分かった。
部屋のオンドルが充分に効いている証拠である。
朝早いせいか、受付のアジョッシはまだ奥で寝ていた。
静かにキーをおいてサモ・モーテルを出た。
まずは朝食である。普段は朝はさほどお腹がすかないのであるが、旅行中は違う。
空腹で目が覚めることもしばしばだ。
普段、いかにストレスが多い生活をしているか分かる。
朝食はソウル駅構内のフードコートへ行くことにした。
ここへ行けばたいていの韓国料理が食べれる。キムチなどのおかずは少ないが。
私はチャジャン麺を注文した。
中央のレジで注文、支払いを済ませると番号が記載されている紙を渡される。
番号掲示板に自分の番号が表示されたら料理を所定のカウンターへ取りに行くシステムだ。
チャジャン麺とたくあんがとてもよく合う。


富川ファンタスティックスタジオがある松内駅は地下鉄1号線でソウル駅から乗り換えなしで行ける。
40分くらいだ。松内駅からはバスがあるようだが、探す時間や待ち時間がもったいないので駅前で待機しているタクシーに乗った。
20分くらいで着いた。やっぱりタクシー早い。運賃は3000W程度だったと記憶している。
入場料を払い、中に入る。
建物一つ抜けるとそこはオープンセットになっていた。
ドラマで見慣れた昔の街のセットが広がっている。
雪があちこちにかなりある。雪は降らなかったのに。
よく見るとそれは雪に見せかけた綿と白い塩のような粉であった。
見事に雪の街の風景が出来ている。
   

それにしても寒い。
屋外のセットだし、風があったのでとても寒かった。
が、やはりここでも自分がドラマの中に入り込んだ感覚が楽しめた。
じっくり楽しんだ後、付近でタクシーを拾い松内駅へ戻る。
富川ファンタスティックスタジオの周辺は大きなマンションが立ち並んでおり交通も多い。
よってタクシーはすぐに捕まえることが出来た。
私が日本人だというとタクシーの運転手はとても珍しがっていた。
  
※左:周辺はマンション街。整然として道路が広くピョンヤンのような風景だ。 右:松内駅

昼前にソウル駅に戻った。
ロッカーに預けた荷物を取り、インチョン空港へ。
ソウル駅前、ビルとビルの間に見える南山タワー、しばらくはこの風景ともお別れである。


おしまい

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